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インナー・ワールド 内深界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『インナー・ワールド 内深界』
マハヴィシュヌ・オーケストラスタジオ・アルバム
リリース
録音 1975年
ジャンル フュージョン
時間
レーベル Sony Records
プロデュース マハヴィシュヌ・オーケストラ
デニス・マッケイ
専門評論家によるレビュー
マハヴィシュヌ・オーケストラ アルバム 年表
エメラルドの幻影
(1975年)
インナー・ワールド 内深界
(1976年)
マハヴィシュヌ
(1984年)
テンプレートを表示

インナー・ワールド 内深界』(原題:Inner Worlds)は、マハヴィシュヌ・オーケストラ[2]の6枚目のアルバムである。

1975年、ヴァイオリニストのジャン・リュック・ポンティとキーボーディストのゲイル・モランがバンドを去った。その後、ステュ・ゴールドバーグがモランの後釜として参加した。公式に録音されたアルバムは存在していないが、かつてこの第2期マハヴィシュヌ・オーケストラには、ノーマ・ジーン・ベル、キャロル・シュライヴ、ラッセル・スタブズ、スティーヴ・キンドラーらが在籍していた。この顔ぶれで数回慌ただしくリハーサルを行った後、バンドはジェフ・ベックと一緒にツアーに出ている。ツアー終了後、マクラフリンはバンドのメンバーを削り、彼自身を含めたカルテットとした。すなわち、マクラフリン、ゴールドバーグ、ウォルデン、アームストロングである。そして本アルバムの録音を行った[3]

このアルバムを最後に、10年近く「マハヴィシュヌ・オーケストラ」としてはアルバムは出ないことになる。この後、同バンド名義でのアルバムが発売されるのはジョン・マクラフリンがバンドを再結成する1984年のことである。

「惑星民(Planetary Citizen)」は初期のヒップ・ホップのDJ達とプロデューサー達にしばしば流用された。というのも、曲中のドラムのブレイクとボーカルが印象的なものだったからである[要出典]

ボーカルを流用した事例の一つとして、「マッシヴ・アタック」の「アンフィニッシュト・シンパシー」が挙げられる。

収録曲

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  1. オール・イン・ザ・ファミリー – "All in the Family" – 6:02
  2. マイルス・アウト – "Miles Out" – 6:44
  3. イン・マイ・ライフ – "In My Life" – 3:22
  4. ギータ – "Gita" – 4:29
  5. モーニング・コールズ – "Morning Calls" – 1:23
  6. 天露歴程 – "The Way of the Pilgrim" – 5:15
  7. わが心の河 – "River of My Heart" – 3:41
  8. 惑星民 – "Planetary Citizen" – 2:14
  9. 忘憂樹の台座 – "Lotus Feet" – 4:24
  10. 内深界 – "inner Worlds Part1&2" – 6:37

参加ミュージシャン

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  • ジョン・マクラフリン (John McLaughlin) – ギター、ボーカル
  • ステュ・ゴールドバーグ(Stu Goldberg) – オルガン、ピアノ、キーボード、ボーカル、クラヴィネット、ミニムーグ
  • ラルフ・アームストロング(Ralphe Armstrong) – ベース
  • ナラダ・マイケル・ウォルデン(Narada Michael Walden) – パーカッション、ピアノ、コンガ、ドラム、マリンバ、ボーカル、ティンパニ、シェーカー

チャートランキング

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アルバム

ビルボード (北米)[4]

チャート 順位
1976 ジャズ・アルバム 24
1976 ポップ・アルバム 118

脚注

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  1. ^ インナー・ワールド 内深界 - オールミュージック
  2. ^ ジャケット表記はジョン・マクラフリンのソロ名義と併記されている。日本では帯などソロ名義のみで表記されている。
  3. ^ ステュ・ゴールドバーグ インタヴュー(英語)
  4. ^ Inner Worlds - Mahavishnu Orchestra | Awards | AllMusic”. allmusic.com. 1 January 2014閲覧。