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イトスナヅル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イトスナヅル
ユーカリに寄生するイトスナヅル(オーストラリア)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : モクレン類 Magnoliids
: クスノキ目 Laurales
: クスノキ科 Lauraceae
: スナヅル属 Cassytha
: イトスナヅル
C. glabella
学名
Cassytha glabella R. Brown
和名
イトスナヅル

イトスナヅル(糸砂蔓、Cassytha glabellaシノニムCassytha pergracilis (Hatusima) Hatusima)は、スナヅル属つる性寄生植物

概要

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日本では、沖縄諸島伊是名島久米島)に、日本国外ではオーストラリアに分布する。日当りのよい低木林等で、オオマツバシバに寄生する。

つる性寄生植物で、長さ3-5m。は直径0.3-0.5mm程度で、匍匐し、無毛。は鱗片葉で目立たない。穂状花序で、長さ1cmの花序の先に2-3個付け、色は乳白色。果実核果)は広楕円形で直径3.5mm。

近縁種

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日本には、同属に、イトスナヅルを含めて3種(2種3変種とする説もある。)が生育する。イトスナヅルはこの3(変)種の中で最も茎が細く、分布域が限られている。

保護上の位置づけ

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絶滅危惧IA類 (CR)環境省レッドリスト

生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。

参考文献

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  • 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。
  • 環境省自然環境局野生生物課編 『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物植物I』 財団法人自然環境研究センター、2000年。
  • 島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧』 九州大学出版会、1997年。

外部リンク

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