ウィリアム・コリヤー (第3代ポートモア伯爵)
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第3代ポートモア伯爵ウィリアム・チャールズ・コリヤー(英語: William Charles Colyear, 3rd Earl of Portmore、1745年 – 1823年11月15日)は、スコットランド貴族。1756年から1785年までミルジントン子爵の儀礼称号を使用した[1]。
生涯
[編集]第2代ポートモア伯爵チャールズ・コリヤーと妻ジュリアナ(旧姓ヘレ、1705年ごろ – 1794年11月20日、ロジャー・ヘレの娘)の次男(長男デイヴィッドは1756年1月16日に死去)として、1745年にロンドンで生まれた[1][2]。イートン・カレッジで教育を受けた後、1764年6月28日にケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジに入学した[3]。
1774年イギリス総選挙でイーヴシャム選挙区から出馬したが、64票(得票数3位)しか得られず落選した[4]。
1785年7月5日に父が死去すると、ポートモア伯爵位を継承した[1][2]。
1823年11月15日にシティ・オブ・ウェストミンスターのボーモント・ストリートで死去、長男トマス・チャールズが爵位を継承した[1][2]。
家族
[編集]1770年11月5日、メアリー・レズリー(Mary Leslie、1753年8月29日 – 1799年3月21日、第10代ロシズ伯爵ジョン・レズリーの娘)と結婚[1]、4男3女をもうけた[2]。
- トマス・チャールズ(1772年3月27日 – 1835年1月18日) - 第4代ポートモア伯爵[1]
- メアリー(1773年 – 1800年8月11日 バース[2])
- ジュリア(1774年 – 1800年8月11日 バース[2]) - メアリーとジュリアは3時間のうちに相次いで死去した[5]。2人の死去を受けて、メアリー・セウェル(Mary Sewell)が詩を書いた[6]
- ウィリアム(1776年11月15日 – 1833年7月19日 ポートマン・スクエア) - 陸軍軍人[2]
- キャサリン・キャロライン(1779年11月5日 – ?) - 1810年10月9日、ジョセフ・ブレックネル(Joseph Brecknell)と結婚[2]
- フランシス(Francis、1781年1月 – 1787年5月25日 ロンドン[2])
- ジョン・デイヴィッド(1801年3月19日没) - 陸軍軍人。リスボンにて没[2]
出典
[編集]- ^ a b c d e f Cokayne, George Edward, ed. (1895). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (N to R) (英語). Vol. 6 (1st ed.). London: George Bell & Sons. pp. 277–278.
- ^ a b c d e f g h i j Paul, James Balfour, Sir, ed. (1910). The Scots Peerage (英語). Vol. VII. Edinburgh: David Douglas. pp. 94–96.
- ^ "Colyear, the Hon. William Charles, Viscount Milsington. (CLR764WC)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ Cannon, J. A. (1964). "Evesham". In Namier, Sir Lewis; Brooke, John (eds.). The House of Commons 1754-1790 (英語). The History of Parliament Trust. 2021年9月19日閲覧。
- ^ The Scots Magazine; Or, General Repository of Literature, History, and Politics (英語). A. Chapman. 1800. p. 500.
- ^ Sewell, Mary (1805). "On the Death of Lady Mary, and Her Sister, Lady Julia Colyear". Poems (英語). R. Wetton and Sons. pp. 229–230.
スコットランドの爵位 | ||
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