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ウィル・オブ・ザ・ピープル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
『ウィル・オブ・ザ・ピープル』
ミューズ の スタジオ・アルバム
リリース
録音 2020年6月 – 2021年12月
ジャンル
時間
レーベル ワーナー・ミュージック・グループ
イギリスの旗 Helium 3
日本の旗 ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
プロデュース ミューズ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • ゴールド（イギリス）
  • プラチナ（フランス）
ミューズ アルバム 年表
Origin of Muse
（2019年）		ウィル・オブ・ザ・ピープル
（2022年）		MUSE Absolution XX Anniversary
（2023年）
EANコード
EAN 4547366563344
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『ウィル・オブ・ザ・ピープル』（英: Will of the People）は、イギリスのロックバンドであるミューズの9作目のスタジオ・アルバム。2022年8月26日にワーナー・レコードから発売され、日本においてのみソニー・ミュージックジャパンインターナショナルから発売された[3]。

セルフ・プロデュースで制作され、特にドラマーのドミニク・ハワードが主導権を握る形で制作された[4][5][6]。エレクトロ・サウンドを取り入れた前作『シミュレーション・セオリー』から一転し、再び従来のミューズらしさのあるロックに回帰し[3]、オルタナティヴ・ロック、クラシック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロック、インダストリアル、シンセポップ、エレクトロニカなど、多種多様なサウンドや音楽スタイルが詰め込まれた構成となっている[7]。ミューズのフロントマンであるマシュー・ベラミーは、「99年にデビューして以来、新作毎にあらゆるサウンドやジャンルを追求してきたミューズの集大成的なアルバム」であると位置づけた[7]。

全英アルバムチャートで1位を記録し、7作連続で1位となった[8]。また、NFT版も1000個限定で発売され、完売した[9]。全英チャートのNFT版の集計に反映された史上初の作品であり、イギリスで初めてチャート1位を獲得したNFTアルバムとなった[8][9]。イギリス、フランスそれぞれで10万枚以上売り上げ、イギリス（BPI）でゴールド、フランス（SNEP）でプラチナに認定された[10][11]。

ベラミーは今作について以下のように語った[4]。

『ウィル・オブ・ザ・ピープル』はロサンゼルスとロンドンでレコーディングされた作品で、世の中で高まる不確実性や不安定性に影響を受けている。パンデミック、ヨーロッパの新たな戦争、大規模な抗議活動や暴動、内乱未遂、欧米の民主主義の揺らぎ、権威主義の台頭、山火事や自然災害、そして世界秩序の不安定化。そういったこと全てが『ウィル・オブ・ザ・ピープル』の世界観を特徴づけている。今は西側の王国にいる僕たち全員にとって不安で恐ろしい時代だ。そして僕たちを長い間育んできてくれた自然界は正真正銘の脅威にさらされている。このアルバムはそれらの恐怖や、次にやってくるものへの準備をパーソナルな形で切り抜けていく作品なんだ — マシュー・ベラミー[4]

収録曲

[編集]
全作詞・作曲: マシュー・ベラミー。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「ウィル・オブ・ザ・ピープル - Will of the People」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
2.「コンプライアンス - Compliance」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
3.「リベレイション - Liberation」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
4.「ウォント・スタンド・ダウン - Won't Stand Down」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
5.「ゴースツ（ハウ・キャン・アイ・ムーヴ・オン） - Ghosts (How Can I Move On)」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
6.「ユー・メイク・ミー・フィール・ライク・イッツ・ハロウィーン - You Make Me Feel Like It's Halloween」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
7.「キル・オア・ビー・キルド - Kill or Be Killed」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
8.「ヴェローナ - Verona」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
9.「ユーフォリア - Euphoria」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
10.「ウィ・アー・ファッキング・ファックト - We Are Fucking Fucked」マシュー・ベラミーマシュー・ベラミー
合計時間:

シングル

[編集]
  1. ウォント・スタンド・ダウン - Won't Stand Down
  2. コンプライアンス - Compliance
  3. ウィル・オブ・ザ・ピープル - Will of the People
  4. キル・オア・ビー・キルド - Kill or Be Killed
  5. ユー・メイク・ミー・フィール・ライク・イッツ・ハロウィーン - You Make Me Feel Like It's Halloween

脚注

[編集]
  1. ^ “Muse Biography, Music & News” (英語). Billboard. 2024年12月24日閲覧。
  2. ^ “ウィル・オブ・ザ・ピープル”. ORICON STYLE. オリコン. 2024年12月24日閲覧。
  3. ^ a b “ウィル・オブ・ザ・ピープル”. sonymusic. 2024年12月24日閲覧。
  4. ^ a b c “新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』が8月26日に発売決定！先行シングル第2弾「コンプライアンス」本日より配信、ビデオも公開！”. Sony Music. 2024年12月24日閲覧。
  5. ^ “ミューズのマシュー・ベラミー、来たる新作で主導権を握った人物を明かす | NME Japan” (jp). nme-jp.com. 2024年12月25日閲覧。
  6. ^ “＜コラム＞ミューズが語る、野心を取り戻した最新アルバム「バンドのリセットが起ころうとしている」 | Special”. Billboard JAPAN. 2024年12月25日閲覧。
  7. ^ a b “新時代のアンセム満載！ ミューズ4年ぶりの新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』最速レビュー。“預言者”ミューズは2022年に何を歌うのか ―― (rockin'on 編集部日記)”. rockinon.com. 2024年12月25日閲覧。
  8. ^ a b “ミューズが全英アルバム・チャート７作連続１位を記録！　オアシスの記録に並ぶ。”. sonymusic. 2024年12月24日閲覧。
  9. ^ a b “音楽NFTを加えてチャート1位を獲得した初のアルバム、ミューズの『Will of the People』”. www.musically.jp (2022年9月7日). 2024年12月24日閲覧。
  10. ^ “"British album certifications – Muse – Will of the People".” (英語). British Phonographic Industry. 2024年12月26日閲覧。
  11. ^ “"French album certifications – Muse – Will of the People"” (フランス語). Syndicat National de l'Édition Phonographique. 2024年12月26日閲覧。

外部リンク

[編集]
マシュー・ベラミー | ドミニク・ハワード | クリス・ウォルステンホルム
スタジオ・アルバム
ライヴ・アルバム
コンピレーション・アルバム
ミニ・アルバム
シングル

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プロデューサー

ジョン・レッキー | リッチ・コスティ | ポール・リーヴ | ロバート・ジョン・"マット"・ラング

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