カーティス・フラー
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カーティス・フラー Curtis Fuller | |
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基本情報 | |
出生名 | Curtis DuBois Fuller |
生誕 | 1932年12月15日 |
出身地 | アメリカ合衆国 ミシガン州デトロイト[1] |
死没 | 2021年5月8日(88歳没)[1] |
ジャンル | モダンジャズ(ビバップ、ハード・バップ、ファンキー・ジャズ) |
職業 | ミュージシャン、作曲家、教育者 |
担当楽器 | トロンボーン |
活動期間 | 1953年 - |
レーベル |
プレスティッジ・レコード ブルーノート・レコード サヴォイ・レコード エピック・レコード インパルス!レコード メインストリーム・レコード |
カーティス・フラー(Curtis Fuller、1932年12月15日 - 2021年5月8日[1])は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト[1]出身のモダンジャズのトロンボーン奏者。『ブルースエット[2]』に収録されたソウル・ジャズの有名曲「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」がよく知られている。
キャリア
[編集]幼少の頃に両親と死に別れ、孤児だったフラーは、デトロイトの学校でポール・チェンバース、ドナルド・バードと知り合う。1953年から1955年軍隊に在籍し、その後ユセフ・ラティーフのバンドに加わった。1957年にニューヨークへ行き彼はプレスティッジ・レコードに初リーダーアルバムを録音した。以後ブルーノート・レコードでも活躍し、特にジョン・コルトレーンのリーダー作である『ブルー・トレイン』は、リー・モーガンと共に3管の一人として参加し評価された。彼自身も、ブルーノートにはリーダー作をいくつか残した。また、1959年にはアート・ファーマーやベニー・ゴルソンらと共にジャズテットのメンバーとして活動し、1961年から1965年にはアート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズに所属していた[3]。他に共演者はトミー・フラナガン、ジミー・ギャリソン、ソニー・クラーク、ズート・シムズ、ハンク・モブレー、ボビー・ティモンズ、アート・テイラー、ジョー・ヘンダーソン等がいる。
ジミー・ウィルキンス楽団で活動していた。
2021年5月8日、デトロイトの介護施設で死去。86歳没。ただし死因は明らかにされていない[1]。
ディスコグラフィ
[編集]リーダー・アルバム
[編集]- 『ニュー・トロンボーン』 - New Trombone (1957年、Prestige)
- 『ジ・オープナー』 - The Opener (1957年、Blue Note)
- 『ボーン&バリ』 - Bone & Bari (1957年、Blue Note)
- 『ジャズ・イッツ・マジック』 - Jazz ...It's Magic! (1957年、Regent)
- 『カーティス・フラーVol.3』 - Curtis Fuller Volume 3 (1957年、Blue Note)
- 『トゥー・ボーンズ』 - Two Bones (1958年、Blue Note)
- 『スライディング・イージー』 - Sliding Easy (1959年、United Artists)
- 『ブルースエット』 - Blues-ette (1959年、Savoy)
- 『ザ・カーティス・フラー・ジャズテット』The Curtis Fuller Jazztet (1959年、Savoy)
- 『イマジネイション』 - Imagination (1959年、Savoy)
- 『イメージズ』 - Images of Curtis Fuller (1960年、Savoy)
- 『ボス・オブ・ザ・ソウル・ストリーム・トロンボーン』 - Boss of the Soul-Stream Trombone (1960年、Warwick)
- 『ザ・マグニフィセント・トロンボーン』 - The Magnificent Trombone of Curtis Fuller (1961年、Epic)
- 『サウス・アメリカン・クッキン』 - South American Cookin' (1961年、Epic)
- 『ソウル・トロンボーン』 - Soul Trombone (1961年、Impulse!)
- 『キャビン・イン・ザ・スカイ』 - Cabin in the Sky (1962年、Impulse!)
- 『カーティス・フラー・ウィズ・レッド・ガーランド』 - Curtis Fuller with Red Garland (1963年、New Jazz) ※1957年録音
- Curtis Fuller and Hampton Hawes with French Horns (1965年、Status) ※1957年録音
- 『クランキン』 - Crankin' (1971年、Mainstream)
- 『スモーキン』 - Smokin' (1972年、Mainstream)
- 『フォー・オン・ジ・アウトサイド』 - Four on the Outside (1978年、Timeless)
- Fire and Filigree (1978年、Bee Hive)
- Giant Bones '80 (1979年、Sonet)
- Giant Bones at Nice (1980年、Ahead)
- 『ミーツ・ローマ・ジャズ・トリオ』 - Curtis Fuller Meets Roma Jazz Trio (1982年、Timeless)
- 『ブルースエット・パートII』 - Blues-ette Part II (1993年、Savoy) ※旧邦題『ブルース・エットVol.2』
- Up Jumped Spring (2003年、Delmark)
- Keep It Simple (2003年、Savant)
- I Will Tell Her (2010年)
- The Story of Cathy and Me (2011年、Challenge)
- Down Home (2012年)
参考文献
[編集]- ジャズ批評編集部編 編『ジャズ管楽器 : バリトン・サックス/ソプラノ・サックス/クラリネット/フルート/トロンボーン他』松坂〈ジャズ批評ブックス〉、2002年、178-179頁。ISBN 4-915557-12-X。
- ジャズ批評編集部編 編『決定版ブルーノート・ブック 〜史上最強のジャズ・レーベルのすべて〜』松坂〈ジャズ批評ブックス〉、1999年、130,132,138頁。ISBN 4915557014。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “カーティス・フラーさん死去、88歳 米ジャズトロンボーン奏者”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2021年5月13日). オリジナルの2021年6月13日時点におけるアーカイブ。 2022年3月7日閲覧。
- ^ https://www.discogs.com/ja/Curtis-Fullers-Quintet-Blues-ette/release/663652
- ^ Wynn, Ron. “Curtis Fuller - Biography & History”. AllMusic. 2018年3月15日閲覧。