スペースシャトル・エンタープライズ
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(エンタープライズ (オービタ)から転送)
エンタープライズ OV-101 | |
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ヴァンデンバーグ空軍基地のSLC-6でのエンタープライズ | |
型名 | OV-101 |
国 | アメリカ合衆国 |
契約 | 1972年7月26日 |
名の由来 | NCC-1701 |
現況 | 退役してイントレピッド海上航空宇宙博物館に展示 |
初飛行 |
滑空試験 1977年2月15日 |
最終飛行 |
無動力飛行 1977年10月26日 |
宇宙飛行 総時間 | 宇宙飛行はしていない |
スペースシャトル・エンタープライズ(英語: Space Shuttle Enterprise, NASA型名: OV-101)は、スペースシャトル・オービターの1号機である。
1976年、アメリカ合衆国憲法発布200年を記念し、コンスティテューションと名付けられる予定だったが、『スタートレック』の宇宙船エンタープライズ号の名前をつけてほしいという手紙が多数届けられたため、当時のジェラルド・R・フォード大統領によってこの名が付けられた。
ただしこのエンタープライズは滑空実験機であり、ファン達の望んだ「宇宙船エンタープライズ号」の誕生とはならなかった。一時は滑空試験の終了後に宇宙飛行ができるように改装する計画があったが、かわりにチャレンジャーを改装することとなり見送られた。初めて宇宙へ行ったオービタは2号機のコロンビアである。チャレンジャーを爆発事故で喪失した際に再度改装案が持ち上がるも、新たにエンデバーを建造する方が適切と判断されて実現しなかった。
試験終了後、国立航空宇宙博物館別館に展示されていたが、その間にほかのオービタの修理に使うため、機体の一部が取り外された。スペースシャトルが全機退役した後、ディスカバリーが同館で展示され、エンタープライズはニューヨークのイントレピッド海上航空宇宙博物館に移されることになった[1]。2012年4月24日、エンタープライズはボーイング747の背に乗せられたままニューヨーク市上空をデモ飛行し[2] 、同年6月にイントレピッドへ搬入された[3]。
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エンタープライズと滑空実験クルー 左側の腕を組んでいる人物がフレッド・ヘイズ 右側はゴードン・フラートン
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スペースシャトル輸送機から空中分離するエンタープライズ
関連記事
[編集]- コロンビア (Columbia) - 1981年4月12日初飛行。2003年2月1日、大気圏再突入後に空中分解事故で失われた。
- チャレンジャー (Challenger) - 1983年4月4日初飛行。1986年1月28日、打ち上げ直後に爆発事故で喪失。
- ディスカバリー (Discovery) - 1984年8月30日初飛行。
- アトランティス (Atlantis) - 1985年10月3日初飛行。
- エンデバー (Endeavour) - 1992年5月7日初飛行。失われたチャレンジャー号の代わりに新たに建造されたオービター。
このほかに実物大模型のパスファインダー (Pathfinder) もオービターとしてカウントされることがある。
脚注
[編集]- ^ “退役シャトルの「終の棲家」4カ所発表 初飛行30周年”. asahi.com. (2011年4月13日). オリジナルの2011年4月16日時点におけるアーカイブ。 2011年7月12日閲覧。
- ^ “スペースシャトル試験機「エンタープライズ」、マンハッタン上空をラストフライト”. AFP BB NEWS
- ^ “米シャトル「エンタープライズ」、船でNYの博物館に到着”. CNN
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- Aerial view of Enterprise in 1978, as it is hoisted into Marshall's Dynamic Test Stand for the Mated Vertical Ground Vibration test
- Enterprise being worked on in the weight & balance hangar at Dryden Flight Research Center
- NASA Ground Vibration Testing
- Views of Enterprise stack fully assembled at Vandenberg in 1985 at Spaceflight Now