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オガサワラゴキブリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オガサワラゴキブリ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ゴキブリ目 Blattaria
: オオゴキブリ科 Blaberidae
亜科 : オガサワラゴキブリ亜科 Pycnoscelinae
: オガサワラゴキブリ属 Pycnoscelus
: オガサワラゴキブリ
P. surinamensis
学名
Pycnoscelus surinamensis
Linnaeus
和名
オガサワラゴキブリ

オガサワラゴキブリ(小笠原蜚蠊、学名: Pycnoscelus surinamensis)は、ゴキブリ目オオゴキブリ科に属する昆虫の一種。

分布

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世界中の熱帯・亜熱帯域に分布する。東洋熱帯が原産地と考えられるが、詳しいことはわかっていない[1]

日本では九州大分県)、南西諸島伊豆諸島小笠原諸島に分布する[2]。最近では富山県千葉県でも記録されている[3]。日本国内では外来種として扱われる[4]

特徴

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体長13-18mm、前翅長12-18mm[1]

前胸部は光沢のある黒色で、前縁が黄色で縁取られる。前翅は茶褐色。

平地に多く生息する。卵胎生。

参考文献

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ウィキメディア・コモンズには、オガサワラゴキブリに関するカテゴリがあります。

  1. ^ a b 朝比奈正二郎『日本産ゴキブリ類』中山書店、1991年12月10日。ISBN 4-521-00281-1 
  2. ^ 鈴木知之『ゴキブリだもん 美しきゴキブリの世界』幻冬舎、2005年3月31日。ISBN 4-344-80496-1 
  3. ^ 春成常仁、斎木淳、谷川力、富岡康浩「千葉県市川市の複合ビルにおけるオガサワラゴキブリPycnoscelis surinamensisの捕獲」『家屋害虫』第31巻第2号、日本家屋害虫学会、2009年12月28日、109-111頁、NAID 110007659941 
  4. ^ 村上興正・鷲谷いづみ(監修) 日本生態学会(編著)『外来種ハンドブック』地人書館、2002年9月30日。ISBN 4-8052-0706-X