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フロックス属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クサキョウチクトウ属
Phlox douglasii
Phlox douglasii(2004年)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: ハナシノブ科 Polemoniaceae
亜科 : ハナシノブ亜科 Polemonioideae
: Phlocideae
: クサキョウチクトウ属 Phlox
学名
Phlox
L. (1753)
シノニム
  • P. sect. Divaricatae
  • P. sect. Phlox
  • P. sect. Pulvinatae

フロックス属(フロックスぞく、学名: Phloxフロクス属[1])またはクサキョウチクトウ属[2][3]は、ハナシノブ科の一つ。現在[いつ?]67が知られており[要出典]越冬一年草のものと多年生植物のものがある。

形態・生態

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P. glaberrima のように1.5mの高さに成長するものもあるが、概して草丈の低いものが多く、ツルハナシノブ英語版シバザクラのように数cm程の高さにしかならない種も多い。

チョウ幼虫食料となり、ウサギシカの主要なになることもある[要出典]

は5弁で、花色には濃淡の藤色・明るいなどがある。早春開花するものと、からに開花するものがある。花は肥沃に育てられるほどその種子も大きくなる。

分布

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主に北アメリカ原産で、いくつかの種は北東アジアを原産地とする。高山帯から森林草原地帯まで幅広く生息している。

日本では三種類のフロックスが栽培されている。一種類目は葉の形が夾竹桃に似ている「草夾竹桃」(P. paniculata L.)。花の香りが花魁のおしろいに似ていることから別名「花魁草」とも呼ばれる。二種類目は「花詰草」「芝桜」(P. subulata L.)で、日本では最も親しまれている。三種類目は桔梗撫子(P. drummondii Hook.)[4]

人間との関わり

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キキョウナデシコクサキョウチクトウ(宿根フロックス)、シバザクラなど、花卉として重要なものがいくつかある。

フロックス属は水はけの良い土壌と半日陰での栽培が最も適している。

下位分類

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注と出典

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  1. ^ a b c d e 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年、174頁。ISBN 978-4-900358-61-4 
  2. ^ a b c 米倉浩司『日本維管束植物目録 = An Enumeration of the Vascular Plants of Japan』邑田仁監修、北隆館、2012年、258頁。ISBN 978-4-8326-0970-9 
  3. ^ 米倉浩司『維管束植物分類表 = Syllabus of the Vascular Plants of Japan』邑田仁監修、北隆館、2013年、93頁。ISBN 978-4-8326-0975-4 
  4. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、199頁。 

関連項目

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外部リンク

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