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エキサイトマッチ〜世界プロボクシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エキサイトマッチ〜世界プロボクシング
ジャンル スポーツ/ボクシング
司会者 ジョー小泉(解説)
浜田剛史(解説)
高柳謙一(実況)
国・地域 日本
言語 日本語
各話の長さ 21時(月曜日)
製作
撮影体制 マルチカメラ
放送
放送チャンネルWOWOW
映像形式1080i (HDTV)
音声形式サラウンドサウンド
放送期間1991年 - 現在放送中
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エキサイトマッチEXCITE MATCH)は、WOWOWで放送中のプロボクシング中継番組、1991年のWOWOW開局以来続く長寿番組である。番組開始以来、放送時間帯は何度か変更されているが現在は毎週月曜21時からWOWOWライブで放送している(かつては月曜20時、日曜19時などの時間帯で放送していた)。再放送はWOWOWプライムやWOWOWプラスでも行われている。

概要

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WOWOW開局前の試験放送の目玉としてマイク・タイソンの試合を中継したのがエキサイトマッチの始まりで、以来アメリカで行われた試合を中心に世界各地の試合を毎週2〜3試合放送している。基本的に現地で試合が行われた実際の日から1〜2か月遅れてエキサイトマッチで放送しているが、タイソンやオスカー・デ・ラ・ホーヤマニー・パッキャオフロイド・メイウェザー・ジュニアなどスター選手が登場するビッグマッチは「エキサイトマッチスペシャル」として生中継で放送している。試合が行われた現地の映像をそのまま放送している為、ノイズや雑音が混じる事もある。現地の実況をジョー小泉が即座に翻訳するのも、この番組ならではである。現役・元ボクサーがスペシャルゲストとしてスタジオに登場する事もある。

井上尚弥を育てた大橋秀行によると、当番組の功績は非常に大きく、当番組で中継を観た選手やトレーナーたちが世界の一流の技術を見て学んだことで、放送開始からの30年間で日本人選手のレベルが飛躍的に向上したという[1]

初期の頃はヘナロ・エルナンデス八尋史朗葛西裕一らが出場する帝拳プロモーション主催の日本国内興行も中継していた(2000年11月の日本フェザー級タイトルマッチ・木村鋭景カズ有沢の一戦も帝拳プロモーションの主催ではないが地上波での放送が無かったため、録画で後日放送した)。現在も帝拳プロモーションに所属している選手の海外試合であればほぼ放送しており、帝拳プロモーションに所属していない日本人選手であっても大きめの海外試合であれば放送することがあり、特に注目度の高い試合はエキサイトマッチスペシャルとして生中継される場合もある。日本国内ジム(緑ジム)所属選手として初の世界ヘビー級王座挑戦となったオケロ・ピーター(MG・ピーター)の試合も放送した。

2010年10月24日の西岡利晃VSレンドール・ムンロー戦では日本ボクシング中継初となる3Dで中継。3D、ウルトラスーパースロー、天井カメラなど計16台のカメラで中継し[2]、3Dカメラの他に、2Dカメラで撮影した映像をリアルタイムで3D変換できるカメラを導入して3D中継した。世界戦における3D生中継は日本初だった[3][4]

2011年12月、スーパーミドル級トーナメントのSuper Six World Boxing Classicを予選から準決勝まで全ての試合を放送していたが、決勝戦となったアンドレ・ウォードVSカール・フローチは未放送。

2013年5月5日、放送開始から1000回目の放送を迎え、記念番組「ボクシング忘れられない瞬間ベスト100」を放送。

2013年10月6日、事前にウラジミール・クリチコVSアレクサンデル・ポベトキンは生中継で放送すると宣伝されていたが、試合当日のスタジオでディレイ放送に変更されることが告知された。

2013年10月13日、WOWOWメンバーズオンデマンドティモシー・ブラッドリーVSファン・マヌエル・マルケスを生中継、WOWOWメンバーズオンデマンドでボクシングの試合が生中継されるのは初となった。

2013年11月10日の山中慎介対アルベルト・ゲバラ戦では、ネット配信で視聴者が10台のカメラから好みの角度で3〜4台を選べるという「マルチアングル配信」を採用[5]

2019年11月9日のWBSSバンタム級決勝戦井上尚弥VSノニト・ドネアは同日21時からディレイ放送された[6]

2021年12月19日、14日に行われたWBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ、井上VSアラン・ディパエンをエキサイトマッチスペシャルとして録画放送した[7]。以降も井上の試合を中心に国内で開催されたビッグマッチをエキサイトマッチスペシャルとして適宜録画放送している。

2018年にDAZN、2022年にU-NEXTが相次いで海外ボクシングの生中継に参入したため、WOWOWでの生中継は減少しているが、これらの2プラットフォームで生中継された試合を当番組でも放送する場合がある(一例として2022年6月11日(日本時間)にDAZNで配信されたWBA世界ライトフライ級王座統一戦、京口紘人エステバン・ベルムデスを8月1日の当番組で放送)。2024年現在、生中継はアメリカESPN制作のトップランク興行及びAmazon Prime Video制作のPBC興行が中心となっている。

出演者

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  • ジョー小泉(マッチメイカー)
  • 浜田剛史(帝拳プロモーション代表。元WBC世界スーパーライト級王者)
  • 高柳謙一(放送開始当時はWOWOWアナウンサー)
  • 増田美香(WOWOW専属契約アナ、アシスタント。2018年4月- )
回によって荻野仁美渋佐和佳奈(ともにWOWOW専属契約アナ)が担当することがある。
  • 赤平大(主に海外からの生中継時のスタジオ進行役として不定期出演)
  • 鈴木健日本テレビエグゼクティブアナウンサー。赤平同じくスタジオ進行役として不定期出演)

過去の出演者

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テーマ曲

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脚注

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  1. ^ “「令和の時代に日本人の世界ヘビー級王者が誕生するかも」今はふに落ちる大橋会長の予言”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年12月27日). https://www.nikkansports.com/sports/column/hyakkei/news/202312260001142.html 2023年12月27日閲覧。 
  2. ^ 浜本卓也 (2010年10月22日). “西岡カメラなんと16台! バルサを超えた”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20101022-692919.html 2013年5月12日閲覧。 
  3. ^ “長谷川も興奮! 日本初3D世界戦生中継”. デイリースポーツ. (2010年11月24日). オリジナルの2010年11月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101127164156/http://www.daily.co.jp/ring/2010/11/24/0003630151.shtml 2013年5月12日閲覧。 
  4. ^ 2D映像を3D映像にリアルタイム変換できる“ビクター2D‐3D変換技術”が、日本初の“ボクシング世界タイトルマッチ3D生中継”に採用!”. ビクター・JVC (2010年10月21日). 2013年5月12日閲覧。
  5. ^ 山中「KOは7回くらいがベスト」”. Boxing News (2013年10月7日). 2013年12月23日閲覧。
  6. ^ WBSS決勝戦 「井上尚弥 vs ノニト・ドネア」 11/9(土)夜9時~、WOWOWにて放送決定!
  7. ^ “WOWOWが井上尚弥VSディパエンを録画放送/ボクシング”. サンスポ. (2021年12月16日). https://www.sanspo.com/article/20211216-P4RJH575ZZNJHGHIQME2DJQJPI/ 2023年6月20日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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