カーフ・ブランディング
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カーフ・ブランディング(Calf Branding)は、プロレス技の一種である。日本名は仔牛の焼印押し(こうしのやきいんおし)。
概要
[編集]コーナーにもたれ掛かっている相手に対してトップロープに登り、相手の頭を自分の両手で掴み、相手の後頭部に自分の右膝を押し付ける。その状態のまま前に飛び、相手の頭・顔からマットに叩きつける技。
元々はワルドー・フォン・エリックがプロシアン・バックブリーカー(ドイツ式背骨折り)として公開した技だったが、ディック・マードックがカーフ・ブランディングの名称で使用したことから、名称としては後者が定着している。
ミスター高橋曰く「プロレスで最も難易度の高い技」であり、空中の鷹が獲物を捕らえた瞬間のようなシーンを出現させるには掛けられる選手のセンスが問われるという[1]。
また、実在の人物ではないが、漫画『キン肉マン』および、その続編『キン肉マンII世』に登場するテリーマンと、その息子テリー・ザ・キッドの得意技でもある。
主な使用者
[編集]- ワルドー・フォン・エリック(プロシアン・ドロップとも呼ばれた)
- ディック・マードック(この技の著名な使い手として知られる)
- ポール・オーンドーフ
- エド・ウィスコスキー
- 渕正信
- 天山広吉
- 秋山準(エプロン部でリング下との落差を利用して放つ)
脚注
[編集]- ^ ミスター高橋『知らなきゃよかった プロレス界の残念な伝説』宝島社、2018年。ISBN 9784800289216 pp.52-53