ブルーシティ号
表示
ブルーシティ号(ブルーシティごう)は宮城県仙台市と青森県青森市を結ぶ昼行高速バスである。
全ての座席が指定のため、乗車には事前の予約が必要。
運行会社
[編集]過去の運行会社
[編集]- ジェイアールバス東北(青森支店/青森ナンバー)
- JRバス東北は行路を仙台支店から青森支店へ移管したため、撤退まで午後に青森を出て仙台滞泊→翌朝に仙台を出発し青森へ戻る行路となっていた。JRバス東北の乗務員運用の変遷は以下のとおりであった。なお、角田営業所が担当していた時期は、ブルーシティ号の前後に一般路線バス(仙台南線、磐城角田 - 仙台)を運行していた(一時期を除き、ブルーシティ号の車両をそのまま運用した)。
運行経路
[編集]仙台駅前(宮交仙台高速バスセンター) - (仙台西道路) - (仙台宮城IC) - (東北自動車道) - 牡丹平(高速黒石) - 羽黒平(高速浪岡) - (青森自動車道) - (青森中央IC) - (青森中央大橋) - 青森駅前(8番のりば)
運行回数
[編集]- 1日3往復(各社1往復)。
- 運行担当便は、1年おきにローテーションされる。
各社の運用
[編集]運行開始当初は、午前に自社車庫を出て午後に戻るという行路のみであったが、2001年8月1日に2往復増便されたことにより、増便分(日中出発の2往復)を仙台方2社と青森方2社で1日交代で運行するようになった。上下とも出発時刻の遅い便を出発地側の会社が担当し、各社が1日おきに仙台か青森へ滞泊運用をしていた(減便前日の2010年10月31日まで)。2018年4月現在では、十和田観光電鉄運行便が日帰りツーマン行路、宮城交通が青森滞泊、弘南バスが仙台に滞泊するワンマン行路である(冬期間は高速道路通行止め時の迂回運行を容易に行うため滞泊運用も2人乗務になることがある)。
弘南バス・十和田観光電鉄担当便は仙台到着後、宮城交通仙台北営業所に入庫・休憩となる。また宮城交通担当便は青森到着後、弘南バス青森営業所に入庫・休憩となる。
運賃
[編集]※2019年6月21日現在
- 仙台 - 青森・ 羽黒平(浪岡)・牡丹平(黒石)間:大人片道6,200円(A設定日)、5,800円(B設定日)、5,100円(C設定日)、4,100円(D設定日)
歴史
[編集]- 1989年(平成元年)10月2日 - 運行開始(1日4往復)。
- 1993年(平成5年)5月10日 - トイレ付き車両の運行を開始。
- 1995年(平成7年)7月1日 - 羽黒平・牡丹平での客扱い開始。
- 2000年頃 - 往復割引乗車券(9,000円)発売開始。この頃より予約定員制(自由席)から予約指定制(指定席)へ変更。
- 2001年(平成13年)8月1日 - 1日6往復に増便。
- 2002年(平成14年)12月1日 - 往復割引乗車券を8,000円に値下げ。
- 2003年(平成15年)4月1日 - JRみどりの窓口での乗車券発売廃止。
- 2010年(平成22年)11月1日 - 1日4往復に減便。2011年(平成23年)3月17日までの間、東北新幹線の全線開業を踏まえて高速バスの割安感を知ってもらうために、期間限定で運賃を値下げする「サンキューキャンペーン」を実施[1]。この期間の運賃は以下のとおり(青森・羽黒平(浪岡)・牡丹平(黒石)ともに同額)。
- 2011年(平成23年)
- 2014年(平成26年)
- 2016年(平成28年)11月1日 - この日乗車分から『カレンダー運賃』適用。これにより、平日通常期の片道運賃が値下げされる一方、平日通常期の「仙台 - 青森」間の実質の往復運賃と同区間の繁忙期の片道運賃を除く運賃が値上げとなる。同時に往復割引運賃も廃止[8]。
- 2017年(平成29年)11月1日 - 運賃改定。カレンダー運賃を細分化[9]。
- 2018年(平成30年)4月1日 - JRバス東北が撤退[10] し、利用状況を踏まえ1日3往復に減便[11]。
- 2019年(令和元年)6月21日 - 運賃改定[12]。
- 2020年(令和2年)
- 2024年(令和6年)4月1日 - ダイヤ改正を実施し宮城交通担当便の運行時間を変更し、運休する便(宮城交通)の時間を変更する[18]。
使用車両
[編集]原則としてトイレ付き4列シート車で運行される(増発便などトイレのない車両で運行される場合もある)。
- 過去の車両
-
弘南バス
三菱ふそう・エアロバス -
十和田観光電鉄
いすゞ・スーパークルーザー -
十和田観光電鉄
いすゞ・スーパークルーザー -
宮城交通
三菱ふそう・エアロバス -
宮城交通
いすゞ・ガーラ -
JRバス東北
三菱ふそう・エアロバス(クィーンバージョン) -
JRバス東北
いすゞ・ガーラ
利用状況
[編集]年度 | 運行日数 | 運行便数 | 年間輸送人員 | 1日平均人員 | 1便平均人員 |
2002(平成14)年度 | 365 | 4,404 | 74,628 | 204.5 | 16.9 |
2003(平成15)年度 | 366 | 4,457 | 70,989 | 194.0 | 15.9 |
2004(平成16)年度 | 365 | 4,514 | 70,301 | 192.6 | 15.6 |
2005(平成17)年度 | 365 | 4,567 | 70,630 | 193.5 | 15.5 |
2006(平成18)年度 | 365 | 4,526 | 69,850 | 191.4 | 15.4 |
2007(平成19)年度 | 366 | 4,533 | 69,504 | 189.9 | 15.3 |
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “弘前・青森 - 仙台間高速バスを期間限定値下げ/弘南バス”. 陸奥新報. (2010年9月22日) 2010年11月1日閲覧。
- ^ “生活情報/バス”. 河北新報. (2011年3月22日) 2011年3月22日閲覧。
- ^ “地震による高速バスの運行状況「高速バス青森~仙台線(ブルーシティ号)一部運行再開のお知らせ」”. 十和田観光電鉄 (2011年3月21日). 2011年3月22日閲覧。
- ^ “高速 青森-仙台線 3/22から一部運行再開”. ジェイアールバス東北 (2011年3月21日). 2011年3月22日閲覧。
- ^ 【宮城交通】 高速バス 主な区間の運賃表(2014年4月1日改正)(宮城交通) (PDF)
- ^ 平成26年7月1日 高速「仙台~青森線」「仙台~弘前線」新運賃(宮城交通 2014年6月1日) (PDF)
- ^ 仙台 - 弘前間(キャッスル号)と同額。
- ^ “高速バス『ブルーシティ号』はカレンダー運賃に変わります”. 弘南バス (2016年9月30日). 2016年10月19日閲覧。
- ^ “青森-仙台を結ぶ高速バス『ブルーシティ号』のカレンダー運賃が更にお得に!”. 弘南バス (2017年10月4日). 2017年11月15日閲覧。
- ^ “4/1 高速バスのダイヤ改正について”. ジェイアールバス東北 (2018年2月27日). 2018年4月8日閲覧。
- ^ “☆高速バス『ブルーシティ号』のダイヤ改正のお知らせ”. 弘南バス (2018年2月28日). 2018年4月8日閲覧。
- ^ “高速バス 6月21日運賃改定のお知らせ”. 宮城交通 (2019年5月20日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ “【青森線】4.17~6.30運休のお知らせ”. 宮城交通 (2020年4月10日). 2020年4月18日閲覧。
- ^ “【重要】高速バスの運休及び減便について(令和2年4月17日 20時45分現在)”. 弘南バス (2020年4月17日). 2020年4月18日閲覧。
- ^ “高速バスの運休について” (PDF). 十和田観光電鉄 (2020年4月10日). 2020年4月18日閲覧。
- ^ “高速 仙台~青森線(ブルーシティ号) 2020年7月1日からの時刻表” (PDF). 宮城交通. 2020年7月2日閲覧。
- ^ “高速バスの運行について” (PDF). 十和田観光電鉄 (2020年7月1日). 2020年7月2日閲覧。
- ^ 弘南バス 【高速バス】青森仙台線(ブルーシティ号)のダイヤ改正について
外部リンク
[編集]