エアラインパイロッツ
ジャンル | フライトシミュレーション、職ゲー |
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対応機種 | アーケード[AC] |
開発元 | セガ |
発売元 | セガ |
人数 | 1人プレイ専用 |
発売日 | [AC]:1999年4月 |
筐体 | コクピット筐体 |
システム基板 | NAOMI |
『エアラインパイロッツ』(AIRLINE PILOTS)は、1999年にセガがリリースしたフライトシミュレーション型の大型筐体ゲームである。開発に日本航空が協力しており、当時の最新鋭機ボーイング777-200が収録されている。 3画面のDX筐体と、1画面のSD筐体が存在する(前者は副操縦席側まで見え、操縦桿を操作する副操縦士の腕も再現されているのがわかる。因みに重量は前者が540kg、後者が250kg)。
ゲーム概要
[編集]プレイヤーは、東京国際空港を舞台に、日本航空のB777-246スタージェット1号機「シリウス(機体記号:JA8981 製造番号:27364/23)[1][2]」(北米版では架空のセガ・エア)を操縦する。
トレーニングモードとフライトモードがあり、前者は5つのシチュエーション(離陸→旋回→着陸→エンジントラブル→悪天候下着陸)下で四角のマーカーを通過する形で飛行し、合格点以上であれば次のステージに進めるというもの。フライトモードは、昼・夕方・夜の時間帯を選択し、離陸して東京23区上空を制限時間まで自由に飛行できると言うもの。上空にはエクステンドリングがあり、通過すると制限時間が12秒増える。1分を切ると着陸するかそのまま続行するか選択できる。
筐体には操縦桿、2本式のスロットルレバー、ラダーペダル、フラップとランディングギアスイッチが装備されており、プレイ中に操作セッティングを指示される事がある。なおマニュアル操作モードではこのすべてを操作するが、オート操作モードでは操縦桿とラダーペダル以外は自動で作動する。
当時、東京の街並みをフルポリゴンで再現した数少ないゲームである。
トレーニングモード
[編集]- 離陸
- 滑走路の端から開始され、そこからフルスロットルで滑走して離陸後、マーカー通りに飛行(やや右旋回気味)する
- 旋回
- 上空から開始され、そこからマーカーに沿って左→右の順に旋回する
- 着陸
- 空港手前の上空から開始。横浜方面から進入し、マーカーに沿って徐々に高度と速度を落としながら、フラップ、ランディングギアを下ろし、適切に着陸する
- エンジントラブル回避
- 左エンジンの故障を想定して、左エンジンを停止させて右エンジンのみを使用して、「旋回」と同じコースを飛行する。但し弱い風も吹いている
- 悪天候
- 悪天候で横風が吹く中、滑走路へ着陸する。「着陸」とはコースが違い、新木場方面から進入、中央防波堤付近で一度左に旋回してから着陸する必要があり、またその関係上途中で風向きが変化していくといった、困難なシチュエーションがある
フライトモード
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フライトモードとは、プレイヤーが自由に機体を操縦することができるモードである。
初級・中級・上級の3つが用意されている。
- 初級:昼間・無風・着陸時旋回なし(横浜方面からの進入)
- 中級:夕方・弱風・着陸時旋回あり(新木場方面からの進入)
- 上級:夜間・強風・着陸時旋回あり(中級より急カーブになる)
羽田空港を離陸後、東京上空を飛び、空にあるタイムコインを取って残り時間を増やせる(コイン1つにつき12秒延長)。
残り時間が1分になった段階でそのまま飛び続けるか、羽田に着陸をするかを選べる。
関連項目
[編集]- 職ゲー
- 救急車 (アーケードゲーム)
- クレイジータクシー
- あぽやん~走る国際空港 - 第一話で遠藤(伊藤淳史)が成田空港内でプレイしていた。
- 日本航空
- 東京国際空港
脚注
[編集]- ^ 1996年4月就航、主に国内線で運用。2014年4月運用離脱、6月13日、アリゾナ州フェニックス・グッドイヤー空港に回送、同月17日付けで部品取りとして売却。
- ^ JAL初の777、シリウス「JA8981」が退役 - Flight Liner 2014年6月18日