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エス・ディー・エス バイオテック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社エス・ディー・エス バイオテック
SDS Biotech K.K.
種類 株式会社
市場情報
東証2部 4952
2009年12月16日 - 2021年7月29日
本社所在地 日本の旗 日本
103-0004
東京都中央区東日本橋1丁目1番5号
ヒューリック東日本橋ビル
設立 1968年10月
業種 化学
法人番号 7010001092764 ウィキデータを編集
事業内容 農薬の製造、販売
代表者 代表取締役社長 寒河江充宏
資本金 8億1036万円(2021年3月31日)[1]
発行済株式総数 783万0925株
(2021年3月31日)[1]
売上高 119億9998万3000円
(2021年3月期)[2]
営業利益 12億3836万2000円
(2021年3月期)[2]
純利益 13億7150万5000円
(2021年3月期)[2]
純資産 79億8856万8000円
(2021年3月31日現在)[1]
総資産 152億1970万9000円
(2021年3月31日現在)[1]
従業員数 179名
(2021年3月31日現在)[1]
決算期 3月31日
主要株主 出光興産株式会社 100%
(2021年8月2日現在)
外部リンク http://www.sdsbio.co.jp/
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株式会社エス・ディー・エス バイオテック(SDS Biotech)は東京都中央区に本社を置く農薬製造会社。出光興産株式会社の100%子会社。

沿革

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  • 1968年昭和43年)10月 - 昭和電工と米国ダイアモンド・シャムロック社の合弁により、昭和ダイヤモンド化学株式会社として設立[1]
  • 1973年(昭和48年)1月 - ダイアモンド・シャムロック社より除草剤「ダクタール」の日本における営業権を取得[1]
  • 1983年(昭和58年)
    • 6月 - シャムロック社側からの申し出により、株式会社エス・ディー・エス バイオテックに商号を変更[1]
    • 7月 - 昭和電工の農薬事業、並びにダイアモンド・シャムロック社の日本における農薬とその関連事業を移管される[1]
  • 1984年(昭和59年)8月 - 日本証券業協会(現・JASDAQ)に店頭登録[1]
  • 1986年(昭和61年)6月 - スイスのサンド社(現・ノバルティス)と資本・業務提携し、同社グループの日本および東南アジアにおける農薬事業とその関連事業を移管される[1]
  • 1990年平成2年)9月 - 茨城県つくば市緑ケ原にあるテクノパーク豊里内に、薬品開発を目的とした新施設「つくば技術センター(仮称)」を建設する計画を発表した[3][4]
  • 1991年(平成3年)10月 - つくば研究所が完成。昭和電工の研究所内に置いていた東京研究所を全面移転[5]
  • 1998年(平成10年)4月 - ノバルティス社との提携を解消。昭和電工がTOBによりノバルティス社が保有する当社の全株式を取得。また、ノバルティスから移管された農薬事業及びその関連事業を日本チバガイギー株式会社(現・シンジェンタジャパン)に移管[1]
  • 1999年(平成11年)1月 - 昭和電工から国際衛生の全株式を譲受[1]
  • 2000年(平成12年)2月 - 日本証券業協会への店頭登録取消[1]
  • 2001年(平成13年)6月 - 中外製薬から水稲除草剤「カフェンストロール」を譲受[1]
  • 2002年(平成14年)4月 - 株式会社マルゼン化工の全株式を取得。同年9月、株式会社SDSグリーンに商号を変更[1]
  • 2003年(平成15年)1月 - 宇部興産(現・UBE)より殺菌剤「ペフラゾエート」及び「ジフルメトリム」を譲受[1][6]
  • 2005年(平成17年)
    • 3月 - MBOにより昭和電工より独立。有限会社エス・ディー・エスバイオテックホールディングスが当社の株式を昭和電工から譲受。国際衛生株式会社の全株式を昭和電工に譲渡[1][7]
    • 7月 - エス・ディー・エスバイオテックホールディングスを吸収合併[1]
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)9月 - 株式会社トクヤマより水稲除草剤「テニルクロール」を譲受[1]
  • 2008年(平成20年)12月 - ジャスダック証券取引所に株式を上場[1]
  • 2009年(平成21年)12月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場[1]
  • 2010年(平成22年)1月 - ジャスダック証券取引所の上場廃止[1]
  • 2011年(平成23年)6月 - TOBにより、出光興産の連結子会社となる[1]
  • 2021年令和3年)
    • 7月29日 - 東京証券取引所市場第二部上場廃止。
    • 8月2日 - 簡易株式交換により、出光興産株式会社の完全子会社となる[8]

トピックス

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人にも環境にも優しい農業を実践する場で注目を集めている「微生物農薬」(原料は、納豆菌の仲間をはじめとした人体に無害な微生物)を製造、販売している[9][10]

事業所

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関連会社

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持分法適用関連会社[1]
  • フマキラー・トータルシステム株式会社
  • 江蘇新河農用化工有限公司(中国
  • 江蘇新沂泰禾化工有限公司(中国)
非連結子会社[1]
  • 史迪士(上海)化学制品有限公司(中国)

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 有価証券報告書‐第53期(令和2年4月1日‐令和3年3月31日)”. EDINET. 2021年6月26日閲覧。
  2. ^ a b c 2021年3月期決算短信エス・ディー・エス バイオテック
  3. ^ “農薬メーカー、つくばに進出 建設工事に着手”. 朝日新聞 茨城版. (1990年9月6日) 
  4. ^ “SDSバイオテックが着工、つくばに農薬技術センター。”. 日本経済新聞 北関東: p. 4. (1990年9月6日) 
  5. ^ “SDSバイオテック、つくば研究所完成、東京から全面移転。”. 日本経済新聞: p. 4. (1991年10月19日) 
  6. ^ “宇部興産の薬剤3事業を買い取り--昭和電工の子会社”. 毎日新聞 東京朝刊: p. 8. (2003年1月9日) 
  7. ^ “昭和電工、子会社を分離 経営陣による企業買収方式で”. 読売新聞 東京朝刊: p. 10. (2005年3月16日) 
  8. ^ 出光興産株式会社による株式会社エス・ディー・エス バイオテックの完全子会社化に関する株式交換契約締結(簡易株式交換)のお知らせ出光興産、エス・ディー・エス バイオテック 2021年5月11日
  9. ^ 有機野菜を身近に~食の安全に挑む新ビジネス~ - テレビ東京 2008年2月19日
  10. ^ 出光アグリバイオ製品ガイド - 出光興産 2024年10月20日閲覧

外部リンク

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