エスケボルン鉱
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エスケボルン鉱 | |
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分類 | セレン化鉱物 |
シュツルンツ分類 | 2.CB.10a |
Dana Classification | 2.9.1.2 |
化学式 | CuFeSe2 |
晶癖 | 厚板状結晶、塊状 |
へき開 | {001} perfect |
モース硬度 | 3-3.5 |
光沢 | 金属光沢 |
色 | 真鍮のような黄色 |
条痕 | 黒色 |
透明度 | 不透明 |
密度 | 5.35 (実測) 5.44 (計算) |
多色性 | クリームイエローから黄色がかった茶色 |
蛍光 | なし |
溶解度 | 不要 |
不純物 | Ag, S |
その他の特性 | 磁性 |
文献 | [1][2][3][4] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
エスケボルン鉱(Eskebornite)は、化学式CuFeSe2のセレン化鉱物である[1][2]。正方晶系の結晶で、真鍮色である。厚平板結晶として見られることもあるが、他のセレン化鉱物と相互成長することが多い[3]。黄銅鉱グループの1つである[4]。
発生
[編集]1949年にドイツの鉱物学者パウル・ラムドールがハルツ山地のエスカボルン坑道で発見し[5]、発見地の名前に因んで命名された。セレン鉛鉱、セレン水銀鉱、セレン銅鉱、セレン銀鉱、ウマンゴ鉱、geffroyite、chameanite等の他のセレン化鉱物と一緒に見られることが多い。しかし、また黄銅鉱、閃ウラン鉱、アンケル石、苦灰石等と一緒に見られることもある[3]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ “Eskebornite: Eskebornite mineral information and data.”. www.mindat.org. 2016年10月24日閲覧。
- ^ Barthelmy, Dave. “Eskebornite Mineral Data”. webmineral.com. 2016年10月24日閲覧。
- ^ a b “Handbook of Mineralogy, Eskebornite”. 2022年9月9日閲覧。
- ^ “Chalcopyrite-Eskebornite Series: Chalcopyrite-Eskebornite Series mineral information and data.”. www.mindat.org. 2016年10月24日閲覧。
- ^ D.C. Harris, E.A.J. Burke. “Eskebornite, two Canadian occurrences”. The Canadian Mineralogist 10: 786–796 .