エリザベート・トゥルシンバエワ
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生誕 |
2000年2月14日(24歳) ロシア・モスクワ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 148 cm | ||||||||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
代表国 | カザフスタン | ||||||||||||||||||||||||||||||||
コーチ |
エテリ・トゥトベリーゼ セルゲイ・デュダコフ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
所属クラブ | Sambo 70 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
開始 | 2005 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
引退 | 2021 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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記録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シニア女子初 四回転ジャンプ成功 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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エリザベート・バイタコヴナ・トゥルシンバエワ(ロシア語: Элизабет Байтаковна Турсынбаева[1]、2000年2月14日 - )は、ロシア出身、カザフスタン代表の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。
人物
[編集]モスクワ生まれだが、両親はカザフスタン出身。兄もスケートの国内チャンピオン。フィギュアスケートの他にもヴァイオリンはプロ級の腕前で、ピアノも弾く事が出来る。
2019年の世界選手権において、シニアの女子選手として初めて四回転ジャンプを成功させた[2]。
経歴
[編集]2015-2016シーズン、シニアデビュー
[編集]2013年、コーチをブライアン・オーサー、トレイシー・ウィルソンとし、カナダを拠点に活動する。
チャレンジャーシリーズにおいて、USクラシック、ゴールデンスピン、タリントロフィーに出場し次々好成績を収める。グランプリシリーズのスケートアメリカ(4位)、スケートカナダ(7位)に出場。リレハンメルユースオリンピックでは銅メダルを獲得。 世界ジュニア選手権では、SPで14位FS4位、総合5位で終えた。 世界選手権で、SP12位FS10位、総合12位で終えた。
2016-2017シーズン
[編集]チャレンジシリーズのオータムクラシックで銅メダルを獲得。2年目のグランプリシリーズは2戦出場し、5位と8位。初出場の四大陸選手権はSPを3位で折り返すもFSで振るわず8位に終わる。世界選手権ではSP10位FS8位、総合9位となり次年に開催される平昌オリンピック及び世界選手権のカザフスタンの女子シングルの出場枠を2獲得した。
2017-2018シーズン
[編集]チャレンジシリーズではオータムクラシックで、銅メダルを2年連続で獲得。アイススターでは金メダルを獲得。3年目のグランプリシリーズのフランス杯でFSを3位で終え、自己ベストの200.98点で5位。ロステレコム杯では8位。四大陸選手権では12位。平昌オリンピックでは12位。世界選手権では11位。
2018-2019シーズン
[編集]コーチをブライアン・オーサー、トレイシー・ウィルソンから、再びエテリ・トゥトベリーゼに変更し、練習拠点をロシア・モスクワに戻した[3]。チャレンジシリーズではオンドレイネペラトロフィーならびにフィンランディア杯で銀メダルを獲得し、チャレンジシリーズにおけるメダル獲得数を9に伸ばした。
四大陸選手権ではSPで6位と出遅れるも、FSで4回転サルコウに初挑戦(失敗)するなど積極的な滑りを見せ3位、総合で2位。カザフスタンの女子選手としては史上初めてISUチャンピオンシップスのメダルを手にした。
ユニバーシアードでも4回転サルコウに挑戦し(失敗)2位となった。
世界選手権では、SPでほぼ完ぺきな演技をして3位につける。FSでは4回転サルコウに初成功し、FSの得点は4位だったものの、総合で2位、銀メダルを獲得。カザフスタンの女子として、史上初めて世界選手権の表彰台に立った[2]。
2019-2020シーズン
[編集]怪我(腰痛・背面痛)のため2019年ロンバルディアトロフィーを欠場。その後の上海トロフィーに出場し2位に入るも、グランプリシリーズは2019年スケートアメリカ、2019年資生堂中国杯ともに欠場した。
2020-2021シーズンから引退まで
[編集]2020/2021シーズンは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行拡大した影響で各大会が軒並み中止となり、活動目標そのものが無くなってしまう。さらに以前からの腰痛・背面痛が慢性化して克服が難しくなり、翌2021年9月をもって現役引退を表明した[4]。今後は、祖国カザフスタンのフィギュアスケート発展に助力する旨を伝えている。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2012 -13 |
2013 -14 |
2014 -15 |
2015 -16 |
2016 -17 |
2017 -18 |
2018 -19 |
2019 -20 |
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冬季オリンピック | 12 | |||||||
世界選手権 | 12 | 9 | 11 | 2 | ||||
四大陸選手権 | 8 | 12 | 2 | |||||
カザフスタン選手権 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||
GP NHK杯 | 8 | |||||||
GPロステレコム杯 | 5 | 8 | 6 | |||||
GP中国杯 | WD | |||||||
GPフランス国際 | 5 | |||||||
GPスケートカナダ | 7 | 5 | ||||||
GPスケートアメリカ | 4 | WD | ||||||
CSゴールデンスピン | 2 | |||||||
CSアイススター | 1 | |||||||
CSフィンランディア杯 | 2 | |||||||
CSネペラ杯 | 2 | |||||||
CS USクラシック | 2 | 7 | ||||||
CSロンバルディア杯 | WD | |||||||
CSオータムクラシック | 1 | 3 | 3 | |||||
CSタリントロフィー | 2 | |||||||
冬季ユニバーシアード | 2 | |||||||
ユースオリンピック | 3 | |||||||
世界Jr.選手権 | 11 | 4 | 5 | |||||
ロシアJr.選手権 | 13 | |||||||
JGP B.シュベルター杯 | 2 | |||||||
JGPメ~テレ杯 | 3 | |||||||
JGPタリン杯 | 5 | |||||||
JGPミンスク | 2 | |||||||
ネスレ杯 | 1 J | |||||||
NRW杯 | 1 J | |||||||
メラーノ杯 | 1 J | |||||||
ニース杯 | 1 J | |||||||
トリグラフ杯 | 1 J | |||||||
ガルデナスプリング杯 | 1 J | |||||||
ニューイヤーズ杯 | 1 J |
詳細
[編集]2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2019年3月18日 - 24日 | 2019年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 3 75.96 |
4 148.80 |
2 224.76 |
2019年3月6日 - 9日 | 2019年冬季ユニバーシアード(クラスノヤルスク) | 4 67.57 |
1 147.20 |
2 214.77 |
2019年2月7日 - 10日 | 2019年四大陸フィギュアスケート選手権(アナハイム) | 6 68.09 |
3 139.37 |
2 207.46 |
2018年11月16日 - 18日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 4 61.73 |
6 118.72 |
6 180.45 |
2018年10月26日 - 28日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ラヴァル) | 6 61.19 |
5 124.52 |
5 185.71 |
2018年10月4日 - 7日 | ISUチャレンジャーシリーズ ISUチャレンジャーシリーズフィンランディア杯(エスポー) | 2 70.95 |
1 129.79 |
2 200.74 |
2018年9月11日 - 22日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネペラ杯(ブラチスラヴァ) | 2 69.99 |
2 122.31 |
2 192.30 |
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2018年3月19日 - 25日 | 2018年世界フィギュアスケート選手権(ミラノ) | 11 62.38 |
10 124.47 |
11 186.85 |
2018年2月21日 - 23日 | 2018年平昌オリンピック(平昌) | 15 58.82 |
13 118.30 |
12 177.12 |
2018年1月24日 - 27日 | 2018年四大陸フィギュアスケート選手権(台北) | 11 56.52 |
13 99.67 |
12 156.19 |
2017年11月17日 - 19日 | ISUグランプリシリーズ フランス杯(グルノーブル) | 6 62.29 |
3 138.69 |
5 200.98 |
2017年10月26日 - 29日 | ISUチャレンジャーシリーズ アイススター(ミンスク) | 3 60.62 |
1 126.95 |
1 187.57 |
2017年10月20日 - 22日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 6 63.92 |
9 121.03 |
8 184.95 |
2017年9月20日 - 23日 | ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシック(ピエールフォン) | 5 56.62 |
3 124.38 |
3 181.00 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年3月27日 - 4月2日 | 2017年世界フィギュアスケート選手権(ヘルシンキ) | 10 65.48 |
8 126.51 |
9 191.99 |
2017年2月14日 - 19日 | 2017年四大陸フィギュアスケート選手権(江陵) | 3 66.87 |
11 109.78 |
8 176.65 |
2016年11月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | 9 55.66 |
6 119.45 |
8 175.11 |
2016年11月4日 - 6日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 4 64.31 |
5 117.01 |
5 181.32 |
2016年9月29日 - 10月1日 | ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシック(ピエールフォン) | 2 61.48 |
3 110.98 |
3 172.46 |
2016年9月14日 - 17日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 8 48.33 |
9 78.73 |
7 127.06 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年4月22日 - 24日 | 2016年コーセー・チームチャレンジカップ(スポケーン) | 6 65.44 |
6 123.61 |
注[5] |
2016年3月26日 - 4月3日 | 2016年世界フィギュアスケート選手権(ボストン) | 12 61.63 |
10 121.99 |
12 183.62 |
2016年3月14日 - 20日 | 2016年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(デブレツェン) | 14 50.11 |
4 120.72 |
5 170.83 |
2016年2月12日 - 21日 | リレハンメルユースオリンピック(ハーマル) | 2 59.11 |
3 108.77 |
3 167.88 |
2015年12月2日 - 5日 | ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピン(ザグレブ) | 3 56.88 |
2 119.45 |
2 176.33 |
2015年11月18日 - 22日 | ISUチャレンジャーシリーズ タリントロフィー(タリン) | 3 57.48 |
2 117.39 |
2 174.87 |
2015年10月30日 - 11月1日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(レスブリッジ) | 12 49.84 |
4 115.32 |
7 165.16 |
2015年10月23日 - 25日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ミルウォーキー) | 7 59.26 |
4 119.30 |
4 178.56 |
2015年10月12日 - 15日 | 2015年スケートカナダオータムクラシック(バリー) | 2 59.23 |
1 120.49 |
1 179.72 |
2015年9月16日 - 20日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 4 59.66 |
2 118.25 |
2 177.91 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年3月2日 - 8日 | 2015年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(タリン) | 7 55.95 |
4 117.49 |
4 173.44 |
2015年1月7日 - 10日 | 2015年メンターネスレネスクイックトルン杯 ジュニアクラス(トルン) | 1 50.68 |
1 96.82 |
1 147.50 |
2014年11月26日 - 30日 | 2014年NRW杯 ジュニアクラス(ドルトムント) | 1 58.72 |
1 117.40 |
1 176.12 |
2014年11月14日 - 16日 | 2014年メラーノ杯 ジュニアクラス(メラーノ) | 1 51.02 |
1 107.57 |
1 158.59 |
2014年10月15日 - 19日 | 2014年ニース杯 ジュニアクラス(ニース) | 1 46.81 |
1 108.21 |
1 155.02 |
2014年10月1日 - 5日 | ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯(ドレスデン) | 2 55.31 |
2 109.48 |
2 164.79 |
2014年9月11日 - 14日 | ISUジュニアグランプリ メ~テレ杯(長久手) | 1 59.25 |
5 100.13 |
3 159.38 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2014年4月2日 - 6日 | 2014年トリグラフトロフィー ジュニアクラス(イェセニツェ) | 1 48.97 |
1 101.71 |
1 150.68 |
2014年3月28日 - 30日 | 2014年ガルデナスプリング杯 ジュニアクラス(ガルデナ) | 1 52.01 |
1 105.85 |
1 157.86 |
2014年3月10日 - 16日 | 2014年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ソフィア) | 16 45.62 |
11 96.10 |
11 141.72 |
2014年1月3日 - 6日 | 2014年ニューイヤーズカップ ジュニアクラス(ブラチスラヴァ) | 1 48.96 |
1 83.70 |
1 132.66 |
2013年10月9日 - 13日 | ISUジュニアグランプリ タリン杯(タリン) | 6 50.27 |
5 95.58 |
5 145.85 |
2013年9月25日 - 29日 | ISUジュニアグランプリ ミンスク(ミンスク) | 1 53.22 |
3 97.61 |
2 150.83 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2013年2月1日 - 3日 | ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(サランスク) | 13 53.73 |
13 97.47 |
13 151.20 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2019-2020[6] | 死の舞踏 作曲:カミーユ・サン=サーンス |
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調作品18 作曲:セルゲイ・ラフマニノフ |
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2018-2019 | 月光ソナタ 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 振付:ダニイル・グレイヘンガウス |
ブエノスアイレスの秋 作曲:アストル・ピアソラ |
アダージョ (dedicated to Denis Ten) ボーカル:ララ・ファビアン 振付:ダニイル・グレイヘンガウス |
2017-2018 | カルメン幻想曲 作曲:ジョルジュ・ビゼー 編曲:パブロ・デ・サラサーテ 振付:ミーシャ・ジー |
The Prayer ボーカル:セリーヌ・ディオン、アンドレア・ボチェッリ |
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2016-2017 | アイ・ガット・リズム ボーカル:ニッキ・ヤノフスキー |
映画『もののけ姫』より 作曲:久石譲 |
Little Secret ボーカル:ニッキ・ヤノフスキー |
2015-2016[7] | 悲しみのクラウン 作曲:スティーヴン・ソンドハイム アイ・ガット・リズム ボーカル:ニッキ・ヤノフスキー |
パパ、見守ってください 映画『愛のイエントル』より 作曲:ミシェル・ルグラン 振付:デヴィッド・ウィルソン |
アイ・ガット・リズム ボーカル:ニッキ・ヤノフスキー |
2014-2015 | 映画『SAYURI』より 作曲:ジョン・ウィリアムズ |
悲しみのクラウン 作曲:スティーヴン・ソンドハイム | |
2013-2014 | アルゼンチンよ、泣かないで リミックス ミュージカル『エビータ』より 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー |
Crystallize Immortal Spontaneous |
脚注
[編集]- ^ ロシア語ラテン翻字: Elizabet Baytakovna Tursynbaeva
- ^ a b [1]
- ^ Let’s Meet: Elizabet Tursynbaeva (KAZ)
- ^ “トゥルシンバエワ引退「新しい章の始まり」19年世界選手権2位”. 日刊スポーツ (2021年9月21日). 2021年10月11日閲覧。
- ^ 男女シングルSP団体1位、総合団体3位
- ^ Ученица Тутберидзе Турсынбаева будет выступать в образе черного ворона. Фото
- ^ Skaters gear up for new season at Skate Detroit
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- エリザベート・トゥルシンバエワ (@elizabetkz) - Instagram