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町山智浩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウェイン町山から転送)
まちやま ともひろ
町山 智浩
生年月日 (1962-07-05) 1962年7月5日(62歳)
出生地 東京都千代田区
国籍 日本の旗 日本
職業 映画評論家
コラムニスト
脚本家
ジャンル 映画
著名な家族 町山広美
押切伸一(元義弟
事務所スタジオ・ハード→)
ジェー・アイ・シー・シー→宝島社→)
洋泉社→)
フリー
公式サイト 映画評論家町山智浩アメリカ日記
主な作品

実写映画


書籍

受賞
みうらじゅん賞1996年
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町山 智浩(まちやま ともひろ、1962年昭和37年〉[1]7月5日 - )は、在米日本人(日本と韓国のハーフ)の編集者映画評論家[2][3]コラムニスト

株式会社スタジオ・ハード株式会社ジェー・アイ・シー・シー→株式会社宝島社での勤務を経て[2]株式会社洋泉社に出向したのち、フリーとなる。

1996年に渡米。アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレーに在住。その後は映画評論家やコラムニストとして活動する。なお、『最も危険な刑事まつり』ではメガホンを執っており、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』などでは脚本を手掛けている。また、『テッド』や『キングコング:髑髏島の巨神』といった洋画の日本語字幕監修も務めている。

来歴

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1962年生まれ[1]東京都出身[1][3]在日韓国人1世の父親と、日本人の母親との間に生まれる。放送作家町山広美は実妹。

出生から大学卒業まで

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韓国人の父と日本人の母を持つ[4][5]。両親が離婚した後、日本に帰化した[6]。『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』♯12:前編で、自身が韓国の俳優リュ・シウォン(柳時元)の親戚だと語っている。

千代田区立麹町小学校[7]千代田区立麹町中学校[7]早稲田大学高等学院[7]早稲田大学法学部卒業[1]。在学中は早稲田大学漫画研究会に在籍。同期に安倍夜郎がいた。最初のアルバイトは高校卒業直前から大学1年まで早稲田大学正門前のセブン-イレブン深夜担当。思春期は映画マニアSFマニアとして過ごす。

出版との関わり

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学生時代からアルバイトで出入りしていた編集プロダクションスタジオ・ハード(漫研の先輩の高橋信之が創設)でケイブンシャの大百科シリーズ(『怪獣ものしり大百科』)ほか多くのアニメ書籍を執筆。そこで紹介されたJICC出版局(現宝島社)において学生バイト兼編集デスクとして任された別冊宝島ゴジラ宣言」が早々に増刷、その評価により入社が決定する。

初めて自分で作った本が、双葉社の「ルパン三世」である、19歳の夏の頃であり、この本を作った深夜に偶然「ルパン」の原点といえる中平康の「危いことなら銭になる」をテレビの深夜劇場で鑑賞し、衝撃を受ける。町山いわくアニメ「ルパン(第一作のみ)」も映画好きになるきっかけだという[8]

学生バイト時代は、SF劇場アニメレンズマン』などの科学考証にも参加。また、「このビデオを見ろ!」などのムックも編集している。

1985年、JICC出版局(現宝島社)に入社。当時パンク雑誌だった頃の『宝島』本誌編集部に入る。担当はみうらじゅんデーモン小暮坂東齢人根本敬三留まゆみなど。宝島では「バカの町山」で通っており、当時みうらじゅんが担当していた変読のコーナーにも、「町山智浩バ カ」との投稿も掲載されている。

1989年に『別冊宝島』に異動[2][注釈 1]1989年12月、浅羽通明らを起用した『おたくの本』を企画編集。同書がベストセラーになったことや、同年の7月に宮崎勤事件が起きていたことなどが相まって「おたく」という言葉が一般に認知される。

『別冊宝島』ではほかに、『裸の自衛隊!』『いまどきの神サマ』『セックスというお仕事』などのベストセラーを企画編集。『裸の自衛隊!』では習志野第一空挺団と元フランス外人部隊脱走兵(毛利元貞)が指導することが売りの傭兵訓練に、大月隆寛と共に自ら参加している。

また、後の『映画秘宝』の流れにつながる『映画宝島』シリーズを企画、自ら取材執筆している。1991年、『映画宝島・異人たちのハリウッド』はハリウッドスターをエスニシティという視点から読み解いた研究書で、自ら父方の姓(柳)を名乗った。

1993年から1996年に宝島社から刊行された雑誌『宝島30』の初期に編集者として関わる。

1995年、宝島社の子会社・洋泉社に出向。『トンデモ本の世界』をベストセラーにして、と学会を売り出した。また『映画秘宝』シリーズを創刊した。

1996年、第3回みうらじゅん賞受賞。

1996年、『映画秘宝・底抜け超大作』に載った中原昌也の原稿の事実関係の間違いを、老舗の映画雑誌『キネマ旬報』の副編集長が「こんな映画いじめの本はダメだ」と批判した。これに激昂した町山はキネ旬編集部に乗り込み、シェービングクリームで作ったパイを副編集長にぶつけるという暴挙に出た。キネマ旬報は弁護士を通じて洋泉社に抗議文を送り、町山はキネマ旬報に謝罪するとともに依願退職し、アメリカの大学院で勉強し直したいという妻とともに渡米した。

渡米後

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アメリカでは英語を学ぶとともに、ニューヨーク州シラキュースのコミュニティカレッジや映画学校にも通う。妻がシラキュース大学の大学院を卒業し、その後、就職した仕事の関係でカリフォルニア州モントレーコロラド州ボルダーなどアメリカのあちこちを引っ越した後、1997年よりカリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアに在住(ベイエリア内ではオークランドから2007年にバークレーに転居)。

その後、日本人のあまり知らないアメリカ映画の動向やアメリカの人気テレビ番組、B級文化、政治状況などを、『映画秘宝』『TVブロス』『サイゾー』『週刊現代』『週刊文春』など、日本の新聞雑誌ラジオテレビなどで紹介している。

2004年、アメリカで、友人の日本映画マニアパトリック・マシアスとの共著『Cruising the Anime City: An Otaku Guide to Neo Tokyo』を出版(英語)。

また、2004年マイケル・ムーア監督が制作した、ブッシュ政権のイラク戦争政策を批判するドキュメンタリー作品『華氏911』を、「アメリカで暮らし、税金を払っている者」として支持し、自身のブログやさまざまなメディアで発言。

2005年、日本で配給会社がつかなかった映画『ホテル・ルワンダ』の日本公開を求めてラジオや雑誌で訴え、これに呼応して有志が署名運動を起こし、2006年1月に日本公開が実現した。同様の経緯で、2008年には『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』が公開された。

TBSラジオの人気番組『ストリーム』『小島慶子 キラ☆キラ』『たまむすび』『こねくと』の4番組連続でレギュラーコラムニストを務めており、通常は電話やリモート出演だが、来日の機会には率先してスタジオ出演をする。

映画解説番組(配信コンテンツ)にWOWOWの「映画塾!」、ザ・シネマの「VIDEO SHOP UFO」があったが、いずれも明確な最終回を告知しないままフェードアウトする形で現在に至る。

2016年9月より、現地取材とともに映画と文化風習、歴史と、多岐にわたって解説する冠番組『町山智浩のアメリカの“いま”を知るTV』がBS朝日でスタート。こちらも2024年4月以降は次回放送日未定という最初期の特番のような形に戻っている(打ち切りではなく、放送予定が発表されている)。大統領選挙やアメリカの国政に関する報道は日本の報道番組で伝えられない要素が多く、速報性も高かった。TBSラジオやBS朝日以外のBS番組、Youtubeチャンネル、対談動画でも時差を考慮しつつ、発信を続けている。

映画評論

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『映画秘宝』誌に連載された町山の『〈映画の見方〉がわかる本』シリーズは70年代編・80年代編・90年代編とあるが(90年代編は単行本が未刊行)、ハリウッドでは1970年代・1980年代は「映画作家」たちが自分たちの表現欲をもとに面白い映画をとっていたが、1990年代以降はプロデューサー主導の「ビッグバジェット・ムービー」が主流となってしまい映画が面白くなくなったとしている。

町山が影響を受けた映画評論家としては、川本三郎石上三登志双葉十三郎増淵健蓮實重彦山田宏一淀川長治らの名前を挙げている[10]。 蓮實について、「1970年代に雑誌『映画芸術』でB級映画を褒めていたころは好きだったが[11]ブライアン・デ・パルマ監督アル・パチーノ主演『スカーフェイス』(ハワード・ホークス作品リメイク)に対する「下品だ」との評を見てはらわたが煮えくりかえった」と語っている。

なお、町山の映画における他映画とのシーンやテーマの類似に関しては肯定的である。どんな作品も他から何かしらの影響を受けたものであり、その事実を無理に隠す必要はないとしている[12]

映画監督のサム・ペキンパーの『戦争のはらわた』を自身のベスト1映画に選ぶことが多く、「映画秘宝 ベストテンなんかぶっとばせ!!―期間限定版(出版社:洋泉社 (1998/3/1))」のアンケートでも一位にしており[13]、「『戦争のはらわた』は封切り日、朝から晩まで4回連続で観て、翌日も同じことをしました。それからずっと生涯最高の映画です」と思い入れを語っている[14]。前述のアンケートでは他にグライド・イン・ブルー(ジェームズ・ウィリアム・ガルシオ)ダーティハリー(ドン・シーゲル/クリント・イーストウッド…『TV吹替版(山田康雄版)がベスト』)ラムの大通り(ロベール・アンリコ)ブリジット・バルドーリノ・ヴァンチュラ主演,空飛ぶゆうれい船( 池田宏   宮崎駿作画 原作石ノ森章太郎他)、ゾンビ(ジョージ・A・ロメロ/ダリオ・アルジェント)、ワイルド・パーティー ラス・メイヤー…『「映画秘宝」の原点』、下記の「ヘドラ」を選んでいる[15]

ゴジラ対ヘドラ」を「映画関係の仕事をしているきっかけにもなっている一本」とまで高く評価し、『町山智浩の映画塾!』(WOWOW)のなかで、「(『ゴジラ対ヘドラ』は)初代ゴジラに原点回帰した」などと評している[16]

政治

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  • 2020年、つるの剛士が自宅で栽培していたパクチーを盗難され、現行犯で捕まえた人物が「近所の工場で働いている外国人」とツイートした事について、Twitterにて人種差別だと批判ツイートを投稿。つるの当人に、現行犯で捕まえた事、盗難は悪い事であるとリプライを送られると、「被害者しぐさ」という言葉で更なる難癖を付けて批判を受けた[17]

愛知県知事リコール署名に対する発言への刑事告発

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2020年8月31日あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展」騒動による、愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)を求めた署名運動に対する発言を巡り、リコール団体代表を務める高須克弥が町山、精神科医香山リカ、あいちトリエンナーレ芸術監督の津田大介を愛知県警に地方自治法違反(署名運動妨害)の疑いで刑事告発した[18]。香山は運動が始まった直後の2020年8月26日、「すでに署名の受任者を引き受けた方の住所氏名は、早速、県の公報で公開されてるようです。署名した人の名前や住所も、提出されたら縦覧できるみたい」とTwitterに投稿。町山も同様の投稿をし、津田はその町山の投稿をリツイートしていた。香山は投稿当日に「住所氏名が公報に出ているのは(請求)代表者の方々なのですね」と内容を訂正し、町山も投稿を削除していた[19]

2021年9月8日愛知県警は3人の起訴を求めない意見を付けた上で書類送付(書類送検)した[20][21]

2022年3月17日名古屋地検は町山ら3人を嫌疑不十分で不起訴処分とした[22]

エピソード

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  • 2019年8月6日放送の『たまむすび』に、出張先のホテルからスカイプで生出演する予定だったが、自身のコーナーの直前に寝落ちしてしまい、番組側から連絡が取れなくなるという放送事故が起きた。町山はツイッターと翌週の放送で謝罪をしたが、2023年3月28日のコーナーの最終回に、思い出に残っている回としてこの日を挙げ、共演者とともにその時の録音を聴いた。
  • 2019年に公開された『惡の華』での玉城ティナの存在感・芝居は映画ファンの間で反響を呼び、とりわけ『映画秘宝』の論客たちの間では町山はフランス映画小さな悪の華に影響を受けた『惡の華』を絶賛し、玉城を「新たなスターの誕生」と評し、また原作者に、「小さな惡の華」を推薦したのは町山である、監督の井口昇とは青春論などを対談した[27]
  • ジャン=ポール・ベルモンド特集上映のコメントで、ベルモンドが「スペース・コブラ」や「ジャッキー・チェン」そして「ルパン三世」に与えた影響についてコメント[28]
  • 好きな女優は永作博美である。
  • 「ガース柳下」こと柳下毅一郎との対談コンビ「ファビュラス・バーカー・ボーイズ」では「ウェイン町山」を名乗っているが、ウェインとガースは『ウェインズ・ワールド』のボンクラ・コンビの名前であり、コンビ名は映画『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』のもじりである。

受賞

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著書

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雑誌連載

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単著

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タイトル 出版社 出版年月 ISBN 備考
および文庫版
『アメリカ横断TVガイド』 洋泉社 2000年9月 ISBN 4896914848
『映画の見方がわかる本
-「2001年宇宙の旅」から「未知との遭遇」まで』
洋泉社 2002年9月 ISBN 4896916603
『底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間』 洋泉社 2004年9月 ISBN 4896918436 新版 ISBN 4862483747
ちくま文庫 ISBN 4480429123
『USAカニバケツ/超大国の三面記事的真実』 洋泉社 2004年12月 ISBN 4872338936 ちくま文庫 ISBN 4480428720
『ブレードランナーの未来世紀 〈映画の見方〉がわかる本
-80年代アメリカ映画 カルトムービー篇』
洋泉社 2004年12月 ISBN 4896919742 新潮文庫 ISBN 978-4-10-121142-8
『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』 文藝春秋 2008年10月 ISBN 4163707506 文春文庫 ISBN 4167838257
『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢』 太田出版 2008年12月 ISBN 978-4778311520 文春文庫 ISBN 4167801639
『アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲』 集英社 2009年2月 ISBN 4087805166 集英社文庫 ISBN 4087468607
『トラウマ映画館』 集英社 2011年3月 ISBN 978-4087713947 集英社文庫 ISBN 4087451178
『99%対1% アメリカ格差ウォーズ』 講談社 2012年9月 ISBN 4062179962 講談社文庫
『教科書に載ってないUSA語録』 文藝春秋 2012年10月 ISBN 4163756809 文春文庫
『本当はこんな歌』 アスキー・メディアワークス 2013年5月 ISBN 4048915940
『トラウマ恋愛映画入門』 集英社 2013年9月 ISBN 4087715221 集英社文庫
『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』 マガジンハウス 2014年3月 ISBN 978-4838726462
『知ってても偉くないUSA語録』 文藝春秋 2014年4月 『アメリカ人もキラキラ★ネームがお好き』文春文庫
『マリファナも銃もバカもOKの国』 文藝春秋 2015年3月 ISBN 4163902538 文春文庫
『狼たちは天使の匂い 我が偏愛のアクション映画1964~1980 1 』 洋泉社 2015年6月 ISBN 4800304105
『トランプがローリングストーンズでやってきた 』 文藝春秋 2016年6月 ISBN 416390462X 文春文庫
『アメリカ大統領選は大騒ぎ』 講談社 2016年6月 ISBN 4062200244
『最も危険なアメリカ映画 : 『國民の創生』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで』 集英社インターナショナル 2016年10月 ISBN 4797673346 集英社文庫
『映画と本の意外な関係! 』 集英社インターナショナル 2017年1月 ISBN 4797680059
『「最前線の映画」を読む 』 集英社インターナショナル 2018年2月 ISBN 4797680210
『激震! セクハラ帝国アメリカ 言霊USA2018 USA語録』 文藝春秋 2018年3月 文春文庫
『町山智浩の「アメリカ流れ者」』TBSラジオ「たまむすび」 (編集) スモール出版 2018年4月
『言霊USA XXL : アメリカ炎上通信』 文藝春秋 2019年9月
『映画には「動機(ワケ)」がある : 「最前線の映画」を読む Vol.2』 集英社、インターナショナル新書 2020年6月
『町山智浩のシネマトーク怖い映画』 スモール出版 2020年6月
『トランピストはマスクをしない : コロナとデモでカオスのアメリカ現地報告』 文藝春秋 2020年9月
『町山智浩のシネマトーク恋する映画』 スモール出版 2021年4月
『それでも映画は「格差」を描く「最前線の映画」を読む ; Vol.3』 集英社、インターナショナル新書 2021年10月
『アメリカ人の4人に1人はトランプが大統領だと信じている : What Mad America!』 文藝春秋 2021年10月
『アメリカがカルトに乗っ取られた! : 中絶禁止、銃は野放し、暴走する政教分離』 文藝春秋 2022年10月
『町山智浩のアメリカスーパーヒーロー映画徹底解剖』 イースト・プレス 2023年5月
『ゾンビ化するアメリカ : 時代に逆行する最高裁、州法、そして大統領選』 文藝春秋 2023年11月

共著(ムック含む)

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  • 9条どうでしょう』毎日新聞社、2006年3月。ISBN 978-4620317601  内田樹小田嶋隆平川克美との共著
  • 『オバマ・ショック』集英社新書、2008年10月。ISBN 4-08720-477-4  越智道雄との共著
  • 『オバマの英語 徹底トレーニングブック』アルク、2009年4月。 
  • 『イングロリアス・バスターズ映画大作戦! (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)』2009年11月。 
  • 『松嶋×町山 未公開映画を観る本』集英社、2010年11月。ISBN 4-08781-469-6  松嶋尚美との共著
  • 『実録・殺人事件がわかる本2010 SPRING (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝/マーダー・ウォッチャー Vol. 6)』2010年2月。 
  • 『70年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)』芸術新聞社。 
  • 『80年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)』芸術新聞社。 
  • 『90年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)』芸術新聞社。 
  • 『ゼロ年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)』芸術新聞社、2010年12月。 
  • 『別冊映画秘宝 ゾンビ映画大マガジン (洋泉社MOOK)』2011年7月。 
  • 『映画秘宝EX最強アクション・ムービー決定戦 (洋泉社MOOK)』2012年11月。 
  • 『雑食映画ガイド』双葉社、2013年4月。  柳下毅一郎, ギンティ小林との共著
  • 『まんが秘宝 男のための青春まんがクロニクル (洋泉社MOOK まんが秘宝)』洋泉社、2013年7月。ISBN 4800301882 
  • 『自由にものが言える時代、言えない時代』爆笑問題との共著、太田出版、2015.4
  • 『引き裂かれるアメリカ : 銃、中絶、選挙、政教分離、最高裁の暴走』BS朝日「町山智浩のアメリカの今を知るTV」制作チームとの共著、SBクリエイティブ SB新書 2022.12

柳下毅一郎との共著

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  • 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光―映画秘宝Special extra』洋泉社、1999年1月。ISBN 4896913574 ちくま文庫 ISBN 4-48043-096-2
  • 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』洋泉社、2002年5月。ISBN 4-89691-629-8 
  • 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判2』洋泉社、2004年9月。ISBN 4-89691-845-2 
  • 『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判3』洋泉社、2007年2月。ISBN 978-4-86248-125-2 
    • 3冊からセレクトして『ベスト・オブ・映画欠席裁判』文春文庫 2012年3月

パトリック・マシアスとの共著

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  • Cruising the Anime City: An Otaku Guide to Neo Tokyo. Stone Bridge Press. (2004-11-01). ISBN 1-88065-688-4 

春日太一との共著

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  • 『町山智浩・春日太一の日本映画講義 時代劇編』河出新書、2019.6
  • 『町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編』河出新書 2019.7

翻訳

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映画脚本

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映画字幕

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DVD

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  • 監督・出演『ウェイン町山のLA秘宝』 ニューズベース、2003年6月

出演

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ラジオ

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テレビ番組

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ウェブ番組

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ポッドキャスト

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  • 『町山智浩のモンドUSA』(2002年 - 2003年)
  • 『町山智浩のアメリカ映画特電』(映画秘宝.com、2006年9月 - )(EnterJam、2008年4月 - )

ライブストリーミング・ポッドキャスト

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脚注

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注釈

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  1. ^ いしかわじゅんエッセイ漫画『フロムK』によると、『フロムK』中で佐藤克之の結婚式で裸踊り(「サブカルジェッター」第20回によると、みうらじゅん野沢直子にけしかけられたという)をする町山をいしかわが描いたため、それを見た社長が激怒し『別冊宝島』に異動させられたという[9]

出典

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  1. ^ a b c d 日外アソシエーツ株式会社(編) 『現代日本人名録2002』4巻 日外アソシエーツ、2000年9月。
  2. ^ a b c 橘玲『80's エイティーズ ある80年代の物語』太田出版、2018年。ISBN 978-4778316143 
  3. ^ a b 映画を観ると世界が見える! 映画評論家・町山智浩氏の魅力とは? ビーカイブ 2013年7月11日
  4. ^ TomoMachiのツイート(759260638761873409)
  5. ^ TomoMachiのツイート(959092876553564160)
  6. ^ TomoMachiのツイート(345068399279353856 )
  7. ^ a b c 『町山智浩解体新書』byみうらじゅん:第1部『童貞喪失前夜』【2008年3月15日みうらじゅんのサブカルジェッター第20回前半】[要文献特定詳細情報]
  8. ^ 映画秘宝:Movie Treasure Vol.5 「夕焼けTV番長」 ISBN 4896912187 1996年 194p-198pの日活ノワールの集大成としてのおおすみ正秋大和屋竺ルパン
  9. ^ いしかわじゅん「カーツの夜」『フロムK』 2巻、双葉社〈アクションコミックス〉、1989年、96頁。ISBN 4-575-93174-8 
  10. ^ 「映画秘宝」ができるまで 〜C○T、侍ジャイアンツ、蓮實重彦〜 町山智浩インタビュー その2”. 2010年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  11. ^ 町山智浩・柳下毅一郎 『ベスト・オブ・映画欠席裁判』 文藝春秋〈文春文庫〉、2012年3月、pp.23-52にも収録されている、「映画秘宝 ベストテンなんかぶっとばせ!!―期間限定版(出版社:洋泉社 (1998/3/1))」での二人の対談より、その他松田優作主演遊戯シリーズでの蓮實評を絶賛など
  12. ^ 2010-12-09 バレエ・ホラー『ブラック・スワン』と『パーフェクト・ブルー』 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  13. ^ 町山智浩・柳下毅一郎 『ベスト・オブ・映画欠席裁判』 文藝春秋〈文春文庫〉、2012年3月、pp.23-52にも収録、同章ではワイルドバンチやスカーフェイス、ファントム・オブ・パラダイス深作欣二暴走パニック 大激突中島貞夫狂った野獣ファントム・オブ・パラダイスのタイトルや、2001年宇宙の旅について、淀川のアラン・ドロン主演太陽がいっぱいの名評も紹介し、それぞれ絶賛。
  14. ^ サム・ペキンパー唯一の戦争映画「戦争のはらわた」デジタルリマスター版8月26日公開
  15. ^ 「映画秘宝 ベストテンなんかぶっとばせ!!―期間限定版(出版社:洋泉社 (1998/3/1))」 オールタイムベスト企画の町山アンケートより
  16. ^ 『ゴジラ対ヘドラ』坂野義光監督の死を悼む…貫いた原発と戦争への怒り、「ゴジラ映画でも自衛隊のドンパチは描かない」 https://lite-ra.com/2017/05/post-3183.html
  17. ^ “パクチー論争”幕引きに…つるの剛士「憶測でない」と町山氏に反論しつつ「これ以上何も言えない…お終い」”. 2021年5月2日閲覧。
  18. ^ “リコール署名妨害と高須院長 映画評論家らを告発”. 共同通信. (2020年9月1日). https://web.archive.org/web/20200901101741/https://this.kiji.is/673470318026753121 2021年2月28日閲覧。 
  19. ^ 香山リカ氏ら4人書類送付 起訴求める意見付けず 愛知知事リコール毎日新聞 2021/9/9(木)
  20. ^ 香山リカ氏ら書類送付 愛知知事リコール妨害容疑”. 東京新聞. 2019年9月9日閲覧。
  21. ^ 香山リカ氏、津田大介氏らを書類送付 大村知事リコール署名運動を妨害疑い”. 日刊スポーツ (2021年9月9日). 2021年9月10日閲覧。
  22. ^ “リコール署名偽造、捜査に一区切り 元市議ら7人不起訴”. 朝日新聞. (2022年3月17日). https://www.asahi.com/amp/articles/ASQ3K6GZSQ3KOIPE01G.html 2024年3月5日閲覧。 
  23. ^ 『セッション』菊地成孔さんのアンサーへの返信 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記”. 町山智浩. 2017年1月31日閲覧。
  24. ^ <ビュロ菊だより>No.65「町山さん手打ちにしませんか(笑)」:ビュロ菊だより: ビュロー菊地チャンネル(菊地成孔) - ニコニコチャンネル:音楽”. 菊地成孔. 2017年1月31日閲覧。
  25. ^ 「男の子映画道場」 『映画秘宝』8月号、洋泉社、2013年での『サムライ』『仁義』『いぬ』『影の軍隊』の評。
  26. ^ 最もガッカリした2015年のトホホ映画はコレ!映画秘宝はくさいアワード決定!(1/2) - シネマトゥデイ”. 2016年2月9日閲覧。
  27. ^ 『映画秘宝』2019年11月号
  28. ^ [ https://belmondoisback.com/belmondoisback1.html 『ジャン=ポール・ベルモンド傑作選』公式サイト ]
  29. ^ 町山智浩氏、『キック・アス2』に太鼓判!クロエ・モレッツのスゴい話も語る”. AOLニュース. AOLオンライン・ジャパン (2014年1月24日). 2014年3月1日閲覧。
  30. ^ “AMAZON EXCLUSIVE「DOMMUNE RADIOPEDIA」【大百科4】 町山智浩の「MOVIE WATCH CONFERENCE」Vol.1 「2001年宇宙の旅」”. DOMMUNE. (2021年7月22日). https://www.dommune.com/streamings/2021/072201/ 2021年7月23日閲覧。 

参考文献

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  • サブカルチャー世界遺産選定委員会 (編)『サブカルチャー世界遺産』 扶桑社、2001年2月 ISBN 4594030491 - 所収された町山のインタビューは、宝島社・洋泉社勤務時代の「宝島サブカルチャー黄金期」について詳しい。
  • 町山智浩『映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで』 洋泉社 、2002年8月
  • 町山智浩『〈映画の見方〉がわかる本 80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀』 洋泉社、2005年12月

外部リンク

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