コンテンツにスキップ

カール・ジーゲル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Carl Ludwig Siegel
カール・ジーゲル(1975年)
生誕 (1896-12-31) 1896年12月31日
ベルリン, ドイツ帝国
死没 1981年4月4日(1981-04-04)(84歳没)
ゲッティンゲン, 西ドイツ
研究分野 数学
研究機関 ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン
プリンストン高等研究所
出身校 ゲッティンゲン大学
博士課程
指導教員
エトムント・ランダウ
主な業績 数論
主な受賞歴 ウルフ賞数学部門
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

カール・ルートヴィヒ・ジーゲル(Carl Ludwig Siegel, 1896年12月31日 - 1981年4月4日[1])は、ドイツ数学者整数論複素関数論保型関数論天体力学三体問題)などの研究で名高い。

生涯

[編集]

1896年、ドイツのベルリンに生まれる。1915年、ベルリン大学に入学。数学天文学物理学を学ぶ。在学中マックス・プランク教授やゲオルク・フロベニウス教授の講義を聴き数学を志す。第一次世界大戦後の1919年、ゲッティンゲン大学に移り、エトムント・ランダウのもとで学び、1920年に学位を取得。フランクフルト大学(1922年-1938年)、ゲッティンゲン大学(1938年-1940年)で教授を務め、1940年ノルウェー経由でアメリカに亡命した後、プリンストン高等研究所教授に就任。第二次世界大戦終結後、1951年にゲッティンゲン大学教授に再び就任。1956年にはロンドン数学会会員に選出。

ジーゲルは、整数論ディオファントス方程式天体力学を研究し多くの栄誉を得た。1964年、フランクフルト大学創立50周年記念の数学セミナ-で講演。1978年、数学の最も栄誉ある賞の一つであるウルフ賞数学部門を受賞。

脚注

[編集]

参考文献

[編集]
  • 『天体力学講義』(Lectures on Celesetial Mechanics, Springer, 1951. 第2版はJ.モーザーと共著1971)
  • 『複素多変数解析関数』(Analytic functions of several complex variables), Princeton Univ. Press, 1950.
  • 『複素関数論の話題』(Topics in Complex Function Theory), Vol. I, II, Wiley-Interscience, New York, 1969, 1971.
  • Eberhard Freitag, 長岡 昇勇 (訳):「ジーゲルモジュラー関数論」、共立出版、ISBN 978-4320110946(2014年11月11日)。※原著はドイツ語。

関連項目

[編集]