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オデュベル・ヘレーラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オデュベル・ヘレーラ
Odubel Herrera
カンザスシティ・モナークス #9
フィラデルフィア・フィリーズ時代
(2019年4月7日)
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
出身地 スリア州
生年月日 (1991-12-29) 1991年12月29日(33歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2008年 アマチュアFA
初出場 2015年4月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴
国際大会
代表チーム ベネズエラの旗 ベネズエラ
WBC 2017年

デイビッド・オデュベル・ヘレーラDavid Odúbel Herrera, 1991年12月29日 - )は、ベネズエラスリア州出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。北米独立リーグであるアメリカン・アソシエーションカンザスシティ・モナークス所属。

経歴

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プロ入りとレンジャーズ傘下時代

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2008年に当時16歳でテキサス・レンジャーズと契約を結び、プロ入りを果たした[1]

2009年、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レンジャーズでプロデビュー。58試合に出場して打率.280、24打点、21盗塁、58安打を記録した[2]

2010年はルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズとA-級スポケーン・インディアンス英語版でプレー。ルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズでは48試合に出場して打率.337、31打点、8盗塁、60安打を記録した[2]

2011年はA級ヒッコリー・クロウダッズでプレーし、119試合に出場して打率.306、3本塁打、56打点、142安打、34盗塁を記録した[2]

2012年はA+級マートルビーチ・ペリカンズでプレーし、126試合に出場して打率.284、5本塁打、46打点、142安打、27盗塁を記録した[2]

2013年はA+級マートルビーチとAA級フリスコ・ラフライダーズでプレー。AA級フリスコでは101試合に出場して打率.257、2本塁打、30打点、118安打、15盗塁を記録した[2]

2014年はA+級マートルビーチとAA級フリスコでプレー。AA級フリスコでは96試合に出場して打率.321、2本塁打、48打点、118安打、12盗塁を記録した[2]。オフには、母国ベネズエラのウィンターリーグであるリーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル(LVBP)に参加し、ティブロネス・デ・ラ・グアイラ英語版で58試合に出場した。打率.372、6本塁打、27打点、77安打、8盗塁を記録し[3]、新人賞とMVPを受賞した[2]

フィリーズ時代

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2014年12月11日にルール・ファイブ・ドラフトフィラデルフィア・フィリーズから指名され、移籍した[4]

2015年4月6日に行われたボストン・レッドソックスとの開幕戦でメジャーデビューを果たした[5]中堅手のレギュラーに定着し、147試合に出場して規定打席に達して打率.297、8本塁打、41打点、16盗塁という成績を記録した。守備では中堅手として136試合に出場し、5失策守備率.986、DRS +10 だった[5]

2016年オールスターに初選出され[5]、最終的に159試合に出場して打率.286、15本塁打、49打点、25盗塁を記録した。中堅の守備は、ナショナルリーグの外野手でワーストの9失策であったが、リーグトップの372刺殺、同4位の11補殺、同3位のRF2.65、DRS +6、UZR +3.9だった[5]

2017年はシーズン開幕前の2月8日に第4回WBCベネズエラ代表に選出された[6]。シーズンでは6月に球団記録となる月間14二塁打を放った一方、7月にはサイン無視をしたことで懲罰交代させられることもあった[7]。この年は138試合に出場して打率.281、14本塁打、56打点、8盗塁を記録した。

2018年は5月20日まで球団史上4位となる45試合連続出塁を記録[8]。6月下旬には球団記録タイとなる5試合連続本塁打を放った。しかし右肩下がりに成績は下降し、148試合に出場して打率.255、22本塁打、71打点、5盗塁だった。

2019年5月27日、20歳の交際女性に傷害を与えたとするドメスティックバイオレンス(DV)の容疑で、ニュージャージー州アトランティックシティで逮捕された[9]。 翌28日にMLBから出場停止処分が科され、オールスターゲームの投票からも除外された。7月5日、MLBから6月24日まで遡って残りシーズン(85試合)の出場停止処分が発表された[10]

2020年1月14日にニック・マティーニの加入に伴ってDFAとなり[11]、16日にマイナー契約で傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスへ配属された[12]。この年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦の出場機会はなかった。

2021年4月26日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[13]。オフの11月5日にFAとなった。

2022年3月16日にフィリーズと再契約を結んだが、8月2日にDFAとなり、6日に自由契約となった[14]。オフは母国ベネズエラのウィンターリーグ(LVBP)のカルデナレス・デ・ララ英語版でプレーした。

独立リーグ時代

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2023年6月21日にアメリカン・アソシエーションカンザスシティ・モナークスと契約した[15]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2015 PHI 147 537 495 64 147 30 3 8 207 41 16 8 5 1 28 0 8 129 6 .297 .344 .418 .762
2016 159 656 583 87 167 21 6 15 245 49 25 7 2 2 63 7 6 134 6 .286 .361 .420 .781
2017 138 563 526 67 148 42 3 14 238 56 8 5 0 2 31 4 4 126 13 .281 .325 .452 .778
2018 148 597 550 64 140 19 3 22 231 71 5 2 1 1 38 3 7 122 11 .255 .310 .420 .730
2019 39 139 126 12 28 10 1 1 43 16 2 2 0 1 11 0 1 33 0 .222 .288 .341 .629
2021 124 492 450 59 117 27 2 13 187 51 6 1 1 5 29 0 6 77 6 .260 .310 .416 .726
2022 62 197 185 23 44 9 1 5 70 21 6 0 0 1 11 0 0 42 3 .238 .279 .378 .657
MLB:7年 817 3181 2915 376 791 158 19 78 1221 305 68 25 9 13 211 14 32 663 45 .271 .326 .419 .745
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

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左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2015 PHI - 136 341 5 5 1 .986 -
2016 - 155 372 11 9 4 .977 -
2017 - 133 323 6 2 3 .994 -
2018 6 3 0 0 0 1.000 133 294 2 2 1 .993 9 8 0 1 0 .889
2019 - 37 75 0 0 0 1.000 -
2021 23 26 0 1 0 .963 104 188 5 2 2 .990 1 0 0 0 0
2022 11 10 0 0 0 1.000 48 115 4 1 0 .992 7 6 0 0 0 1.000
MLB 40 39 0 1 0 .975 746 1708 33 21 11 .988 17 14 0 1 0 .933
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

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VEWL
  • 新人王 1回:2015年
  • MVP 1回:2015年

記録

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MiLB
MLB

背番号

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  • 37(2015年 - 2019年、2021年 - 2022年)

代表歴

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脚注

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  1. ^ Jason Cole (February 28, 2012). “Scouting Rangers Prospect #28: Odubel Herrera”. Scout.com. Scout.com (Paid subscription required要購読契約). September 29, 2015閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Odubel Herrera stats MiLB.com (英語)
  3. ^ Odubel Herrera stats Venezuelan Professional Baseball League (スペイン語)
  4. ^ Phillies select two players in Rule 5 Draft MLB.com (英語) (2014年12月11日) 2015年9月29日閲覧
  5. ^ a b c d Odubel Herrera Stats” (英語). Baseball Reference.com. 2019年7月7日閲覧。
  6. ^ Miggy, Altuve lead loaded Venezuela offense MLB.com (英語) (2017年2月8日) 2017年3月4日閲覧
  7. ^ Craig Calcaterra. “Odubel Herrera flips his bat on a fly ball, gets benched for lack of hustle”. HardballTalk. 2017年7月26日閲覧。
  8. ^ Odubel's on-base streak ends at 45 in Phils loss”. MLB.com. 2020年1月15日閲覧。
  9. ^ Man Charged with Simple Assault Following Domestic Incident”. TIP411 (2018年5月28日). 2019年5月29日閲覧。
  10. ^ Mark Feinsand (2019年6月6日). “Odubel Herrera suspended for rest of season”. MLB.com. 2023年8月28日閲覧。
  11. ^ フィリーズ、球宴選出経験のヘレーラを戦力外に”. nikkansports.com. 2020年1月15日閲覧。
  12. ^ Steve Adams (2020年1月16日). “Phillies Outright Odubel Herrera To Triple-A, Claim Nick Martini” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年1月17日閲覧。
  13. ^ Connor Byrne (2021年4月26日). “Phillies Activate Jose Alvarado, Matt Moore; Select Odubel Herrera” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月2日閲覧。
  14. ^ Philliesの2022年8月5日のツイート2023年8月28日閲覧。
  15. ^ MLB All-Star Herrera Joins Monarchs”. Kansas City Monarchs (2023年6月22日). 2023年8月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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