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ウィルマ・ムルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィルマ・ムルト
Murto at the 2022 Finnish Athletics Championships in ヨエンスー
個人情報
生誕名Wilma Anna Helena Murto
生誕 (1998-06-11) 1998年6月11日(26歳)
フィンランドの旗 フィンランドKuusjoki
スポーツ
フィンランドの旗 フィンランド
競技陸上競技
種目棒高跳び
担当コーチJarno Koivunen[1]
成績・タイトル
自己ベスト
獲得メダル
女子陸上競技
フィンランドの旗 フィンランド代表
世界選手権
銅メダル - 3位 2023 ブダペスト 棒高跳
欧州選手権
金メダル - 1位 2022 ミュンヘン 棒高跳
欧州室内選手権
金メダル - 1位 2023 イスタンブール 棒高跳
U20世界陸上競技選手権大会
銅メダル - 3位 2016 ブィドゴシュチュ 棒高跳
欧州ジュニア選手権
銅メダル - 3位 2017 グロッセート 棒高跳

ウィルマ・ムルト(Wilma Murto、1998年6月11日 - )[2]は、フィンランドの女子棒高跳選手である。ドイツのミュンヘンで行われた2022年ヨーロッパ陸上競技選手権大会で優勝し、4.85mは前大会優勝者のエカテリーニ・ステファニディの記録に並び、新たなフィンランド記録を樹立した[3][1]。現在のU20の世界記録(4.71 m)とフィンランド記録の保持者である。

競技歴

[編集]

ウィルマ・ムルトは、16歳の時にアメリカ合衆国ユージーンで行われた2014年世界ジュニア陸上競技選手権大会で国際大会初出場を果たした。2015年12月27日、新たな自己ベスト4.45 mを記録した。これはU18のヨーロッパ記録になっている[4]

2016年1月31日、彼女は17歳の時に、ドイツのツヴァイブリュッケンで4.71 mを記録し、室内のU20世界新記録を樹立した[5]。また、ミンナ・ニッカネンの記録を11 cm更新し、新たなフィンランド記録となった[6]

その後の数年間、彼女はフォームに苦労し、記録を更新したのは2021年シーズンだった(フィンランド選手権で4.72 mを記録)[1]。同年、東京オリンピックに出場し、5位となった[2]

2022年ヨーロッパ陸上競技選手権大会で金メダルを獲得し、シニアの国際大会で初めてのメダルを獲得した。4.85 mはそれまでの屋外の自己ベスト記録を13 cm更新し、エカテリーニ・ステファニディの記録に並んだ[3]。また、2022年世界陸上競技選手権大会で6位となった[2]

2023年1月7日、Kuortaneで世界トップレベルの4.75 mを記録し、過去のフィンランド室内記録を更新した[7]

国際大会

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大会 会場 結果


2014 2014年世界ジュニア陸上競技選手権大会 アメリカ合衆国ユージーン 25位 (q) 3.75 m
2015 2015年ヨーロッパ室内陸上競技選手権大会 チェコプラハ DNS
2015年ヨーロッパジュニア陸上競技選手権大会 スウェーデンエシルストゥーナ NH
2016 2016年ヨーロッパ陸上競技選手権大会 オランダアムステルダム 7位 4.45 m
2016年U20世界陸上競技選手権大会 ポーランドブィドゴシュチュ 3位 4.40 m
2016年リオデジャネイロオリンピック ブラジルリオデジャネイロ 24位 (q) 4.30 m
2017 2017年ヨーロッパ室内陸上競技選手権大会 セルビアベオグラード 8位 4.40 m
2017年ヨーロッパジュニア陸上競技選手権大会 イタリアグロッセート 3位 4.15 m
2018 2018年ヨーロッパ陸上競技選手権大会 ドイツミュンヘン 17位 (q) 4.35 m
2019 2019年ヨーロッパ室内陸上競技選手権大会 イギリスグラスゴー 18位 (q) 4.10 m
2019年ヨーロッパU23陸上競技選手権大会 スウェーデンイェヴレ 5位 4.20 m
2019 European Athletics Team Championships Super League ポーランドブィドゴシュチュ 8位 4.21 m
2019年世界陸上競技選手権大会 カタールドーハ 22位 (q) 4.35 m
2021 2021年ヨーロッパ室内陸上競技選手権大会 ポーランドトルン 6位 4.55 m
2020年東京オリンピック 日本東京 5位 4.50 m
2022 2022年世界陸上競技選手権大会 アメリカ合衆国ユージーン 6位 4.60 m
2022年ヨーロッパ陸上競技選手権大会 ドイツミュンヘン 1位 4.85 m
2023 2023年ヨーロッパ室内陸上競技選手権大会 トルコイスタンブール 1位 4.80 m

脚注

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  1. ^ a b c Whittington, Jess (2022年10月20日). “A pole vault journey that has seen Murto soar full circle”. World Athletics. 2022年10月20日閲覧。
  2. ^ a b c Wilma MURTO – Athlete Profile”. World Athletics. 2021年1月1日閲覧。
  3. ^ a b Finnish Youngster Wilma Murto Denies Two-time Defending Champ Stefanidi's Triple in European Champs”. Greek City Times (18 August 2022). 18 August 2022閲覧。
  4. ^ “Murto breaks European youth mark”. European Athletics. (4 January 2016). http://www.european-athletics.org/news/article=murto-breaks-european-youth-mark/index.html 8 January 2016閲覧。 
  5. ^ Video: Maailmanennätys Suomeen! Wilma Murto paransi ME:tä kahdesti Saksassa” (フィンランド語). Ilta-Sanomat. Helsinki: Sanoma Media Finland Oy (31 January 2016). 14 February 2016閲覧。
  6. ^ Murto clears world U20 pole vault record of 4.71m in Zweibrucken”. World Athletics. IAAF (31 January 2016). 14 February 2016閲覧。
  7. ^ Holopainen, Pekka (7 January 2023). “Wilma Murto rysäytti ennätyshypyn! Taustalla huima yksityiskohta” (フィンランド語). Ilta-Sanomat. 7 January 2023閲覧。

外部リンク

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