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ギショウトウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ギショウトウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
亜科 : ミカン亜科 Aurantioideae
: ミカン属 Citrus
: ギショウトウ C. cavaleriei
学名
Citrus cavaleriei
Y.Ye, X.Liu, S.Q.Ding & M.Liang

ギショウトウ(宜昌橙、Citrus cavaleriei)は、ミカン属の一種で、レモンのような香りの葉と花が特徴的である。

原産地は中華人民共和国の南西部から中西部で[1]湖北省宜昌市に因んで名付けられたと考えれる。

特徴として並外れた耐寒性を持っており、カラタチを除けば最も寒さに強い柑橘類で、適度な霜にも湿った環境にも耐える[2]

概要

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栽培されるのは比較的珍しい種であり、大きな低木または小高木で3~4.5mまで成長する[3]。幅の広い葉柄がある葉が特徴で、ユズやカフィアライムの葉に似ている。

果実は小さく、果皮は香りがあるがゴツゴツしている。果形はミカンに似て楕円形ないし球形、または扁平な形をしており、黄色または橙色に熟す。果実には大きな単胚性の種子が多く含まれ、少量の苦味や酸味のある果汁がある。中には果汁が全くなく、果皮と種子の塊で満たされているものもある。

また、観賞植物として栽培されることもある。

他の多くの柑橘類の品種と交配されており、特に耐寒性のある雑種を産み出している。

脚注

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  1. ^ Khan, Iqrar Ahmad (2007). Citrus genetics, breeding and biotechnology. CAB International. p. 27. ISBN 978-0-85199-019-4. https://books.google.com/books?id=pKlNrSR_8IEC&pg=PA27 
  2. ^ Spiegel-Roy, Pinchas; Goldschmidt, Eliezer E. (1996). Biology of citrus. Cambridge University Press. p. 32. ISBN 978-0-521-33321-4. https://books.google.com/books?id=SmRJnd73dbYC&pg=PA32 [リンク切れ]
  3. ^ Hogan, Sean (2008). Trees for all seasons: broadleaved evergreens for temperate climates. Timber Press. p. 79. ISBN 978-0-88192-674-3. https://archive.org/details/treesforallseaso0000hoga