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キャッスル号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キャッスル号(弘南バス)
キャッスル号(弘南バス)
キャッスル号(JRバス東北)
キャッスル号(JRバス東北)
キャッスル号(宮城交通)
キャッスル号(宮城交通)

キャッスル号(キャッスルごう)は宮城県仙台市青森県弘前市を結ぶ昼行高速バスである。名称は、仙台に「仙台城(青葉城)」、弘前に「弘前城」がある(あった)ので、「」を意味する「castle」から名づけられた。

全席指定のため事前予約が必要。当路線は、ブルーシティ号(仙台 - 青森線)やうみねこ号(仙台 - 八戸線)とは異なり、運行開始当初から全席指定である。

運行会社

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運行経路

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運行回数

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  • 1日6往復(各社2往復)。

運賃

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※2024年6月1日現在。

  • 大人片道6,000円、往復11,000円。
    • 往復割引券は10日間有効。

2010年11月1日 - 2011年3月17日までの間(ただし、繁忙期となる2010年12月17日 - 2011年1月10日の間を除く)、東北新幹線の全線開業を踏まえて高速バスの割安感を知ってもらうために、期間限定で運賃を値下げする「サンキューキャンペーン」を実施した[1]。以下の期間は大人片道運賃に限り値下げを行った。

歴史

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  • 1989年平成元年)6月16日 - 1日3往復(各社1往復)で運行開始[2]。所要時間4時間[2]
  • 1992年(平成4年)5月10日 - トイレ付き車両の運行を開始。
  • 199x年[いつ?] - 往復割引乗車券販売開始。
  • 2000年(平成12年)8月1日 - 1日6往復(各社2往復)に増便[3]
  • 2003年(平成15年)
  • 2010年(平成22年)11月1日 - 1日6往復(各社2往復)に減便。「サンキューキャンペーン」として、繁忙期を除く2011年3月17日までの期間限定で大人片道運賃を値下げ。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月11日 - 東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響により運休。
    • 3月17日 - (運休中に「サンキューキャンペーン」最終日を迎える)
    • 3月18日 - 同日より弘南バスが臨時便(1日1往復)で運行再開。弘前6時40分発、仙台21時45分発で、座席定員制(予約不可)[4]
    • 3月19日 - 再開後の運行に対する問い合わせが殺到したため、翌日便以降の予約を受付開始[5]
    • 3月20日 - 予約制開始。
    • 3月28日 - 宮城交通・JRバス東北も運行を再開。3社合計で1日4往復。
    • 3月30日 - 3社合計で1日5往復に増便。
    • 6月1日 - 同日より通常運行に復旧。
  • 2014年(平成26年)
    • 4月1日 - 消費税増税に伴う運賃改定。大人片道5,240円、往復8,230円となる[6]
    • 7月1日 - 運賃改定。大人片道5,400円、往復8,800円となる[7][8]
  • 2019年令和元年)6月21日 - 運賃改定。大人片道5,700円、往復9,400円となる[9][10]
  • 2020年(令和2年)
  • 2021年(令和3年)
    • 1月18日 - この日より一部便(1往復、JRバス東北担当便)を運休[15]
    • 4月1日 - この日より一部便(1往復、JRバス東北担当便)の運行を再開[16]
    • 6月1日 - この日から、JRバス東北担当便のみ仙台駅東口発着となる(宮交仙台高速バスセンターは引き続き停車)[17]
  • 2022年(令和4年)
    • 4月1日 - この日より当面の間、一部便(1往復、JRバス東北担当便)を運休[18]
    • 6月6日 - この日より当面の間、一部便(1往復、宮城交通担当便)を運休[19]
    • 7月1日 - この日より当面の間、一部便(1往復、JRバス東北担当便)を運休[20][19]
  • 2023年(令和5年)4月1日 - 運賃改定。往復運賃を9,400円から10,000円に値上げ[21]
  • 2024年(令和6年)6月1日 - 運賃改定[22]

使用車両

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  • 原則としてトイレ付き4列シート車で運行される(増発便などトイレのない車両で運行される場合もある)。

使用車両画像一覧

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利用状況

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年度 運行日数 運行便数 年間輸送人員 1日平均人員 1便平均人員
2002(平成14)年度 365 4,630 96,885 265.4 20.9
2003(平成15)年度 366 6,572 100,165 273.7 15.2
2004(平成16)年度 365 6,705 102,613 281.1 15.3
2005(平成17)年度 365 6,782 104,242 285.6 15.4
2006(平成18)年度 365 6,676 107,760 295.2 16.1
2007(平成19)年度 366 6,724 105,674 288.7 15.7

脚注

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  1. ^ “弘前・青森 - 仙台間高速バスを期間限定値下げ/弘南バス”. 陸奥新報. (2010年9月22日). http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/09/13250.html 2010年11月1日閲覧。 
  2. ^ a b “仙台-弘前間高速バス 来月16日スタート”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年5月24日) 
  3. ^ “仙台-弘前線 来月から倍増”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2000年7月25日) 
  4. ^ “盛岡、仙台へ臨時便/弘南バス”. 東奥日報. (2011年3月16日). http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110316194409.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f 2011年3月17日閲覧。 
  5. ^ “弘南臨時高速バス 20日以降予約制”. 東奥日報. (2011年3月17日). http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110317194235.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f 2011年3月17日閲覧。 
  6. ^ 【宮城交通】 高速バス 主な区間の運賃表(2014年4月1日改正)(宮城交通) (PDF)
  7. ^ 運賃改定のお知らせ” (PDF). 弘南バス (2014年6月1日). 2024年6月8日閲覧。
  8. ^ 平成26年7月1日 高速「仙台~青森線」「仙台~弘前線」 新運賃(宮城交通 2014年6月1日) (PDF)
  9. ^ 高速バス 6月21日運賃改定のお知らせ”. 宮城交通 (2019年5月20日). 2019年6月22日閲覧。
  10. ^ 【高速バス】2019年6月21日に運賃改定を実施します”. ジェイアールバス東北 (2019年5月20日). 2019年6月22日閲覧。
  11. ^ 【重要】高速バスの運休及び減便について(令和2年4月21日 20時00分現在)”. 弘南バス (2020年4月21日). 2020年4月25日閲覧。
  12. ^ 高速仙台弘前線 4/24からの時刻表” (PDF). 宮城交通 (2020年4月24日). 2020年4月25日閲覧。
  13. ^ 高速仙台弘前線 2020年7月10日、11日からの時刻表” (PDF). 宮城交通. 2020年7月13日閲覧。
  14. ^ 【高速バス】運行内容の変更について(12.1~)”. 宮城交通 (2020年11月30日). 2020年12月6日閲覧。
  15. ^ 【運行情報】高速バスの減便について(1/14 更新)”. ジェイアールバス東北 (2021年1月14日). 2021年1月24日閲覧。
  16. ^ 【お知らせ】「弘前仙台線」の運行再開について”. ジェイアールバス東北 (2021年3月15日). 2021年4月4日閲覧。
  17. ^ 【高速バス】キャッスル号(JRバス運行便)の乗降場所追加について”. 弘南バス (2021年5月7日). 2021年6月5日閲覧。
  18. ^ 【運行情報】仙台-弘前線(キャッスル号)一部便の運休について(4月1日)”. ジェイアールバス東北 (2022年3月15日). 2022年4月5日閲覧。
  19. ^ a b 【高速バス 郡山線、弘前線、酒田線】一部便運休のお知らせ”. 宮城交通 (2022年5月27日). 2022年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月6日閲覧。
  20. ^ 【運行情報】仙台-弘前線(キャッスル号)一部便の運休について”. ジェイアールバス東北 (2022年5月27日). 2022年7月3日閲覧。
  21. ^ 【高速バス】弘前仙台線 キャッスル号の運賃改定について”. 弘南バス (2023年2月14日). 2023年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月24日閲覧。
  22. ^ 【高速バス】弘前仙台線 キャッスル号の運賃改定について”. 弘南バス (2024年4月15日). 2024年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月8日閲覧。

外部リンク

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