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ウィルミントン/ニューアーク線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィルミントン/ニューアーク線
Wilmington/Newark Line
ウィルミントン/ニューアーク線路線図
概要
種別 近郊電車
系統 南東ペンシルベニア交通局近郊電車線
現況 運行中
起終点 ニューアーク駅英語版
テンプル大学駅英語版
駅数 22
1日の乗客数 9,689[1]
ウェブサイト septa.org
運営
運営者 南東ペンシルベニア交通局近郊電車線
使用車両 電車
路線諸元
軌間 1,435mm
電化 架空電車線方式 交流12.5kV 25Hz
路線図
ウィルミントン/ニューアーク線
北東回廊
ニューアーク駅 アムトラック
チャーチマン・クロッシング駅
ウィルミントン駅 アムトラック
クレーモント駅
デラウェア州
ペンシルベニア州
マークス・フック駅
トレーナー駅
廃止
サーロー駅
廃止
ハイランド・アベニュー駅
ラモキン・ストリート駅
2003年廃止
チェスター交通センター駅
エディ・ストーン駅
ボールドウィン駅
1981年廃止
クルム・ライネー駅
リドレー・パーク駅
プロスペクト・パーク駅
ノーウッド駅
グレノールデン駅
フォルクロフト駅
シャロン・ヒル駅
アカデミー駅
1949年廃止
カーティス・パーク駅
ダービー駅
パスカル駅
1903年廃止
ボナフォン駅
廃止
マウント・モリヤ駅
廃止
58丁目駅
廃止
グレーズ・フェリー駅
廃止
42丁目駅
廃止
空港線, メディア/エルウィン線
学園都市駅
サウス・ストリート駅
1903年廃止
30丁目駅アムトラック ニュージャージー・トランジット
サバーバン駅
ジェファーソン駅
テンプル大学駅
テンプレートを表示

ウィルミントン/ニューアーク線 (Wilmington/Newark Line) はフィラデルフィアにある鉄道路線南東ペンシルベニア交通局近郊電車線の一つである。この路線はペンシルバニア州南部とデラウェア州北部を結んでおり、13路線ある南東ペンシルベニア交通局近郊電車線の中で最も総延長の長い路線である。

歴史

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ウィルミントン駅北側の線路は元々フィラデルフィア・ウィルミントン・ボルチモア鉄道英語版により敷設された。当初の路線は1838年1月17日に開通、その後1872年11月18日にチェスター交通センター駅英語版北側で路線の再編が行われた。昔のルートの一部は現在も空港線英語版が使用している。1880年代初頭、ペンシルバニア鉄道がこの路線の支配権を取得、ペン・セントラル鉄道と合併する1968年まで保有していた。支配権はその後1967年にコンレールに、1983年に南東ペンシルベニア交通局に移された。

1928年9月30日、フィラデルフィアとウィルミントンの間が電化され、1935年2月10日には電化区間がニューアークまで延長された。

2017年5月1日、南東ペンシルベニア交通局はウィルミントン/ニューアーク線でPTCの使用を開始した[2]

なお、デラウェア州でのサービスについてはデラウェア州運輸省が一部資金を提供している。

運行形態

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平日のピーク時のみ列車がニューアークまで走行している。朝時間帯のニューアーク行き列車は学園都市駅英語版 - チェスター交通センター駅英語版間を急行運転し、その先を各停として運転する。また、平日のほとんどのマーカス・フック駅、ウィルミントン駅、ニューアーク駅発の列車はテンプル大学駅まで運転され、一部列車はその先のノリスタウン駅まで延長運転している。

週末に運転されるニューアーク方面行き列車は過半数がマーカス・フック駅英語版止まりとなっているほか、マーカス・フック駅、ウィルミントン駅発の列車がマナユンク駅、ノリスタウン駅の間を往復している。

線名変更

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2010年7月25日、南東ペンシルベニア交通局はRナンバーネーミングを廃止し、センターシティ駅を全ての路線のターミナル駅にするために行われたサービス全体の変更の一環として当路線の名前をR2ニューアーク線からウィルミントン/ニューアーク線へと変更、これによりR2ニューアーク線とR2ウィルミントン線の統合も廃止された。

駅一覧

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プロスペクト・パーク駅に停車中の列車
廃止駅情報も入った路線図

ウィルミントン/ニューアーク線の列車はセンター・シティ・コミューター連絡線英語版から走行してきた後、次の駅に停車して行く。

区分
[3]
駅名 廃止日 備考・乗換路線
C 学園都市駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: 空港線英語版, メディア/エルウィン線英語版, ウォーミンスター線英語版, 西トレントン線英語版; バスによる輸送 40, LUCY
フィラデルフィア・シティ・ライン
2 ダービー駅英語版  
カーティス・パーク駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: バスによる輸送 115
シャロン・ヒル駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: 102英語版 バスによる輸送 115
フォルクロフト駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: バスによる輸送 115
グレノールデン駅英語版  
ノーウッド駅英語版  
プロスペクトパーク駅   1932年4月1日まではムーア駅[4]
3 リドレー・パーク駅英語版  
クルム・ライネー駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: バスによる輸送 114
ボールドウィン駅 1981年10月4日[5]
エディ・ストーン駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: バスによる輸送 37
チェスター交通センター駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: バスによる輸送 37, 109, 113, 114, 117, 118, 119
ラモキン・ストリート駅英語版 2003年7月1日[6]
ハイランド・アベニュー駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: バスによる輸送 113
トレーナー駅  
マークス・フック駅英語版   南東ペンシルベニア交通局: バスによる輸送 119
ペンシルバニア州デラウェア州境界
4 ナアマン駅 1978年3月26日[7]
クレーモント駅英語版  
エッジ・ムーア駅 1983年1月1日[8]
ウィルミントン駅英語版   アムトラック: アセラ・エクスプレス, カターディル英語版, カロリニアン, クレセント, ノースイースト・リージョナル, シルバー・メティオ, シルバースター英語版, バーモンター英語版
チャーチマン・クロッシング駅英語版  
ニューアーク駅英語版   アムトラック: ノースイースト・リージョナル

乗客数

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年度 1日平均乗客数 年間平均乗客数
1993 6,261 1,701,754
1994 6,435 1,694,315
1995 6,878 1,848,873
1996 n/a 1,781,775
1997 n/a 1,736,322
1999 n/a 1,674,000
2000 n/a 1,872,000
2001 n/a 1,843,000
2003 7,519 1,767,700
2004 7,146 2,005,818
2005 6,681 1,842,696
2008 9,856 2,700,500[9]
2009 9,230 2,529,112[10]
2010 9,274 2,541,095[11]
2011 9,322 2,607,330[12]
2012 9,636 2,695,065[13]
2013 9,654 2,700,254[14]
2013 9,689 2,709,934[15]

出典

[編集]
  1. ^ SEPTA (June 2015). Fiscal Year 2016 Annual Service Plan. p. 98”. 2017年12月13日閲覧。
  2. ^ Positive Train Control Update”. SEPTA (May 1, 2017). May 17, 2017閲覧。
  3. ^ Wilmington/Newark Line Timetable”. Philadelphia, Pennsylvania: Southeastern Pennsylvania Transportation Authority (September 10, 2017). October 30, 2017閲覧。
  4. ^ A General Chronology of the Pennsylvania Railroad Company Its Predecessors and Successors and Its Historical Context: 1932”. Pennsylvania Railroad Technical Historical Society. December 7, 2015閲覧。
  5. ^ Tulsky, Fredric N. (September 24, 1981). “Rail Cuts Approved by SEPTA”. The Philadelphia Inquirer: p. 23. https://www.newspapers.com/clip/14528531/baldwindarlington_gone_september_24/ October 30, 2017閲覧。  オープンアクセス
  6. ^ “On the Railroad Lines”. The Delaware Valley Rail Passenger (Delaware Valley Association of Rail Passengers) 21 (6-7). (July 2003). http://dvarp.org/wordpress/wp-content/uploads/2009/07/dvrp0307.pdf October 30, 2017閲覧。. 
  7. ^ “Public Notice: Station Abandonment”. The Philadelphia Inquirer: p. 17. (January 6, 1978). https://www.newspapers.com/clip/14691743/naaman_to_be_canned_january_6_1978/ October 30, 2017閲覧。  オープンアクセス
  8. ^ “Rail Unions Set Strike Deadline”. The Morning News (Wilmington, Delaware): p. 23. (February 10, 1983). https://www.newspapers.com/clip/14783512/septa_deadline_february_10_1983/ October 30, 2017閲覧。  オープンアクセス
  9. ^ http://www.septa.org/reports/pdf/asp10.pdf
  10. ^ http://www.septa.org/reports/pdf/asp11.pdf
  11. ^ http://www.septa.org/reports/pdf/asp12.pdf
  12. ^ SEPTA (May 2012). Fiscal Year 2013 Annual Service Plan. p. 55”. 2017年12月13日閲覧。
  13. ^ SEPTA (May 2013). Fiscal Year 2014 Annual Service Plan. p. 44”. 2017年12月13日閲覧。
  14. ^ SEPTA (May 2014). Fiscal Year 2015 Annual Service Plan. p. 60”. 2017年12月13日閲覧。
  15. ^ SEPTA (June 2015). Fiscal Year 2016 Annual Service Plan. p. 98”. 2017年12月13日閲覧。

外部リンク

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