キングズ・インディアン・アタック
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キングズ・インディアン・アタック
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キングズ・インディアン・アタック (King's Indian Attack) は、チェスのオープニングの1つ。黒の指し手に関係なく1. Nf3, 2. g3, 3. Bg2, 4. 0-0, 5. d3, 6. Nbd2, 7. e4と指して出来た形(右図参照)がキングズ・インディアン・アタックの基本形である[脚注 1]。King's Indian Attackの頭文字をとってKIAと略されることもある。レティ・オープニングから変化することが多い他、カロ・カン・ディフェンス等のキング・ポーン・ゲーム[脚注 2]でdファイルのポーンをd4まで進めずd3で止めた場合[脚注 3]にもこのオープニングになることがある[脚注 4][1]。またバード・オープニングから変化することもある[1]。
レティ・オープニングからの変化
[編集]レティ・オープニングからの変化
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1. Nf3 d5 2. g3 Nf6 3. Bg2 Bf5 4. 0-0 e6 5. d3 c6 6. Nbd2 Na6 7. e4[3]
キング・ポーン・ゲームからの変化
[編集]キング・ポーン・ゲームからの変化
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1. e4 e6 2. d3 d5 3. Nd2 Nf6 4. g3 c5 5. Bg2 Nc6 6. Ngf3 Be7 7. 0-0[4]
1967年に指されたフィッシャー対ミャグマルスレン戦より[4]。フレンチ・ディフェンスから変化してこのオープニングになった。
バード・オープニングからの変化
[編集]バード・オープニングからの変化
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1. f4 d5 2. g3 Nf6 3. Bg2 c5 4. Nf3 Nc6 5. c3 g6 6. 0-0 Bg7 7. d3 0-0 8. Nbd2[1]
eファイルのポーンがe2に置かれたままでcファイルとfファイルのポーンが進んでいる点が基本形と異なるが、この形もキングズ・インディアン・アタックである[1]。
参考文献
[編集]- 有田謙二 著 『チェス・マスター・ブックス 1 定跡と戦い方』 河出書房新社、1980年1月25日初版発行、1995年10月25日改訂版初版発行[脚注 5]、2010年9月30日新装版初版発行[脚注 6]
- 有田謙二 著 『チェス・マスター・ブックス 5 やさしい実戦集』 河出書房新社、1976年6月15日初版発行