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ガストリック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ガストリック
第27回東京スポーツ杯2歳ステークス出走時
(2022年11月19日)
欧字表記 Gastrique[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2020年2月12日(4歳)[1]
抹消日 2024年10月10日
ジャスタウェイ[1]
エーシンエポナ[1]
母の父 Curlin[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[1]
生産者 栄進牧場[1]
馬主 前田幸治[1]
調教師 上原博之美浦[1]
競走成績
生涯成績 5戦2勝[1]
獲得賞金 4538万5000円[1]
勝ち鞍
GII 東京スポーツ杯2歳S 2022年
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ガストリック(欧字名:Gastrique2020年2月12日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2022年東京スポーツ杯2歳ステークス

馬名の意味は、フランス料理の隠し味[2]

デビュー前

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2021年のセレクションセール1歳に上場され、1600万円(税別)で前田幸治に落札された[3]

戦績

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2歳(2022年)~3歳(2023年)

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10月23日に東京競馬場で行われた2歳新馬戦(芝1800m・13頭)で永野猛蔵を鞍上にデビュー。レースでは最後方からとなったが、直線で外から一気に追い込み抜け出そうとしていた6番人気ダニーデンを差し切り、これに1馬身半差をつけ優勝した[4]

続いて11月19日に東京競馬場で行われた東京スポーツ杯2歳ステークス(GII)に出走。このレースは日本ダービー馬ワグネリアン、無敗の三冠馬コントレイルや3歳馬にして天皇賞(秋)を制したイクイノックスなどを輩出しており、出世レースとの呼び声も高い[5]。鞍上には新たに三浦皇成を迎え、5番人気に推された。レースでは後方からとなったが、直線で内目を突き外から追い込んだ2番人気ダノンザタイガーとのゴール前勝負を制して、これにクビ差をつけ優勝。デビューからの連勝で重賞初制覇を果たした[6]。鞍上の三浦は「非常に良い背中をしていて、まだ緩さがあって頼りない部分もありますが、スピードに乗ったときの沈み方に関しては『なかなかこんな馬はいない』という感触を受けていたので、レースを楽しみにしていました。初戦は後方から外を回す競馬でしたが、今回は馬群の中から間を割って、次の大きな舞台につながるいいレースができたと思います。」とコメント。管理する上原博之調教師は「馬の様子を見て、何もなければ次はホープフルステークスに向かいたいと思います。まだ良くなる可能性がある馬です。王道を行ってくれたらと思います。将来、楽しみです」と述べ、年末に行われる2歳GIのホープフルステークスに向かうことを明かした[7]

12月28日に行われたホープフルステークスでは終始後方のまま見せ場なく16着と大敗[8]。その後、脚部不安を発症したため長期の休養に入った。

4歳(2024年)

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7月27日に行われた関越ステークスで1年7か月ぶりに実戦復帰し、中団追走も直線で伸びを欠き7着に敗れる。続くケフェウスステークスでは好位でレースを進めたが直線で全く伸びず9着に終わる。10月10日付けでJRAの競走馬登録を抹消され、現役を引退した[9]。引退後は美浦トレーニングセンターの乗馬苑で乗馬となる予定[10]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022.10.23 東京 2歳新馬 芝1800m(良) 13 1 1 009.00(4人) 01着 R1:49.8(33.3) -0.3 0永野猛蔵 54 (ダニーデン) 516
0000.11.19 東京 東スポ杯2歳S GII 芝1800m(良) 11 3 3 012.40(5人) 01着 R1:45.8(34.0) -0.1 0三浦皇成 55 (ダノンザタイガー) 510
0000.12.28 中山 ホープフルS GI 芝2000m(良) 18 5 10 007.90(4人) 16着 R2:02.8(35.1) -1.3 0三浦皇成 55 ドゥラエレーデ 518
2024.07.27 新潟 関越S OP 芝1800m(良) 15 5 8 047.40(8人) 07着 R1:44.8(34.3) -0.8 0幸英明 57 クルゼイロドスル 540
0000.09.14 中京 ケフェウスS OP 芝2000m(良) 11 7 9 005.60(4人) 09着 R2:00.0(35.5) -1.8 0三浦皇成 57 フライライクバード 536

血統表

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ガストリック血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系/ヘイロー系
[§ 2]

ジャスタウェイ
2009 鹿毛
父の父
ハーツクライ
2001 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アイリッシュダンス *トニービン
*ビューパーダンス
父の母
シビル
1999 鹿毛
Wild Again Icecapade
Bushel-n-Pack
*シャロン Mo Exception
Double Wiggle

*エーシンエポナ
2010 鹿毛
Curlin
2004 栗毛
Smart Strike Mr. Prospector
Classy 'n Smart
Sherriff's Deputy Deputy Minister
Barbarika
母の母
Wild Gams
2003 鹿毛
Forest Wildcat Storm Cat
Victoria Beauty
Diamonds and Legs Quiet American
Ah Love
母系(F-No.) (FN:12-c) [§ 3]
5代内の近親交配 なし [§ 4]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [14][15]
  3. ^ [13]
  4. ^ [13]


脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ガストリック”. JBISサーチ. 2022年11月19日閲覧。
  2. ^ 競走馬情報 - ガストリック”. 日本中央競馬会. 2022年11月19日閲覧。
  3. ^ JRA競走に勝ったセール出身馬紹介(2022/11/19-20、ガストリックが東スポ2歳S優勝)”. 馬市.com (2022年11月20日). 2023年7月27日閲覧。
  4. ^ “【東京5R新馬戦結果】ガストリックが強烈な末脚でしんがり一気を決める”. netkeiba.com. https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=210842 2022年11月19日閲覧。 
  5. ^ “【東スポ杯2歳S】ガストリックがV 三浦「なかなかこういう馬はいない」次走はG1ホープフルSへ”. スポーツニッポン. https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2022/11/19/kiji/20221119s00004048407000c.html 2022年11月19日閲覧。 
  6. ^ “【東京スポーツ杯2歳S結果】ガストリックが追い比べを制しデビュー2連勝”. netkeiba.com. https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=213732 2022年11月19日閲覧。 
  7. ^ “【東京スポーツ杯2歳S】(東京)馬場の間から伸びたガストリックが連勝で重賞初制覇”. ラジオNIKKEI. https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/post_28003.html 2022年11月19日閲覧。 
  8. ^ 【ホープフルS】まさか…ガストリック16着 三浦「うまく乗れず申し訳ない」“109度目の正直”ならずnetkeiba.com、2022年12月28日配信・閲覧
  9. ^ ガストリックが競走馬登録を抹消 2022年の東京スポーツ杯2歳S覇者東スポ競馬web(東京スポーツ)、2024年10月10日配信・閲覧
  10. ^ ガストリックの競走馬登録抹消日本中央競馬会、2024年10月11日配信・閲覧
  11. ^ ガストリック 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年11月19日閲覧。
  12. ^ ガストリックの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年11月19日閲覧。
  13. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ガストリック”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年11月19日閲覧。
  14. ^ ガストリック - Gastrique - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2023年7月27日閲覧。
  15. ^ ガストリックの血統表”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年11月19日閲覧。

外部リンク

[編集]