カプロン酸アリル
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カプロン酸アリル | |
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prop-2-enyl hexanoate | |
別称 ヘキサン酸アリル アルデヒドC-19 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 123-68-2 |
PubChem | 31266 |
EC番号 | 204-642-4 |
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特性 | |
化学式 | C9H16O2 |
モル質量 | 156.22 g mol−1 |
外観 | 無色ないし淡黄色の、透明な液体[1] |
匂い | パイナップル様香気 |
密度 | 0.887 g/mL[2] 0.884-0.892 g/mL[1] |
沸点 | |
水への溶解度 | 不溶[1] |
危険性 | |
Rフレーズ | R22 R24 R51/53 |
Sフレーズ | (S2) S26 S36/37/39 S45 S61 |
引火点 | 66 ℃[1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
カプロン酸アリル(カプロンさんアリル、Allyl caproateまたはAllyl hexanoate)は、化学式C9H16O2で表されるカルボン酸エステルの一種。ヘキサン酸アリルとも呼ばれる。天然にはパイナップル、イチゴ[3]、ジャガイモ、マッシュルーム[4]などに含まれる。
用途
[編集]パイナップルのような香りを持ち、パイナップルやリンゴ・アンズなどの香りの食品用香料の調合原料[1]、口紅や香水の原料として使用される。柑橘類に添加すると、甘くジューシーな香りを持たせる効果がある。
製法
[編集]塩化カプロイルとアリルアルコールを反応させる方法と、アリルアルコールとカプロン酸に硫酸を加えて煮沸した後、水蒸気蒸留する方法とがある[5]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f Allyl hexanoate at The Good Scents Company
- ^ a b Allyl caproate at Sigma-Aldrich
- ^ 添加物大辞典(らでぃっしゅぼーや)
- ^ 『におい かおり -実践的な知識と技術-』堀内哲嗣郎著 2006年 フレグランスジャーナル刊 ISBN 9784894790995 p127
- ^ 食品会社 品質管理の事務所HP