イングリット・カーフェン
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イングリット・カーフェン Ingrid Caven | |
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本名 | Ingrid Schmidt、Ingrid Fassbinder |
生年月日 | 1938年8月3日(86歳) |
出生地 | ドイツ ザールブリュッケン |
職業 | 女優、歌手 |
ジャンル | 映画、テレビドラマ |
配偶者 | ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(1970年 - 1972年)[1] |
著名な家族 | 妹:トゥルデリーゼ・シュミット |
イングリット・カーフェン(Ingrid Caven、1938年8月3日 - )は、ドイツの女優、歌手[2]。
経歴
[編集]1938年3月8日、ザールブリュッケンに本名 Ingrid Schmidt として生まれる[3][4]。妹にオペラ歌手のトゥルデリーゼ・シュミット(1942年 - 2004年)がいる[4]。
1969年、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の初長編作『愛は死より冷たい Liebe ist kälter als der Tod 』で映画デビュー、以後ファスビンダー監督の多数の作品に出演[4]。1974年、ジャン・ユスターシュ監督の『ぼくの小さな恋人たち』に出演する[5]。1978年、ファスビンダー監督の『13回の新月のある年に』に出演する[6]。
ファスビンダー監督と1970年に結婚、二年後の1972年に離婚[7]。
ダニエル・シュミット監督の初長編『今宵かぎりは…』(1972年)、代表作『ラ・パロマ』(1974年)など5作品に出演し、シュミット監督の女神(ミューズ)と評される[8]。
フィルモグラフィー
[編集]映画
[編集]- 愛は死より冷酷 Liebe ist kälter als der Tod (1969年)
- 悪の神々 Götter der Pest (1970年)
- 四季を売る男 Händler der vier Jahreszeiten (1971年)
- ルートヴィヒ2世のためのレクイエム(1972年)
- 今宵かぎりは…(1972年)
- ラ・パロマ(1974年)
- ぼくの小さな恋人たち(1974年)
- 自由の代償(1975年)
- シビルの部屋(1976年)
- 13回の新月のある年に In einem Jahr mit 13 Monden (1978年)
- 愚か者の日(1981年)
- デビルス・パラダイス 悪魔の楽園(1987年)
- 季節のはざまで(1992年)
- 私の好きな季節(1993年)
- ダニエル・シュミット 思考する猫(2010年)
- サスペリア(2018年)
ディスコグラフィー
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- Au Pigall's(1978年)
- Der Abendstern(1979年)
- Erinnerung An Edith Piaf(1983年)
- Spass(1986年)
- Chambre 1050(1996年)
- Helle Nacht(1998年)
ライヴ・アルバム
[編集]- Live in Hamburg(1980年)
シングル
[編集]- Beim Letzten Tango(1986年)
脚注
[編集]- ^ Hodgkiss, Rosalind (1999年1月8日). “The bitter tears of Fassbinder's women”. The Guardian. 2015年9月3日閲覧。
- ^ Phelps, Nicole (2014年3月1日). “Fall 2014 Ready-to-Wear: Olympia Le-Tan”. Vogue. 2015年9月3日閲覧。
- ^ Franzen, K. Erik (2012年7月12日). “Ingrid Caven über Gesang und Geschlechter - "Man muss auch heute zweifeln"”. taz.de. 2015年9月3日閲覧。
- ^ a b c “Ingrid Caven - Biografie” (ドイツ語). Deutschen Filmhaus (2021年1月29日). 2023年2月20日閲覧。 リンク先の記述は書籍 Siegfried Tesche, Die neuen Stars des deutschen Films,heyne verlag, 1985. に基づく(リンク先ページ末尾のクレジット参照)。
- ^ Canby, Vincent (1987年1月30日). “Mes Petites Amoureuses (1974)”. The New York Times. 2015年9月3日閲覧。
- ^ Skinner, Oliver (2014年4月8日). “Rewatching the Queer Canon, Part 5: Fassbinder's 'Moons' and 'Querelle'”. Indiewire. 2015年9月3日閲覧。
- ^ 明石政紀「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー略歴」、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー『映画は頭を解放する』勁草書房(明石政紀 訳)、1998年。
- ^ “ダニエル・シュミット─思考する猫/出演者紹介(「ダニエル・シュミット映画祭」第2弾)”. アテネ・フランセ文化センター (2014年). 2023年2月19日閲覧。