ウェルズ・オン・ファイアー
『ウェルズ・オン・ファイアー』 | ||||
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プロコル・ハルム の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | コスフォード・ミル[1] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | イーグル・レコード | |||
プロデュース | レイフ・マッケンナ、プロコル・ハルム | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
プロコル・ハルム アルバム 年表 | ||||
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『ウェルズ・オン・ファイアー』(原題:The Well's on Fire)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、プロコル・ハルムが2003年に発表した通算11作目、再結成後としては2作目のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]ギタリストのジェフ・ホワイトホーンは、バッド・カンパニー脱退後、1991年12月よりプロコル・ハルムのメンバーとなり、1990年代にはプロコル・ハルムと並行してロジャー・ダルトリーやポール・ロジャースのバンドでも活動した[2]。また、ベーシストのマット・ペグは、ブラインダーやジェスロ・タルでの活動を経て、1993年にプロコル・ハルム加入を果たした[3]。
本作のレコーディングが行われたコスフォード・ミルは、クイーンのロジャー・テイラーが設立したスタジオで[4]、「シャドウ・ボックスト」のレコーディングにはテイラーがゲスト参加した[1]。共同プロデューサーに起用されたレイフ・マッケンナは、過去にトゥ・パウ、ビッグ・カントリー、エディ・リーダー等の作品を手がけてきた[5]。
Jim Eschはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「バンドは時代遅れの作品『放蕩者達の絆』に虚飾を与えていた音作りから脱却し、より逞しいロック・サウンドに回帰して、結果的には過去30年近くにおいての最高傑作となった」「この作品でプロコル・ハルムが多くの新しいファンを獲得するとは思えないが、彼らは改めてオールド・ファンを惹きつけてみせ、再び妥当な音楽を作れるようになったことを示した」と評している[6]。
マシュー・フィッシャーは、本作リリースの翌年の2004年にバンドを再脱退し、2005年には過去のヒット曲「青い影」のロイヤルティをめぐる訴訟を提起した[7]。
収録曲
[編集]13.はインストゥルメンタル。その他の曲の作詞はキース・リードによる。
- オールド・イングリッシュ・ドリーム "An Old English Dream" – 4:41
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- シャドウ・ボックスト "Shadow Boxed" – 3:34
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- ローブ・オブ・シルク "A Robe of Silk" – 2:43
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- ブリンク・オブ・アン・アイ "The Blink of an Eye" – 4:42
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- VIP・ルーム "The VIP Room" – 4:55
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- クエスチョン "The Question" – 5:01
- 作曲:マシュー・フィッシャー
- ディス・ワールド・イズ・リッチ "This World Is Rich (For Stephen Maboe)" – 5:20
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- フェロウ・トラヴェラーズ "Fellow Travellers" – 4:47
- 作曲:マシュー・フィッシャー
- ウォール・ストリート・ブルーズ "The Wall Street Blues" – 4:26
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- エンペラーズ・ニュー・クローズ "The Emperor's New Clothes" – 4:17
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- ソー・ファー・ビハインド "So Far Behind" – 3:51
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー
- エヴリ・ドッグ・ウィル・ハヴ・ヒズ・デイ "Every Dog Will Have His Day" – 5:20
- 作曲:ゲイリー・ブルッカー、マシュー・フィッシャー
- ヴァイセルクレンツェナハト "Weisselklenzenacht (The Signature)" – 5:22
- 作曲:マシュー・フィッシャー
参加ミュージシャン
[編集]- ゲイリー・ブルッカー - ボーカル、ピアノ
- マシュー・フィッシャー - ハモンドオルガン
- ジェフ・ホワイトホーン - ギター
- マット・ペグ - ベース
- マーク・ブレゼジッキー - ドラムス、パーカッション
- キース・リード - 作詞
アディショナル・ミュージシャン
- ロジャー・テイラー - バッキング・ボーカル(on #2)
脚注
[編集]- ^ a b Procol Harum - The Well's On Fire (CD, Album) at Discogs
- ^ “Guitarist, Mr Geoff Whitehorn”. procolharum.com. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “Matt Pegg”. procolharum.com. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “Studios”. Roger Taylor Beyond Queen - solo and with The Cross. 2017年4月6日閲覧。
- ^ Rafe McKenna | Credits | AllMusic
- ^ Esch, Jim. “The Well's on Fire - Procol Harum”. AllMusic. 2017年4月6日閲覧。
- ^ Eder, Bruce. “Matthew Fisher - Biography & History”. AllMusic. 2017年4月6日閲覧。