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エヂ・モッタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エヂ・モッタ(Ed Motta)
基本情報
生誕 (1971-08-17) 1971年8月17日
出身地 ブラジルの旗 ブラジル
リオデジャネイロ
ジャンル MPBジャズロックソウルファンク
活動期間 1988年-現在
レーベル ワーナー・ミュージックユニバーサル・ミュージック、Trama、LAB 344、Membran
公式サイト https://edmotta.com.br/

エヂ・モッタ(Eduardo "Ed" Motta)ポルトガル語発音: [eduˈaɾdu ˈmɔtɐ]1971年8月17日 - )はブラジルのMPBロックソウルファンクジャズのミュージシャン。ブラジルのソウルシンガー、チン・マイアの甥にあたる[1]。ローリング・ストーン・ブラジルが選ぶ「ブラジル音楽の100人のシンガー」に選ばれている[2]

経歴

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エヂ・モッタは1971年8月17日、リオデジャネイロ北部のティジュカにて、ルジア・モッタ(チン・マイアの姉妹)とアントニオ・モッタの間に生まれた[3][4][5]

10代の頃からディスコソウルファンクを聴き、後にロックに傾倒。ハードロックバンド「Kabbalah」のボーカルを担当したほか[6]、ギタリストのLuiz Fernando Comprido[7]とバンド「Expresso Realengo」を結成。後にバンドは「コネクシオン・ジャペリ(Conexão Japeri)」と改名し、最初のアルバム『Ed Motta & Conexão Japeri』を1988年に録音した。

1990年にソロ活動を開始し、『Um Contrato Com Deus』でソロアルバムデビュー。このアルバムではほとんどすべての楽器を自身で演奏した。1997年にブラジル映画『Pequeno Dicionário Amoroso (The Book of Love』にサウンドトラックを提供したほか[8]、1999年にはディズニー映画ターザンフィル・コリンズの楽曲をブラジル・ポルトガル語に翻訳している[9]。その後もいくつかのソロアルバムをリリースし、2006年にはアルバム『Aystelum』がラテングラミー賞のラテンジャズ部門にノミネートされた[10]

これまでにロイ・エアーズ4ヒーローセウ・ジョルジイリアーヌ・イリアスインコグニートボ・ディドリー坂本龍一などと共演したことがある[6]。また、さまざまなジャンルの作品を手掛けており、ジャズMPB、ロック、ハリウッド映画のサウンドトラック、ファンク、クラシック音楽AORボサノバレゲエまで幅広く存在する。

日本との関わり

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日本のシティポップやジャズの愛好家・レコードコレクターとしても知られ、お気に入りのアーティストとして山下達郎南佳孝、三木敏悟や鈴木宏昌などを挙げている。2016年には音楽誌『Wax Poetics』の企画で、日本のシティポップをテーマとしたミックスを公開している。[11]

2003年にブルーノート東京でのインコグニート公演にてシンガーとして初めて来日しており、[12]その際に日本のシティ・ポップやジャズを中心に約3000枚の中古盤を購入した。[13]2013年にも再来日し、同じくブルーノート東京でデイヴィッド・T・ウォーカーをギタリストに迎え公演を行っている。また、この公演では山下達郎の『Windy Lady』を日本語でカバーした。[14][15]

ディスコグラフィー

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キーボードを演奏しているエヂ・モッタ(2006年)

コネクシオン・ジャペリ(Conexão Japeri)

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タイトル リリース年 レーベル フォーマット
Ed Motta & Conexão Japeri 1988年 ワーナー・ミュージック LP、K7、CD

ソロアルバム

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タイトル リリース年 レーベル フォーマット
Um Contrato com Deus 1990年 ワーナー・ミュージック LP、K7
Entre e Ouça 1992年 ワーナー・ミュージック LP、K7、デジタルダウンロード
Manual Prático para Festas,

Bailes e Afins

1997年 ユニバーサルミュージック デジタルダウンロード、CD
Remixes & Aperitivos 1998年 ユニバーサルミュージック デジタルダウンロード、CD
As Segundas Intenções do

Manual Prático

2000年 ユニバーサルミュージック デジタルダウンロード、CD
Dwitza 2002年 ユニバーサルミュージック デジタルダウンロード、CD
Poptical 2003年 Trama デジタルダウンロード、CD、LP
Aystelum 2005年 Trama デジタルダウンロード、CD
Perfil 2005年 Som Livre デジタルダウンロード、CD
Piquenique 2009年 Trama デジタルダウンロード、CD
Chapter 9 2010年 Trama デジタルダウンロード、CD
AOR 2013年 LAB 344 デジタルダウンロード、CD、LP
Perpetual Gateways 2016年 LAB 344 デジタルダウンロード、CD、LP
Criterion Of The Senses 2018年 Membran デジタルダウンロード、CD、LP

コンピレーション・アルバム

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タイトル リリース年 レーベル フォーマット
E-Collection: Ed Motta 2000年 ワーナー・ミュージック デジタルダウンロード、CD
Série Sem Limite: Ed Motta 2001年 ユニバーサルミュージック デジタルダウンロード、CD
Warner 25 Anos: Ed Motta 2001年 ワーナー・ミュージック デジタルダウンロード、CD
Novo Millenium: Ed Motta 2005年 ユニバーサルミュージック デジタルダウンロード、CD
Warner 30 Anos: Ed Mota 2006年 ワーナー・ミュージック デジタルダウンロード、CD
Sucessos Em Dose Dupla: Ed Motta 2012年 ワーナー・ミュージック デジタルダウンロード、CD

ライブアルバム

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タイトル リリース年 レーベル フォーマット
Ao Vivo 1993年 ワーナー・ミュージック CD、LP、K7
Ao Vivo (duplo) 2004年 Trama CD

DVD

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タイトル リリース年 レーベル フォーマット
Ed Motta em DVD 2004年 Trama DVD

外部リンク

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出典

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  1. ^ “Apos polemica, Ed Motta defende o funk e o pagode” (Portuguese). Purepeople. (23 April 2015). http://www.purepeople.com.br/noticia/apos-polemica-ed-motta-defende-o-funk-e-o-pagode-eu-acho-belo-bonzao_a53002/1 22 May 2015閲覧。 
  2. ^ Listas - As 100 Maiores Vozes da Música Brasileira - Ed Motta - Rolling Stone Brasil”. web.archive.org (2014年10月19日). 2021年12月5日閲覧。
  3. ^ Tim Maia - 70 anos” (ポルトガル語). Terra. 2019年11月5日閲覧。
  4. ^ Viciado em vinil”. www.terra.com.br. 2019年11月5日閲覧。
  5. ^ BIOGRAPHY - ED MOTTA | エヂ・モッタ - UNIVERSAL MUSIC JAPAN”. エヂ・モッタ. 2021年12月12日閲覧。
  6. ^ a b The Global Panel”. BBC.co.uk. 13 January 2008閲覧。
  7. ^ As "Segundas Intenções" de Ed Motta”. www1.folha.uol.com.br. 2019年11月5日閲覧。
  8. ^ A voz sem musica e a musica sem voz” (Portuguese). Universo Musical. 22 May 2015閲覧。
  9. ^ Basilio, Andressa (17 January 2014). “Tarzan – A Evolução da Lenda estreia hoje nos cinemas”. Crescer. http://revistacrescer.globo.com/Diversao/Filmes-e-TV/noticia/2014/01/tarzan-evolucao-da-lenda-estreia-hoje-nos-cinemas.html 22 May 2015閲覧。 
  10. ^ Ed Motta”. HKW. 22 May 2015閲覧。
  11. ^ 【発見!シティポップな海外バンド】エヂ・モッタ from.ブラジル”. ARBAN (2019年3月8日). 2021年12月12日閲覧。
  12. ^ ED MOTTA with special guest DAVID T. WALKER|LIVE REPORTS|BLUE NOTE TOKYO”. www.bluenote.co.jp. 2021年12月12日閲覧。
  13. ^ Ed Motta - TOWER RECORDS ONLINE”. tower.jp. 2021年12月12日閲覧。
  14. ^ Ed Motta with special guest David T. Walker 2013”. davidtwalker.jp. 2021年12月12日閲覧。
  15. ^ (日本語) Ed Motta & David T. Walker Tokyo Blue Note 2013 - Windy Lady Tatsuro Yamashita 山下達郎, https://www.youtube.com/watch?v=HDkEKIQCX2s 2021年12月12日閲覧。