カザフスタン空中機動軍
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カザフスタン空中機動軍(カザフスタンくうちゅうきどうぐん、カザフ語: Аэроұтқыр әскерлері)は、カザフスタン陸軍の空挺部隊。カザフスタン共和国軍最高司令官(大統領)予備部隊であり、各種状況への緊急対応を使命とする。また、国連平和維持軍、集団安全保障条約機構の平和維持任務の枠内において、国外にも派遣されている。
歴史
[編集]1999年夏から2000年春にかけて、元ソ連空挺兵のジュマ・ナマンガニ率いるウズベキスタン・イスラム運動の武装部隊が隣国のキルギス南部に侵入したことから、カザフスタンでも緊急対応部隊の創設が焦眉なものとなり、2000年7月6日、アルマトイにおいて、機動軍局が創設された。
2003年11月12日、機動軍は、空中機動軍に改称された。
2009年4月20日、陸軍総司令官局設置に伴い、空中機動軍は陸軍に編入された。
編成
[編集]2008年頃の編成。
- 空中機動軍司令官局(軍部隊85095)- アルマトイ市。総員122人。
- 第270独立本部中隊 - アルマトイ市
- 第4独立工兵大隊(軍部隊89427) - サルィ・オゼク市。3ヶ月交代で支隊(1個中隊)をイラク駐留軍に派遣。
- 第4独立偵察大隊(軍部隊48386) - タルドィコルガン市
- 第4独立通信大隊(軍部隊77035)- アルマトイ市
- 第260独立空中襲撃大隊(軍部隊73805) - アクモリ州ヴャチェスラフカ村
- 第261独立特殊任務支隊(軍部隊41433) - アティラウ市
- カザフスタン平和維持旅団局(軍部隊89427) - 通称「カズブリグ」。カプシャガイ市。第35旅団と第37旅団の第1大隊に基づき創設。CIS集団緊急対応軍に従属。
- カザフスタン平和維持大隊(軍部隊28079) - 通称「カズバット」。カプシャガイ市。第35旅団の第3大隊に基づき創設。1個小隊をイラク駐留軍に派遣。
- 第262独立工兵大隊 - カプシャガイ市。第35旅団の工兵中隊に基づき創設。平和維持旅団に従属。
- 第263独立衛生支隊 - カプシャガイ市
- 第578パラシュート投下財産警備中隊
- 第35独立親衛空中襲撃旅団(軍部隊32363)- カプシャガイ市
- 第36独立空中襲撃旅団(軍部隊68665)- ヌルスルタン市
- 第37独立空中襲撃旅団(軍部隊18404)- タルドィコルガン市
- 第38独立空中襲撃旅団(軍部隊61993)- アルマトイ市
装備
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訓練
[編集]新隊員は、空挺複合施設で2週間の訓練を受け、20mの塔から2回(初回は非武装、2回目は武装)降下しなければならない。部隊配置後、各部隊で完全武装で降下訓練を受け、年間6~7回降下する。
歴代司令官
[編集]職名 | 氏名 | 階級 | 在任期間 | 出身校 | 前職 |
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機動軍司令官 | サケン・ジャスジャコフ | 中将 | 2002.1-2004.12 | アルマ・アタ高等諸兵科指揮学校 | 国防省情報総局長 |
空中機動軍司令官 | ムラート・マイケーエフ | 少将 | 2003.9-2009.7 | アルマ・アタ高等諸兵科指揮学校 | 国防省教育・社会法務業務部長 |