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キラーアビリティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キラーアビリティ
2022年日本ダービー
欧字表記 Killer Ability[1]
香港表記 絶技
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2019年1月27日(5歳)[1]
ディープインパクト[1]
キラーグレイシス[1]
母の父 Congaree[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)キャロットファーム[1]
調教師 斉藤崇史栗東[1]
競走成績
生涯成績 16戦3勝
中央:15戦3勝[1]
海外:1戦0勝
獲得賞金 2億87万9200円[2]
中央:1億4431万8000円[1]
SAU:40万米ドル[3]
(2024年9月22日現在)
勝ち鞍
GI ホープフルS 2021年
GIII 中日新聞杯 2022年
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キラーアビリティ(欧字名:Killer Ability2019年1月27日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2021年ホープフルステークス2022年中日新聞杯

馬名の由来は「素晴らしい能力、才能」。母名、一族名より連想[4]

戦績

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デビュー前

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2019年1月27日、北海道安平町ノーザンファームにて誕生。一口馬主法人「キャロットクラブ」より総額1億円(1口25万円×400口)で募集された[4]

2歳(2021年)

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2021年8月28日の小倉競馬場での2歳未勝利戦(芝2000m)に鞍上岩田望来で出走。1番人気に応えて7馬身差で初勝利を挙げた。勝ち時計1分59秒5は2歳コースレコードであった[5]。10月30日の阪神競馬場での萩ステークス(芝1800m)では、1番人気に支持されるも、ゴール直前でダノンスコーピオンに交わされて2着に終わった[6]

12月28日に中山競馬場で行われたホープフルステークスには、鞍上横山武史で出走、2番人気に支持された。道中は折り合いをつけて好位で進むと、直線で抜け出して優勝。重賞初勝利をGIで果たした[7]。勝ちタイム2分0秒6は、GI昇格後のホープフルステークスのレースレコードとなった[8]

3歳(2022年)

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3歳初戦として、皐月賞に出走。外有利の馬場コンディションもあって伸びを欠き着外に[9]

その後は競馬の祭典、日本ダービーG1に出走。直線は馬場の大外から良い末脚を繰り出し、大外から少しづつ差を詰めジリジリ追い込み6着に入線。2歳時に未勝利戦を7馬身差のレコード勝ちや、2歳暮れの若駒のG1ホープフルステークスを勝ったG1勝ち馬としてのプライドを見せ、皐月賞馬ジオグリフらに先着。前走の皐月賞G1からの巻き返しを見せ、その後の復活のきっかけを掴んだ。

暮れの3歳末には中日新聞杯G3に出走。初の古馬との対戦となったが、馬群の中から一気に抜け出し、約1年ぶりの重賞制覇を成し遂げ、完全復活をアピールした。

5歳(2024年)

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5歳初戦として、国際招待競走のG2サウジアラビア・ネオムターフカップに出走。1着賞金120万米ドル・賞金総額200万米ドル。8番人気で迎えたレースでは内側のインコースで脚を溜め、直線で抜け出して2着に好走。復活の狼煙をあげた[10]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2021.06.27 阪神 2歳新馬 芝1800m(良) 11 8 10 003.90(2人) 05着 R1:48.4(35.6) -0.5 0C.ルメール 54 レッドベルアーム 466
0000.08.28 小倉 2歳未勝利 芝2000m(良) 9 7 7 001.50(1人) 01着 R1:59.5(34.2) -1.1 0岩田望来 54 (パーソナルハイ) 466
0000.10.30 阪神 萩S L 芝1800m(良) 6 4 4 001.50(1人) 02着 R1:48.5(33.6) -0.0 0岩田望来 54 ダノンスコーピオン 470
0000.12.28 中山 ホープフルS GI 芝2000m(良) 15 3 5 003.10(2人) 01着 R2:00.6(35.8) -0.2 0横山武史 55 ジャスティンパレス 468
2022.04.17 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 2 4 007.60(4人) 13着 R2:00.6(35.0) -0.9 0横山武史 57 ジオグリフ 468
0000.05.29 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 8 16 033.40(8人) 06着 R2:22.9(34.5) -1.0 0横山武史 57 ドウデュース 460
0000.11.06 東京 AR共和国杯 GII 芝2500m(良) 18 3 6 003.80(2人) 08着 R2:31.6(33.8) -0.5 0C.デムーロ 55 ブレークアップ 470
0000.12.10 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 18 1 1 007.60(5人) 01着 R1:59.4(34.0) -0.0 0団野大成 56 マテンロウレオ 470
2023.02.12 阪神 京都記念 GII 芝2200m(良) 13 6 9 006.80(3人) 05着 R2:11.8(35.0) -0.9 0B.ムルザバエフ 56 ドウデュース 474
0000.04.02 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 6 12 041.1(11人) 13着 R1:58.3(35.2) -0.9 0団野大成 58 ジャックドール 474
0000.05.07 新潟 新潟大賞典 GIII 芝2000m(不) 16 5 10 013.40(7人) 05着 R2:05.8(37.1) -2.0 0北村友一 59 カラテ 474
0000.10.21 東京 富士S GII 芝1600m(良) 12 7 10 032.9(10人) 12着 R1:33.1(34.3) -1.7 0横山武史 57 ナミュール 470
0000.12.09 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 17 6 12 014.90(8人) 04着 R1:59.0(34.3) -0.2 0B.ムルザバエフ 59 ヤマニンサルバム 478
2024.02.24 KAA ネオムターフカップ G2 芝2100m(良) 13 8 8 006.80(8人) 02着 R2:07.10(35.0) -0.1 0C.デムーロ 57 Spirit Dancer 474
0000.03.31 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 6 12 082.4(14人) 15着 R2:00.2(36.0) -2.0 0北村友一 58 ベラジオオペラ 478
0000.09.22 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 15 5 9 056.6(11人) 10着 R2:12.4(34.3) -0.6 0団野大成 57 レーベンスティール 482
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
  • 競走成績は2024年9月22日現在

血統表

[編集]
キラーアビリティ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系ヘイロー系
[§ 2]

ディープインパクト
2002 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair
1991 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere

*キラーグレイシス
Killer Graces
2009 栗毛
Congaree
1998 栗毛
*アラジ Blushing Groom
* ダンスールファビュルー
Mari's Sheba Mari's Book
Sheba Little
母の母
Heatherdoesntbluff
2003 黒鹿毛
Old Trieste A.P. Indy
Lovlier Linda
Michigan Bluff Skywalker
*ミドルフォークラピッヅ
母系(F-No.) 1号族(FN:1-s) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5×5 = 9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [14]
  3. ^ [13]
  4. ^ [13][14]


脚注

[編集]

注釈

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出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o キラーアビリティ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年2月25日閲覧。
  2. ^ 競走馬情報 - キラーアビリティ”. 日本中央競馬会. 2024年3月17日閲覧。
  3. ^ 2024 サウジカップ開催 施行競走 登録要綱”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2024年2月25日閲覧。
  4. ^ a b キャロットクラブ キラーアビリティ”. 2021年12月28日閲覧。
  5. ^ キラーアビリティ、2歳コース新で7馬身差圧勝/小倉2R”. 日刊スポーツ. 2021年12月29日閲覧。
  6. ^ 【萩S】ダノンスコーピオン 無傷の2連勝 川田「出し切ってくれた」”. デイリースポーツ. 2021年12月29日閲覧。
  7. ^ キラーアビリティが優勝 横山武はGI年間5勝目―競馬ホープフルS”. 時事ドットコムニュース. 2021年12月29日閲覧。
  8. ^ 【ホープフルS】横山武キラーアビリティがレースレコードで圧勝”. サンケイスポーツ. 2021年12月29日閲覧。
  9. ^ “【皐月賞】試練続く横山武史 キラーアビリティ13着大敗「ゲートがすべて」”. 東スポ競馬. https://tospo-keiba.jp/breaking_news/12647 2022年4月20日閲覧。 
  10. ^ https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.nikkansports.com/m/keiba/news/amp/202402250000067.html%3Fusqp%3Dmq331AQGsAEggAID
  11. ^ ヤマニンサルバム 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年12月12日閲覧。
  12. ^ キラーアビリティの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年12月12日閲覧。
  13. ^ a b c 血統情報:5代血統表|キラーアビリティ|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年1月12日閲覧。
  14. ^ a b キラーアビリティの血統表|競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年1月12日閲覧。

外部リンク

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