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イミノ二酢酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イミノ二酢酸
Iminodiacetic acid
識別情報
CAS登録番号 142-73-4 チェック
PubChem 8897
ChemSpider 8557 チェック
EC番号 205-555-4
KEGG C19911 チェック
MeSH imnodiacetic+acid
ChEBI
ChEMBL CHEMBL461164 チェック
RTECS番号 AI2975000
バイルシュタイン 878499
特性
化学式 C4H7NO4
モル質量 133.1 g mol−1
外観 白色ないし黄褐色の粉末
匂い 無臭
密度 1.436 g mL−1
融点

220-250℃

log POW 1.84
酸解離定数 pKa 1.873
塩基解離定数 pKb 12.124
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −933 kJ mol−1[1]
標準燃焼熱 ΔcHo −1642 kJ mol−1[1]
危険性
GHSピクトグラム 急性毒性(低毒性)
GHSシグナルワード WARNING
Hフレーズ H315, H319, H335
Pフレーズ P261, P305+351+338
EU分類 刺激性 Xi
Rフレーズ R36/37/38
Sフレーズ S26, S36
半数致死量 LD50 >2000mg/kg(ラット経口)
関連する物質
関連するアルカン酸
関連物質 N-アセチルグリシンアミド
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

イミノ二酢酸(イミノにさくさん、: Iminodiacetic acid)は化学式HN(CH2CO2H)2で表されるジカルボン酸アミンの一種で、IDAと略される。イミノ二酢酸アニオンは三座配位子として、五員環のキレート環を持つ金属錯体を形成する[2]窒素原子上のプロトンは、イオン交換樹脂製造ため炭素原子に置き換えることができる。IDAは、二座配位子のグリシンより強く、四座配位子のニトリロ三酢酸より弱い錯体を形成する。

イミノ二酢酸アニオンと金属との錯体

キャピラリー電気泳動において、IDAはペプチドの電気移動度の調整に使われる。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b Iminodiacetic acid”. NIST. 2021年3月8日閲覧。
  2. ^ Schwarzenbach, G (1952). “Der Chelateffekt”. Helv. Chim. Acta 35 (7): 2344–2359. doi:10.1002/hlca.19520350721.