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エゾウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エゾウイルス
分類
レルム : リボウィリア Riboviria
: オルソルナウイルス界 Orthornavirae
: ネガルナウイルス門 Negarnaviricota
亜門 : ポリプロウイルス亜門 Polyploviricotina
: エリオウイルス綱 Ellioviricetes
: ブニヤウイルス目 Bunyavirales
: ナイロウイルス科 Nairoviridae
: オルソナイロウイルス属 Orthonairoviridae
: エゾウイルス (Yezo virus)

エゾウイルス(Yezo virus)とは、ブニヤウイルス目ナイロウイルス科オルソナイロウイルス属に属するRNAウイルスの一種である[1]

発見

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2019年に、マダニに刺された後に発熱などの症状が出たために北海道札幌市にある病院を訪れた患者2人の検体からウイルスを分離、培養し、遺伝子を分析した上で新種のウイルスであることが判明した。こののちに、2014年から2020年までの間に少なくとも7人の感染者が出ていて、抗体検査の結果から、すでに北海道内で拡大していることが示唆されたが、感染による死者は確認されていない。2021年9月20日、学術雑誌『Nature Communications』に掲載された[2]

対策

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予防方法としては、他のマダニに刺されないように、山では肌の露出を避けることが挙げられる[3]

脚注

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  1. ^ エゾウイルスについて 松野 啓太(国立感染症研究所)、2021年10月7日閲覧。
  2. ^ 北海道におけるエゾウイルス熱を発見 ~マダニが媒介する新たなウイルス感染症~北海道大学(2021年9月22日)、2021年10月7日
  3. ^ マダニ媒介「エゾウイルス熱」 北大など発見 発熱や筋肉痛の症状 北海道新聞(2021年9月25日)、2021年10月7日