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クジャクのダンス、誰が見た?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クジャクのダンス、誰が見た?
Who saw the peacock dance in the jungle?
ジャンル サスペンス[1]
漫画
作者 浅見理都
出版社 講談社
掲載誌 Kiss
レーベル KC KISS
発表号 2022年9月号 -
発表期間 2022年7月25日[1] -
巻数 既刊6巻(2024年11月現在)
ドラマ
原作 浅見理都
脚本 金沢知樹
演出 田中健太、青山貴洋
福田亮介、棚澤孝義
製作 TBSスパークルTBS
放送局 TBS系列
放送期間 2025年1月24日 - (予定)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画テレビドラマ
ポータル 漫画テレビドラマ

クジャクのダンス、誰が見た?』(クジャクのダンス、だれがみた?)は、浅見理都による日本漫画作品。『Kiss』(講談社)にて、2022年9月号から連載中[1]

TBS系の「金曜ドラマ」枠でテレビドラマ化され、2025年1月から放送予定[2]

あらすじ

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登場人物

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山下 心麦(やました こむぎ)
本作の主人公[3]。元警察官の父親を殺された娘[3]。父が遺された手紙を手がかりに真相を追う[3]
松風 義輝(まつかぜ よしてる)
弁護士。

作風

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作者の浅見理都の前作『イチケイのカラス』ではコメディ要素があったが、本作にはそれがなく、本格クライムサスペンスとして描かれている[4]ヒンディー語で「ジャングルの中でおどるクジャクのダンス、誰が見た?」ということわざがあり、「目撃者がいなくても価値があると言えるのか」という意味を持つ[4]。タイトルにはこれが使用されており、漫画ライターのちゃんめいによると本作のクジャクのダンスは「事件の真相」にあたり、すべてが伏線に見えるよう描かれている[4]

『Kiss』の編集長の冨澤絵美によると「本格ミステリーを貫く父と子の絆の物語」が描かれている作品で[5]、ブログ「マンガ食堂」の管理人の梅本ゆうこによると「シリアスなクライムサスペンス」であるため、「男女問わずおすすめ」できる作品である[6]

反響・評価

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2022年11月11日に単行本第1巻が発売され[3]、『Kiss』の編集長の冨澤絵美によると発売直後から話題となっていた[5]。2023年9月7日発売の『CREA』(文藝春秋)秋号にて発表された「夜ふかしマンガ大賞2023」にて3位に選出されている[7]。同年12月13日発売の[8]このマンガがすごい!2024』のオンナ編にて4位を獲得している[9]。同誌では「真実にたどり着くために必要な姿勢を語る」場面を「ここがすごい!」と評している[10]

漫画ジャーナリストの加山竜司は本作は「流行の考察系好きには刺さる」作品であるといい、「情感豊かな主人公の表情も◎」と評している[11]

書誌情報

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  • 浅見理都 『クジャクのダンス、誰が見た?』講談社〈KC Kiss〉、既刊6巻(2024年11月13日現在)
    1. 2022年11月11日発売[講 1][3]ISBN 978-4-06-529545-8
    2. 2023年4月13日発売[講 2]ISBN 978-4-06-531248-3
    3. 2023年8月10日発売[講 3]ISBN 978-4-06-532465-3
    4. 2023年12月13日発売[講 4]ISBN 978-4-06-533540-6
    5. 2024年4月12日発売[講 5]ISBN 978-4-06-534940-3
    6. 2024年11月13日発売[講 6]ISBN 978-4-06-537209-8

テレビドラマ

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クジャクのダンス、誰が見た?
Who saw the peacock dance in the jungle?
ジャンル 連続ドラマ
原作 浅見理都
脚本 金沢知樹
演出 田中健太
青山貴洋
福田亮介
棚澤孝義
監修 志保澤利一郎(警察)
市川寛(法律)
出演者 広瀬すず
松山ケンイチ
森崎ウィン
瀧内公美
絃瀬聡一
野村康太
清乃あさ姫
斉藤優(パラシュート部隊
酒井敏也
酒向芳
藤本隆宏
西田尚美
仙道敦子
原日出子
リリー・フランキー
磯村勇斗
音楽 桶狭間ありさ
エンディング Ado「エルフ」
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
プロデュース 中島啓介
内川祐紀
丸山いづみ
製作 TBSスパークル
TBSテレビ
放送
放送チャンネルTBS系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2025年1月24日 - (予定)
放送時間金曜 22:00 - 22:54
放送枠金曜ドラマ
放送分54分
公式サイト
テンプレートを表示

2025年1月24日からTBS系金曜ドラマ」枠で放送予定[2][12]。主演は広瀬すず[2]

キャスト

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主要人物

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山下心麦(やました こむぎ)
演 - 広瀬すず
大学生。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された。
松風義輝(まつかぜ よしてる)
演 - 松山ケンイチ[2]
弁護士。心麦とともに事件を究明する。
山下春生(やました はるお)
演 - リリー・フランキー[13]
心麦の父。元警察官。

周辺人物

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神井孝(かみい たかし)
演 - 磯村勇斗[14]
雑誌「週刊ジダイ」の記者。
波佐見幸信(はさみ ゆきのぶ)
演 - 森崎ウィン[15]
松風の幼なじみで弁護士事務所の共同経営者。
阿南由紀(あなん ゆき)
演 - 瀧内公美[15]
検事。検察庁「本部係」の女性初の検事。
染田進(そめだ すすむ)
演 - 酒井敏也[15]
心麦と春生が通う屋台ラーメン店の店主。
遠藤力郎(えんどう りきろう)
演 - 酒向芳[15]
死刑囚。22年前の資産家一家惨殺事件の犯人。
赤沢正(あかざわ ただし)
演 - 藤本隆宏[15]
春生の捜査一課時代の部下。
赤沢京子(あかざわ きょうこ)
演 - 西田尚美[15]
正の妻。世話好きで料理上手。
赤沢守(あかざわ まもる)
演 - 野村康太[15]
正の息子。警察官。
秋貞隆雄(あきさだ たかお)
演 - 絃瀬聡一[15]
捜査一課の若手刑事。
西陣誠(にしじん まこと)
演 - 斉藤優(パラシュート部隊[15]
東賀山署の刑事。春生の放火殺人事件を担当する。
山下静香(やました しずか)
演 - 仙道敦子[15]
心麦の母。心麦が小学校1年生のときに病気で亡くなった。
木村夏美(きむら なつみ)
演 - 原日出子[15]
心麦の伯母で春生の姉。
ありさ
演 - 清乃あさ姫[15]
心麦の小学校時代からの友人で同じ大学の法学部に通う。

スタッフ

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TBS系 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
ライオンの隠れ家
(2024年10月11日 - 12月20日)
クジャクのダンス、誰が見た?
(2025年1月24日 - 〈予定〉)
-

脚注

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出典

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  1. ^ a b c 「イチケイのカラス」浅見理都の新連載がKissで、父を殺された主人公描くサスペンス”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年7月25日). 2024年11月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 広瀬すず主演で『クジャクのダンス、誰が見た?』実写ドラマ化 共演に松山ケンイチ”. Real Sound | リアルサウンド映画部. blueprint (2024年11月4日). 2024年11月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e 誰が父を殺したのか…?亡き父の死の真相を追う、浅見理都のクライムサスペンス”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年11月11日). 2024年11月4日閲覧。
  4. ^ a b c ちゃんめい (2022年11月30日). “『異郷の爪塗り見習い』『クジャクのダンス、誰が見た?』『カオスゲーム』……漫画ライター・ちゃんめい厳選! 11月のおすすめ新刊漫画”. Real Sound | リアルサウンドブック. blueprint. 2024年11月4日閲覧。
  5. ^ a b 「天まで昇る読後感」「脳バグ体験をぜひ!」くせ者揃いの28タイトル”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年1月30日). 2024年11月4日閲覧。
  6. ^ このマンガ 2023, p. 162, 「総勢49名 各界のマンガ好きが選ぶ このマンガがすごい!オンナ編」梅本ゆうこ
  7. ^ 田沼朝「いやはや熱海くん」がCREAの「夜ふかしマンガ大賞」1位を獲得”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年9月7日). 2024年11月4日閲覧。
  8. ^ このマンガがすごい!「ダイヤモンドの功罪」「うみべのストーブ」が今年の1位に”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年12月11日). 2024年11月4日閲覧。
  9. ^ このマンガ 2023, p. 14, 「オンナ編 TOP20」
  10. ^ このマンガ 2023, p. 69, 「オンナ編第4位 クジャクのダンス、誰が見た?」
  11. ^ このマンガ 2023, p. 151, 「総勢51名 各界のマンガ好きが選ぶ このマンガがすごい!オトコ編」加山竜司
  12. ^ a b Ado『クジャクのダンス、誰が見た?』主題歌を担当 主演・広瀬すず「なんだか心が救われた気分です」”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年12月21日). 2024年12月21日閲覧。
  13. ^ リリー・フランキーが広瀬すずの父親役で「クジャクのダンス、誰が見た?」出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年11月17日). 2024年11月17日閲覧。
  14. ^ 磯村勇斗、TBS金曜ドラマに1年ぶり凱旋「脚本を読む手が止まらない」”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年11月25日). 2024年11月25日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g h i j k l 広瀬すず主演ドラマ「クジャクのダンス」森崎ウィン、瀧内公美ら新キャスト12名解禁”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年12月21日). 2024年12月21日閲覧。

講談社コミックプラス

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以下の出典は講談社コミックプラス(講談社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ 『クジャクのダンス、誰が見た?(1)』(浅見 理都)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年11月4日閲覧。
  2. ^ 『クジャクのダンス、誰が見た?(2)』(浅見 理都)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年11月4日閲覧。
  3. ^ 『クジャクのダンス、誰が見た?(3)』(浅見 理都)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年11月4日閲覧。
  4. ^ 『クジャクのダンス、誰が見た?(4)』(浅見 理都)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年11月4日閲覧。
  5. ^ 『クジャクのダンス、誰が見た?(5)』(浅見 理都)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年11月4日閲覧。
  6. ^ 『クジャクのダンス、誰が見た?(6)』(浅見 理都)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年11月13日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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漫画
テレビドラマ