オグロヌー
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オグロヌー | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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オグロヌー Connochaetes taurinus
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Connochaetes taurinus (Burchell, 1823)[1][2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
オグロヌー[2][3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Blinded gnu[2][3] Blue wildebeest[1][2][3] |
オグロヌー( 尾黒ヌー Connochaetes taurinus )は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)ウシ科ヌー属に分類される偶蹄類。
分布
[編集]ケニア、アンゴラ、エスワティニ、ザンビア、ジンバブエ、タンザニア、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ共和国、モザンビーク[1]。マラウイでは絶滅。
形態
[編集]頭胴長(体長)170 - 240センチメートル[2]。尾長60 - 100センチメートル[2]。体高115 - 145センチメートル[2]。体重120 - 290キログラム[2]。顔を被う体毛は下方へ向かう[2]。胴体には、黒い横縞が入る個体が多い[2]。
雌雄共に下方外側へ湾曲し、先端が上方内側へ向かう角を持つ[2][3]。角長40 - 73センチメートル[3]。
分類
[編集]分類・英名はIUCN(2016)に、和名は今泉(1988)に従う。
- Connochaetes taurinus taurinus (Burchell, 1823) ケープオグロヌー、クロヒゲオグロヌー Blue wildebeest
- アンゴラ南部からナミビア・オレンジ川以北の南アフリカ共和国・ザンベジ川以南のモザンビークにかけて
- 顔や喉の体毛が黒い[2]。胴体の体色は青灰色[2]。
- Connochaetes taurinus albojubatus Thomas, 1892 シロヒゲオグロヌー Eastern White-bearded Wildebeest
- ケニア中部からタンザニア北部
- 喉が黄白色[2]。胴体の体色は淡灰褐色[2]。
- Connochaetes taurinus cooksoni Blaine, 1914 ザンビアオグロヌー Cookson's wildebeest
- ザンビア(ルアングワ渓谷)
- 顔は赤褐色、喉が黄白色[2]。眼下部に白い横縞が入らない。胴体は赤みがかった淡灰褐色[2]。
- Connochaetes taurinus johnstoni Sclater, 1896 シロオビオグロヌー Nyassa Wildebeest
- タンザニア中東部、ザンベジ川以北のモザンビーク[2]
- 顔は赤褐色、喉が黄白色[2]。眼下部に白い横縞が入る。胴体は灰褐色[2]。
- Connochaetes taurinus mearnsi Heller, 1913 タンザニアオグロヌー Western White-bearded Wildebeest
- ケニア南部からタンザニア北部
生態
[編集]草本の丈が短い草原や、その周囲にあるサバンナ・乾燥した藪地・開けた森林などに生息する[1]。乾季になると、降雨量が多く草本の丈が長い草原へ移動する[1]。
野火などにより、丈が短くなった草本を好む[2]。
天敵として ライオン、ブチハイエナ、リカオン、ナイルワニがいる。
参考文献
[編集]- ^ a b c d e f IUCN SSC Antelope Specialist Group 2016. Connochaetes taurinus. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T5229A50185086. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-2.RLTS.T5229A50185086.en. Downloaded on 08 March 2020.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 今泉吉典 「ブルーバック亜科の分類」『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会、1988年、36-59頁。
- ^ a b c d e Martyn G. Murray 「大型アンテロープ」「ブルーバック亜科24種」今泉吉晴訳『動物大百科 4 大型草食獣』、平凡社、1986年、120-131頁。
- 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、109頁。
- 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館、2002年、98頁。
- ジュリエット・クラットン=ブロック著、『世界哺乳類図鑑』、新樹社、2005年、366-367頁