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ウートンバセット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウートンバセット
欧字表記 Wootton Bassett[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2008年2月8日(16歳)
Iffraaj
Balladonia
母の父 Primo Dominie
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 Laundry Cottage Stud Farm [2]
馬主 Frank Brady & The Cosmic Cases
調教師 Richard Fahey
競走成績
生涯成績 9戦5勝
獲得賞金 541,704£
勝ち鞍
GI ジャン・リュック・ラガルデール賞 2010年
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ウートンバセット(Wootton Bassett)はイギリス生産の競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2010年ジャン・リュック・ラガルデール賞(GI)。

経歴

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2009年9月にドンカスターセントレジャー1歳セールに上場され、Bobby O'Ryanにより 44,000ギニーで取引され、Frank BradyとThe Cosmic Casesがオーナーとなった。 [3]

2010年6月のエア競馬場の未勝利戦を勝ち上がると、以降一般競走を3連勝する。そして10月フランスロンシャンで行われたジャン・リュック・ラガルデール賞に出走し、勝利。翌年の仏2000ギニー馬TinHorseやMoonlightCloudを抑えて逃げ切り勝ち。リチャード・フェイヒー調教師とポール・ハナガン騎手は共に平地GⅠ初制覇となった。デビューから5連勝とし、無敗でこの年のキャリアを終えた。

3歳時はプール・デッセ・デ・プーランに出走。1番人気に支持されたものの、5着に終わり、デビュー以来の無敗をストップした。次いで出走したセントジェームズパレスステークスフランケルの7着に敗れ、更にスプリント路線に転じたものの、勝ち星をあげることのできないまま、スプリントカップの13着を最後に現役を引退した。

競走成績

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種牡馬時代

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引退後はフランスのエトレアム牧場で種牡馬として2012年から供用されることになった。初年度の種付け料は6,000ユーロ。 初年度はわずか23頭ほどしか生産されなかったが、その中から2016年ジョッケクルブ賞などG1を3勝し、その年のカルティエ賞最優秀3歳牡馬に選出されたアルマンゾルを輩出すると、一転して人気種牡馬になり、2014年には4000ユーロまで下がった種付け料が2017年には3倍以上の2万ユーロの種付け料となった。

その後も更にG1戦線での活躍馬を送り出し、種付け料は上昇。2020年にはクールモアにトレードされ、翌年からはアイルランドクールモアスタッドで供用されることになった。また、オーストラリアにもシャトル種牡馬として供用されることになった。[4]

2022年には同スタッド最高額の種付け料である15万ユーロで、2024年は自身最高の20万ユーロでの供用となった。[5]

仏リーディング(総合)[6]
年度 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
順位 12 14 17 4 3 14 4

主な産駒

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血統表

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ウートンバセット血統 (血統表の出典)[§ 1]

Iffraaj
2001 鹿毛
父の父
Zafonic
1990 鹿毛
Gone West Mr. Prospector
Secrettame
Zaizafon The Minstrel
Mofida
父の母
Pastorale
1988 栗毛
Nureyev Northern Dancer
Special
Park Appeal Ahonoora
Balidaress

Balladonia
1996 鹿毛
Primo Dominie
1982 鹿毛
Dominion Derring-Do
Picture Palace
Swan Ann My Swanee
Anna Barry
母の母
Susquehanna Days
1990 青鹿毛
Chief's Crown Danzig
Six Crowns
Gliding By Tom Rolfe
Key Bridge
母系(F-No.) (FN:2-n) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4・5×5 = 12.50%、Secretariat = 5×5 =6.25% [§ 3]
出典
  1. ^ [7]
  2. ^ [7]
  3. ^ [7]


脚注

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出典

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  1. ^ Wootton Bassett(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ Race Record & Form. Racing Post. 2023年11月5日閲覧
  3. ^ Wootton Bassett pedigree”. Equineline. 2023年11月5日閲覧。
  4. ^ Wootton Bassett to shuttle to Coolmore Australia”. 2023年11月8日閲覧。
  5. ^ クールモアが仏の人気種牡馬ウートンバセット購入”. 2023年11月5日閲覧。
  6. ^ グリーンチャンネル「Stallion Library」#47
  7. ^ a b c 血統情報:5代血統表|Wootton Bassett(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年5月9日閲覧。

外部リンク

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