オフロードパス
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オフロードパス (offload pass) とは、ラグビーにおいてタックルを受けたプレイヤーが倒れながら行うパスのことである[1]。
概要
[編集]ラグビーにおいて、パスはプレイヤーの後方しか放り渡すことができず、もし前方に放り渡してしまった場合はフォワードパス[2]という反則 (ハンドリングエラー)となり相手ボールのスクラムで再開される。タックルされながらパスを放り渡すオフロードパスは、通常のパスに比べて難易度が高く、2019年の日本代表はチームの強い信頼感と結束力で多くのオフロードパスを成功させた[3]。
オフロードパスを行うプレイヤーの強いフィジカルや高い技術に加え、味方プレイヤーのサポートが必要で[1]、失敗するとフォワードパスになったり相手プレイヤーにインターセプト[3]される危険性がある一方、成功すると相手DFの陣形が整う前に攻撃を仕掛けることができる。引用元記事[1]に埋め込まれているラグビーワールドカップ2019の日本vsスコットランドにおける日本代表の1番選手 (稲垣啓太) のトライシーンのように繋げることができるが、このシーンにおいてオフロードパスは「14→2」「2→5」「15→1」の3つにおいて確認できる。
ニュージーランド (NZ)代表(オールブラックス)やフィジーのプレイヤーはオフロードを得意とし、元NZ代表のCTBソニービル・ウィリアムズはオフロードパスを駆使していた[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d ラグビー「オフロードパス (offload pass)」とは? - ラグビーHack
- ^ 「スローフォワード」とも呼ばれる
- ^ a b ラグビー「オフロードパス」は「諸刃の剣」それでも日本代表が多用できる理由 - J-CAST (2019.10.18)
関連項目
[編集]- パス
- エディー・ジョーンズ - エディー政権下の日本代表ではオフロードパス禁止であった。(ジェイミー・ジョセフ政権下で解禁され、また同じエディーでもイングランド代表では禁止されていない。)