クロツバメシジミ
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クロツバメシジミ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Tongeia fischeri (Eversmann, 1843) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
クロツバメシジミ 黒燕小灰蝶 | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
The Black Cupid | |||||||||||||||||||||||||||
亜種 | |||||||||||||||||||||||||||
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クロツバメシジミ(黒燕小灰蝶、 Tongeia fischeri fischeri)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科に属するチョウの一種。
概要
[編集]小型の灰色のシジミチョウ。翅裏は灰色地で、白い縁取りのある黒点をもつ。また翅の外縁沿いでは黒点が2列に並び、後翅肛角の2個所はそれに加えて赤斑が伴う。ヤマトシジミ、ツバメシジミと似るが、赤斑の位置や、特徴ともなっているたいへん細く短い尾状突起などで、区別はたやすい。翅表は一様な黒色で和名の由来となっている。
人家周辺から低山地で見られる。発生源となっている食草をあまり離れず、付近をちらちら飛翔し、すぐとまる。
幼虫の食草はツメレンゲ・イワレンゲ・タイトゴメ・マンネングサ(ベンケイソウ科)で、母蝶は葉に卵を1つずつ産みつける。
成虫は多化性で年3~4回発生し、5~11月にかけて見られる。越冬態は幼虫。
本種は生息域が分断されており地理的変異が著しく、それぞれの分布域で翅の模様などに特徴が見られる。日本舞踊師範の藤間勘左はそういった本種の差異を研究している。
分布
[編集]国外ではシベリア中~極東、モンゴル、中国大陸東北部、朝鮮半島。
保全状況評価
[編集]- クロツバメシジミ九州沿岸・朝鮮半島亜種 T. f. caudalis
- 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
- クロツバメシジミ東日本亜種 T. f. japonica
- 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
- クロツバメシジミ西日本亜種 T. f. shojii
- 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
(環境省レッドリスト、2012年版)
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 牧林功解説、青山潤三写真『日本の蝶』成美堂出版〈ポケット図鑑〉、1994年。ISBN 4-415-08045-6。
- 日本環境動物昆虫学会編 編『チョウの調べ方』今井長兵衛・石井実監修、文教出版、1998年。ISBN 4938489112。OCLC 170389984。