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イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』
マルーン5スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ・ロック
ファンク・ロック
レーベル A&M/オクトーン・レコード
プロデュース マイク・エリゾンド
マーク“スパイク”ステント
Mark Endert
エリック・ヴァレンタイン
マルーン5
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(アメリカ[1]、イギリス[2]
  • 2位(カナダ、ニュージーランド[3]
  • 3位(日本[4]、メキシコ[5]
  • 4位(オランダ[6]、イタリア[7]
  • 5位(オーストラリア[8]
  • 6位(スイス[9]、スペイン[10]、ドイツ[11]
  • 7位(ノルウェー[12]
  • 10位(デンマーク[13]
  • 11位(フィンランド[14]
  • 13位(フランス[15]
  • 14位(オーストリア[16]
  • 15位(スウェーデン[17]
  • 16位(ベルギー・フランデレン地域[18]
  • 23位(ポルトガル[19]
  • 26位(ベルギー・ワロン地域[20]
  • ゴールドディスク
  • RIAA:2×マルチ・プラチナム[21]
  • MC:プラチナム[22]
  • BPI:プラチナム[23]
  • ARIA:プラチナム[24]
  • RIAJ:プラチナ[25]
  • マルーン5 アルバム 年表
    マルーン5 ライヴ!
    2005年
    イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング
    (2007年)
    ベスト・リミックス: コール・アンド・レスポンス
    2008年
    『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』収録のシングル
    1. 「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」
      リリース: 2007年11月21日CD[26]
    ミュージックビデオ
    「Makes Me Wonder」 - YouTube
    「Wake Up Call」 - YouTube
    「Won't Go Home Without You」 - YouTube
    「Goodnight Goodnight」 - YouTube
    テンプレートを表示

    イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』(It Won't Be Soon Before Long)はアメリカバンドマルーン5の2ndアルバム。日本ではユニバーサルミュージックから発売された。

    解説

    [編集]

    プロデューサーにはマイク・エリゾンドMike Elizondo)、マーク“スパイク”ステント(Mark "Spike" Stent)、Mark Endert、エリック・ヴァレンタイン(Eric Valentine)が参加しており、アダム・レヴィーンは「前作のゆったりしたJazzyなサウンドと対照的なことをやりたかった」と述べている[27]。具体的にはプリンスの『ダーティ・マインド』(Dirty Mind)・『戦慄の貴公子』(Controversy)や、マイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』・『スリラー』、トーキング・ヘッズのサウンドといった80年代のダンス・ミュージックの音作りを目指した[27]

    収録曲「グッドナイト・グッドナイト」はアメリカのTVドラマ『CSI:ニューヨーク』第5シーズン第2話「死者の書」(Page Turner)にメンバーが出演し、ドラマの中で披露している。ボーナス・トラックに収録されている「ルージング・マイ・マインド」は、TVドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』第4シーズン第15話の原題タイトルに採用されている[28]。また、「イフ・アイ・ネヴァー・シー・ユア・フェイス・アゲイン」はリアーナデュエットした別バージョンもあり、音楽配信されている。

    日本では同年8月から「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」がトヨタ自動車ヴィッツCMソングに起用された[29](2010年にはアサヒ「スタイルフリー」CMソングにも起用された)。11月21日にはCDシングル「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」が発売され、カップリングには「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」のカバーが収録されている。

    2008年2月20日には、未発表曲やライヴ映像などを加えたCDとDVDの2枚組『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング〜リミテッド・デラックス・エディション』が発売され[30]メアリー・J. ブライジをフィーチャーした「ウェイク・アップ・コール」のマーク・ロンソンによるリミックスも収録されている。

    チャート

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    全米では発売1週目に43万枚を売り上げ、Billboard 200初登場1位を獲得した(その内およそ10万2,000件はデジタル・セールスであり、リンキン・パークが『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』で打ち立てた8万4,000件の記録を塗り替え、当時の週間デジタル・セールスの最高記録を作った)。デジタル・アルバムチャートでも1位を獲得し[31]、アメリカのiTunes Storeでは2007年の年間ダウンロード・アルバム・チャート1位となった。

    全英アルバムチャートでも1位を獲得した。

    収録曲

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    #タイトル作詞・作曲プロデュース時間
    1.「イフ・アイ・ネヴァー・シー・ユア・フェイス・アゲイン」(If I Never See Your Face Again)アダム・レヴィーン/ジェイムス・ヴァレンタインマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント(Additional Production: Mark Endert)
    2.「メイクス・ミー・ワンダー」(Makes Me Wonder)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケル/ミッキー・マデンMark Endert
    3.「リトル・オブ・ユア・タイム」(Little Of Your Time)アダム・レヴィーンエリック・ヴァレンタイン
    4.「ウェイク・アップ・コール」(Wake Up Call)アダム・レヴィーン/ジェイムズ・ヴァレンタインマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント/サム・ファラー(Co-Produce: Mark Endert)
    5.「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」(Won't Go Home Without You)アダム・レヴィーンマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント
    6.「ナッシング・ラスツ・フォーエヴァー」(Nothing Lasts Forever)アダム・レヴィーンマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント
    7.「キャント・ストップ」(Can't Stop)アダム・レヴィーン/ジェイムズ・ヴァレンタインエリック・ヴァレンタイン
    8.「グッドナイト、グッドナイト」(Goodnight Goodnight)アダム・レヴィーンマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント
    9.「ノット・フォーリング・アパート」(Not Falling Apart)アダム・レヴィーンマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント
    10.「キウイ」(Kiwi)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケルマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント
    11.「ベター・ザット・ウィ・ブレイク」(Better That We Break)アダム・レヴィーンマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント
    12.「バック・アット・ユア・ドア」(Back At Your Door)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケルMark Endert
    日本盤ボーナス・トラック
    #タイトル作詞・作曲プロデュース時間
    13.「アンティル・ユー・アー・オーヴァー・ミー」(Until You're Over Me)アダム・レヴィーンマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント
    14.「インファチュエイション」(Infatuation)アダム・レヴィーンマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント
    15.「ルージング・マイ・マインド」(Losing My Mind)アダム・レヴィーン/ジェシー・カーマイケルマイク・エリゾンド/マーク“スパイク”ステント

    『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング〜リミテッド・デラックス・エディション』

    [編集]
    CD(日本盤トラック)
    #1~#15は同じ
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    16.「ウェイク・アップ・コール(マーク・ロンソン リミックス feat. メアリー・J. ブライジ)」(Wake Up Call (Mark Ronson Remiz feat. Mary Jane Blige))  
    17.「ザ・ウェイ・アイ・ワズ」(The Way I Was)  
    18.「ストーリー」(Story)  
    19.「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー(アコースティック)」(Won't Go Home Without You (Acoustic))  
    DVD
    #タイトル作詞作曲・編曲内容
    1.「メイクス・ミー・ワンダー」(Makes Me Wonder)  ミュージック・ビデオ
    2.「ウェイク・アップ・コール」(Wake Up Call)  ミュージック・ビデオ
    3.「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」(Won't Go Home Without You)  ミュージック・ビデオ
    4.「メイクス・ミー・ワンダー」(Makes Me Wonder)  ライヴ・フッテージ (プレミアム・ライヴ・イン・ジャパン WOWOW)
    5.「ディス・ラヴ」(This Love)  ライヴ・フッテージ (プレミアム・ライヴ・イン・ジャパン WOWOW)
    6.「サンデイ・モーニング」(Sunday Morning)  ライヴ・フッテージ (プレミアム・ライヴ・イン・ジャパン WOWOW)

    クレジット

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    0

    • マイク・エリゾンドプロデュース、ドラムプログラミング、キーボード、ギター、ピアノ、ベース、キーボード
    • マーク“スパイク”ステント:プロデュース、ミックスレコーディング
    • Mark Endert:プロデュース、プロダクション、ミックス、レコーディング、アレンジ、ドラム・プログラミング、キーボード
    • エリック・ヴァレンタイン:プロデュース、ミックス、レコーディング
    • Sam Farrar:プロデュース、アレンジ、ドラム・プログラミング、キーボード
    • Ryan Dusick:ミュージカル・ディレクター
    • テッド・ジェンセンマスタリング
    • Jason Lader:アレンジ
    • Adam Hawkins:Pro Tools レコーディング・エンジニア
    • Eric "Dream" Weaver:アシスタント・エンジニア
    • Jay Going:アシスタント・エンジニア
    • Doug Tyo:アシスタント・エンジニア
    • Graham Hope:アシスタント・エンジニア
    • Chris Roach:アシスタント・エンジニア
    • Alex Dromgoole:ミックス・アシスタント
    • David Emery:ミックス・アシスタント、デジタル編集
    • Doug Johnson:デジタル編集
    • Erik Swanson:デジタル編集

    受賞

    [編集]
    2007年
    2008年
    • 第50回グラミー賞「最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループ」(「メイクス・ミー・ワンダー」)[32]

    脚注・出典

    [編集]
    1. ^ Maroon 5 | Awards | AllMusic” (英語). オールミュージック. オール・メディア・ガイド. 2014年8月11日閲覧。
    2. ^ MAROON 5 | full Official Chart History” (英語). The Official Charts Company(OCC). 2015年11月15日閲覧。
    3. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. charts.org.nz. 2014年8月11日閲覧。
    4. ^ イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング”. ORICON STYLE. 2014年8月11日閲覧。
    5. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. mexicancharts.com. 2012年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月15日閲覧。
    6. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. dutchcharts.nl. 2014年8月11日閲覧。
    7. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. italiancharts.com. 2014年8月11日閲覧。
    8. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. australian-charts.com. 2014年8月11日閲覧。
    9. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. シュヴァイツァー・ヒットパラーデ. 2014年8月11日閲覧。
    10. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. spanishcharts.com. 2014年8月11日閲覧。
    11. ^ Maroon 5 | Longplay-Chartverfolgung” (ドイツ語). music line.de. メーディア・コントロール・ゲーエフカー・インターナツィオナール. 2014年8月11日閲覧。
    12. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. norwegiancharts.com. 2014年8月11日閲覧。
    13. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. danishcharts.com. 2014年8月11日閲覧。
    14. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. finnishcharts.com. 2014年8月11日閲覧。
    15. ^ Maroon 5 dans les charts français (albums)” (フランス語). Charts in France. 2014年8月11日閲覧。
    16. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. austriancharts.at. 2014年8月11日閲覧。
    17. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. swedishcharts.com. 2014年8月11日閲覧。
    18. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. ウルトラトップ200アルバム. ウルトラトップ. 2014年8月11日閲覧。
    19. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. portuguesecharts.com. 2014年8月11日閲覧。
    20. ^ Maroon 5 - It Won't Be Soon Before Long”. ウルトラトップ200アルバム. ウルトラトップ. 2014年8月11日閲覧。
    21. ^ Gold & Platinum Searchable Database” (英語). アメリカレコード協会(RIAA). 2014年7月23日閲覧。
    22. ^ Gold/Platinum” (英語). Music Canada. 2014年7月24日閲覧。
    23. ^ Certified Awards” (英語). 英国レコード産業協会(BPI). 2014年7月23日閲覧。
    24. ^ ARIA Charts - Accreditations - 2007 Albums” (英語). ARIAチャート(ARIA). 2014年7月24日閲覧。
    25. ^ 2007年8月度認定作品”. 日本レコード協会(RIAJ). 2014年7月24日閲覧。
    26. ^ ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー”. ORICON STYLE. 2014年8月11日閲覧。
    27. ^ a b イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング (CD). マルーン5. 2007.
    28. ^ 詳細は「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学のエピソード一覧#シーズン4 (2007年-2008年)」を参照。
    29. ^ マルーン5、トヨタ・ヴィッツのTVCM曲に”. BARKS (2007年8月30日). 2014年7月21日閲覧。
    30. ^ イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング〜リミテッド・デラックス・エディション”. ORICON STYLE. 2014年8月11日閲覧。
    31. ^ Maroon 5 - Chart history” (英語). Digital Albums. ビルボード. 2014年8月13日閲覧。
    32. ^ Maroon 5” (英語). GRAMMY.com. ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス(NARAS). 2014年7月22日閲覧。

    外部リンク

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