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カグヤコウモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カグヤコウモリ
保全状況評価
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))

絶滅危惧II類 (VU)環境省レッドリスト
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: コウモリ目 Chiroptera
: ヒナコウモリ科 Vespertilionidae
: ホオヒゲコウモリ属 Myotis
: カグヤコウモリ M. frater
学名
Myotis frater
Allen, 1923
和名
カグヤコウモリ
英名
Long-legged Whiskered Bat

カグヤコウモリMyotis frater)は、コウモリ目(翼手目)・ヒナコウモリ科ホオヒゲコウモリ属に分類されるコウモリの一種。

2002年(平成14年)3月に『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物 -レッドデータブック- 1 哺乳類』が作成された際には絶滅危惧II類(VU)であったが、2007年(平成19年)8月3日に発表されたレッドリスト(2007年版)では、北海道での生息情報が増加し、本州でもやはり増加が見込まれることを理由に、ランク外とされた[1]

分布

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日本(北海道本州岐阜県石川県以北)、中国東南部、トルキスタンから東シベリアに分布する[2]

特徴

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前腕長36-41mm、頭胴長44-56mm、尾長38-47mm、体重5.5-11g[2]。体色は黒褐色。和名は、本種の最初の発見場所が竹林だったことに由来する[3]

日中は樹洞を隠れ家としており、ときには家屋でも集団をつくる[2]。初夏に1仔を出産し、子どもは約30日で親と同じ大きさまで育つ[2]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ 環境省自然環境局野生生物課 (2010年3月). “改訂レッドリスト付属説明資料 哺乳類” (PDF). p. 11. 2012年8月26日閲覧。
  2. ^ a b c d 阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎悟・米田政明『日本の哺乳類 改訂版』東海大学出版会、2005年7月20日。ISBN 4-486-01690-4 
  3. ^ 小宮輝之『フィールドベスト図鑑 日本の哺乳類』学習研究社、2002年3月29日。ISBN 4-05-401374-0