エリザベット・ボルヌ
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エリザベット・ボルヌ Élisabeth Borne | |
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2022年11月、欧州議会にて | |
生年月日 | 1961年4月18日(63歳) |
出生地 | フランス・パリ |
出身校 |
エコール・ポリテクニーク 国立土木学校 Collège des Ingénieurs |
前職 |
セゴレーヌ・ロワイヤル私設秘書 パリ交通公団総裁 |
所属政党 |
(社会党→) (共和国前進/進歩の領域→)[1] 再生/進歩の領域 |
称号 | レジオンドヌール勲章シュヴァリエ |
サイン | |
第25代首相 | |
内閣 | エリザベット・ボルヌ内閣 |
在任期間 | 2022年5月16日 - 2024年1月9日 |
大統領 | エマニュエル・マクロン |
国民議会議員 | |
選挙区 | カルバドス第6区 |
在任期間 | 2022年6月22日 - 2022年7月22日 |
内閣 | ジャン・カステックス内閣 |
在任期間 | 2020年7月6日 - 2022年5月16日 |
内閣 | 第2次エドゥアール・フィリップ内閣 |
在任期間 | 2019年7月16日 - 2020年7月6日 |
内閣 | 第1次エドゥアール・フィリップ内閣 |
在任期間 | 2017年5月17日 - 2019年7月16日 |
エリザベット・ボルヌ(仏: Élisabeth Borne、1961年4月18日 - )は、フランスの政治家。現在、同国の国民教育大臣。2022年から2024年までは首相を務め、エディット・クレッソンに続き史上二人目となる女性首相であった。
来歴
[編集]パリ出身[2]。父親のジョゼフ・ボーンスタインは第二次世界大戦初めにフランスに逃れてきたポーランド系ユダヤ人であった。父親はフランス人の女性と結婚し、製薬研究所を設立し、運営した[3][2]。ボルヌはパリの高校に進学。エコール・ポリテクニーク、国立土木学校などを卒業した[4]。
2014年から2015年までエコロジー・持続可能開発・エネルギー大臣のセゴレーヌ・ロワイヤルの私設秘書を務めた[5] 。2015年から2017年までパリ交通公団の総裁を務めた[6][7]。
2017年5月17日、交通担当大臣に就任。2019年7月16日、環境連帯移行大臣に就任。2020年7月6日、労働・雇用・社会復帰大臣に就任[8]。
2022年5月16日、ジャン・カステックス率いる内閣が総辞職。同日、エマニュエル・マクロン大統領は新首相に任命した[9][10][11]。6月の議会総選挙では与党が大敗し、6月21日に首相辞任を申し出たがマクロンはこれを拒否[12]。6月25日に新内閣を組閣するよう要請した[13]。7月11日にはボルヌに対する不信任決議案が議会で退けられた[14]。
2023年に入り年金改革に反対するストライキ、また6月にはパリ郊外で17歳の男性が警察により射殺されたことによる暴動が発生し、首相交代を含む内閣改造を求める声が噴出したものの、マクロン大統領は7月17日にボルヌの首相続投を決定した[15]。11月12日にはパリで行われた反ユダヤ主義に抗議するデモに参加した[16]。
2024年1月8日に首相を辞任したことが発表され[17]、翌9日にガブリエル・アタル国民教育相が新首相に任命されたことで、ボルヌは首相を退任した[18]。
2024年12月23日に発足したフランソワ・バイル首相率いる内閣において国民教育大臣に就任した[19]。
脚注
[編集]- ^ “Clément Beaune rejoint les macronistes de gauche” (フランス語). l'Opinion (2020年11月20日). 2022年7月12日閲覧。
- ^ a b Sage, Adam (17 May 2022). “Elisabeth Borne: France's first female prime minister for 30 years seeks unity”. The Times 17 May 2022閲覧。
- ^ Bloch, Ben (17 May 2022). “France's new prime minister is the daughter of a Holocaust survivor and French Resistance hero”. The Jewish Chronicle 17 May 2022閲覧。
- ^ 久野華代 (2022年5月17日). “フランスに31年ぶり2人目の女性首相 ボルヌ氏任命 クレッソン氏以来”. 毎日新聞. 2022年5月17日閲覧。
- ^ La préfète de Poitou-Charentes nommée directrice de cabinet de Ségolène Royal Le Monde, April 24, 2014.
- ^ Philippe Jacqué, Cédric Pietralunga and Isabelle Chaperon (March 24, 2015), RATP : Elisabeth Borne devrait remplacer Pierre Mongin Le Monde, April 24, 2014.
- ^ Nussbaum, Ania; Adghirni, Samy (2022年5月17日). “マクロン大統領、新首相にボルヌ氏を任命-仏史上2番目の女性首相”. ブルームバーグ 2022年5月17日閲覧。
- ^ “エリザベット・ボルヌ労働・雇用・社会復帰大臣”. 在日フランス大使館. 2022年5月17日閲覧。
- ^ “仏新首相にボルヌ労働相、30年ぶり史上2人目の女性”. ロイター (2022年5月17日). 2022年5月17日閲覧。
- ^ “フランス新首相に前労相ボルヌ氏 女性は2人目、約30年ぶり”. 共同通信 (2022年5月17日). 2022年5月17日閲覧。
- ^ “フランス 新首相にボルヌ氏任命 女性首相は30年ぶり 史上2人目”. NHK (2022年5月17日). 2022年5月17日閲覧。
- ^ “French President Macron rejected Prime Minister Borne's offer to resign”. ロイター. (2022年6月21日) 2022年7月3日閲覧。
- ^ “France's Macron asks Prime Minister Elisabeth Borne to propose new government”. France 24. (2022年6月25日) 2022年7月3日閲覧。
- ^ “フランス議会、首相に対する不信任決議案を否決”. ロイター. (2022年7月12日) 2023年7月19日閲覧。
- ^ “マクロン仏大統領、首相続投決定 ストや暴動受け内閣改造求める声”. ロイター. (2023年7月18日) 2023年7月19日閲覧。
- ^ “「反ユダヤ」に抗議し18万人デモ ボルヌ首相や大統領経験者も参加―仏”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2023年11月13日) 2024年1月9日閲覧。
- ^ “ボルヌ仏首相辞任、後任は未定-アタル教育相が有力候補との報道も”. bloomberg.co.jp. ブルームバーグ. (2024年1月9日) 2024年1月9日閲覧。
- ^ “Gabriel Attal becomes France's youngest PM as Macron seeks reset - media”. ロイター. (2024年1月9日) 2024年1月9日閲覧。
- ^ “仏新内閣発足、社会党系の元2首相起用 中道左派頼みに 政局不安続く 外相は留任”. 産経新聞. (2024年12月24日) 2024年12月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- Élisabeth Borne (@elisabeth_borne) - X(旧Twitter)
- Élisabeth Borne (100058218664661) - Facebook
公職 | ||
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先代 ジャン・カステックス |
フランス共和国首相 2022年5月16日 - 2024年1月9日 |
次代 ガブリエル・アタル |