コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

カンナダ語訳聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カンナダ語訳聖書(カンナダごやくせいしょ)では、キリスト教聖書カンナダ語への翻訳を扱う。

カンナダ語はドラヴィダ語族に属し、インド南部カルナータカ州(州都はバンガロール)の公用語である。表記にはカンナダ文字を使う。

歴史

[編集]

1809年、セランポールの宣教師たちが初めてカンナダ語訳聖書作ったようであるが、1812年のセランポール出版社の火事で原稿は失われた。

その後、1823年に『新約聖書』が、1831年に『旧約聖書』も出版された。翻訳者にはロンドン宣教協会(London Missionary Society、略称:LMS)のジョン・ハンズ(John Hands|John Hands、ベッラーリ在住)、ウィリアム・リーヴズ(William Reeve、ベッラーリ/バンガロール在住)などが名を連ねている。後者はカンナダ語・英語辞書を編纂していて[1]マイソールのマーク・カッボン(Mark Cubbon)の財政的援助を受けて、ウェズレイアン出版社から出していた。

この聖書は1850年、1854年と改訂を重ね、LMSがさらに更新を続けて、1865年までには旧約新約全聖書が出版された。引き続き委員会が引き受けて、1934年にはさらなる改訂版が出版されて、これがいまでも使われている。

翻訳の例

[編集]
翻訳書 ヨハネ3:16 (カンナダ語)
The Bible in Kannada[2] ದೇವರು ಲೋಕವನ್ನು ಎಷ್ಟೋ ಪ್ರೀತಿಮಾಡಿ ತನ್ನ ಒಬ್ಬನೇ ಮಗನನ್ನು ಕೊಟ್ಟನು; ಆತನನ್ನು ನಂಬುವ ಯಾವನಾದರೂ ನಾಶವಾಗದೆ ನಿತ್ಯಜೀವ ವನ್ನು ಪಡೆದವನಾಗಿರುವನು.
The Bible in Romanized Kannnada Dēvaru lōkavannu eṣṭō prītimāḍi tanna obbanē maganannu koṭṭanu; ātanannu nambuva yāvanādarū nāśavāgade nityajīva vannu paḍedavanāgiruvanu.

参照項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ [Literary autobiography of C. P. Brown Charles Philip Brown, ed. Golla Narayanaswami Reddy, Bangorey - 1978 "REEVE, William (1794-1850): LMS missionary at Bellary and Bangalore: well-versed in Canarese: his Carnataca & English Dictionary appeared in 1832 (revised by D. Sanderson in 1858): along with Hands translated Bible into Canarese."
  2. ^ The Bible in Kannada (Wordproject.org)