コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

カーナーヴォン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カーナヴォンから転送)
カーナーヴォン

カーナーヴォン城からのカーナーヴォン
カーナーヴォンの位置(グウィネズ内)
カーナーヴォン
カーナーヴォン
グウィネズにおけるカーナーヴォンの位置
人口9,611人 
英式座標
SH485625
ロンドン247.1mi
コミュニティ
  • Caernarfon
プリンシパル・エリア
セレモニアル・カウンティ
構成国ウェールズの旗 ウェールズ
イギリスの旗 イギリス
郵便地域CAERNARFON
郵便番号LL55
市外局番01286
警察ノース・ウェールズ
消防ノース・ウェールズ
救急医療ウェルシュ
欧州議会ウェールズ
英国議会
ウェールズ議会
場所一覧
イギリス
ウェールズ
グウィネズ
北緯53度08分 西経4度16分 / 北緯53.14度 西経4.27度 / 53.14; -4.27座標: 北緯53度08分 西経4度16分 / 北緯53.14度 西経4.27度 / 53.14; -4.27
カーナーヴォン城

カーナーヴォン (Caernarfonウェールズ語発音表記:[kaɨrˈnarvɔn], 英語: [kərˈnɑrvən])は、ウェールズの町。グウィネズ州、メナイ海峡の東岸にあり、対岸はアングルシー島である。

歴史

[編集]

カーナーヴォンとはローマ時代の砦に由来する名称である。ウェールズ語ではこの土地をy gaer yn Arfon(モン島と向かい合う土地にある砦)と呼んでいた。モン島(Môn)とはウェールズ語でアングルシー島を意味する[1]

1221年、ルーウェリン・ザ・グレート(en)はアングルシー島のペンモン修道院の聖職者たちに憲章を授け、地名をKaerinarfon [2]と称した。ウェールズの年代記である『諸侯たちの年代記』(en)においては、KaerenarvonCaerenarvonのつづりが用いられた[2]。古くには替わりの名称としてCaer Seiontがあった。中世のウェールズ語の昔話Breuddwyd MacsenではそれはCaer Aber Sei(o)n(t)と呼ばれた。Seiontとはメナイ海峡に注ぐ川の名で、『Seiont川の河口にある砦』 を意味する。また、Caer Gystennin(コンスタンティンの城)の名もあった[3]

カーナーヴォンはかつてあったカーナーヴォンシャーの歴史的なカウンティに属するカウンティ・タウンであった。まちは大規模な石造りのカーナーヴォン城でよく知られていた。城はエドワード1世によって建設されたため、その結果時にはイングランド支配の象徴とみなされていた。

1284年、エドワード1世の憲章によってカーナーヴォンはバラ(自治都市)となった。幾度か追認された憲章により、城の最高責任者(Constable of the Castle)がバラの首長に任命された。かつての自治都市としてのバラは、1963年にロイヤル・バラ(王立都市)となった。このバラは1974年に1972年地方自治法によって廃止され、ロイヤル・タウン(royal town)の名が自治体に授けられた[4]

政治

[編集]

グウィネズ州議会がカーナーヴォンに置かれている。地方裁判所はカーナーヴォンと北西ウェールズの他の場所を管轄する。

統計

[編集]

2001年のイギリス国勢調査において、人口の86.1%がウェールズ語を話した。ウェールズ語話者の最大のグループは10歳から14歳の年齢層で、そのうち97.7%が流暢に話すことができた。

脚注

[編集]
  1. ^ Taylor, Arnold (1997) [1953]. Caernarfon Castle and Town Walls (4th ed.). Cardiff: Cadw – Welsh Historic Monuments. ISBN 1-85760-042-8, P.4
  2. ^ Thomas Jones (ed.) Brut y Tywysogion[:] Peniarth MS. 20 (Cardiff, 1941). It should however be noted that medieval orthography in every language varies considerably and variant spellings of a name or word often occur in the same manuscript text. Kaerinarfon, Kaerenarvon and Caerenarvon correspond to Caer-yn-Arfon in modern Welsh orthography. The letter "y" would naturally be lost in the spoken language, thus giving the standard Welsh name Caernarfon ("Caer 'n Arfon").
  3. ^ See Sir en:Ifor Williams' notes in his edition of Breuddwyd Maxen (Bangor, 1920). The name appears for the first time in the work of en:Nennius. Pre-conquest medieval Welsh poets such as en:Hywel ab Owain Gwynedd sometimes use the name Caer Gystennin.
  4. ^ [1] The Town's Armorial Bearings & Royal Status (Caernarfon Online)

関連項目

[編集]