ウィリアム・スターリング・サリヴァント
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ウィリアム・スターリング・サリヴァント(William Starling Sullivant、1803年1月15日 - 1873年4月30日)はアメリカ合衆国のコケ類学者である。
略歴
[編集]オハイオ州のフランクリントン(現在はコロンバス)に名家に生まれた。オハイオ大学、イェール大学で学び、1823年に学位を得た。コケ類の専門家となり18000の標本を集め、280のコケ類の新種を記載した。1845年にアメリカ芸術科学アカデミーの会員に選ばれた。没後の1898年に、Sullivant Moss Chapterとして設立された研究会はSullivant Moss Societyと改名された後、1908年にアメリカ蘚苔類地衣類学会(American Bryological and Lichenological Society)となった。
ユキノシタ科の植物の属名、Sullivantiaに献名された。
3度結婚し、妻の1人には植物画家のウィーラー(Eliza Griscom Wheeler)がいる。息子のトーマス・スターリング・サリヴァントは「ライフ」誌などに挿絵を描いた有名な漫画家であり、ひ孫のターシャ・テューダーは絵本画家・挿絵画家・園芸家として知られる。
著作
[編集]- A Catalogue of Plants, Native and Naturalized, in the Vicinity of Columbus, Ohio, 1840
- Musci Alleghanienses,1845-1846
- Musci Manuel of Botany of the Northern United States,1848 、1856、 Eliza Griscom Wheelerが図版製作
- Icones Muscorum, 1864,
- Supplemental, 1874
参考文献
[編集]- Keir B. Sterling, Richard P. Harmond, George A. Cevasco & Lorne F. Hammond (dir.) (1997). Biographical dictionary of American and Canadian naturalists and environmentalists. Greenwood Press (Westport) : xix + 937 p. (ISBN 0-313-23047-1)