イオン気仙沼店
イオン気仙沼店 ÆON KESENNUMA | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒988-0101 宮城県気仙沼市赤岩舘下6−1 |
座標 | 北緯38度53分20.4秒 東経141度34分23.2秒 / 北緯38.889000度 東経141.573111度座標: 北緯38度53分20.4秒 東経141度34分23.2秒 / 北緯38.889000度 東経141.573111度 |
開業日 | 1998年(平成10年)11月18日 |
正式名称 |
気仙沼ショッピングセンター[1] ↓ イオン気仙沼店[1] |
施設管理者 | イオン東北株式会社 |
商業施設面積 | 17,216 m²[2] |
中核店舗 | イオン気仙沼店 |
店舗数 | ÆONと22の専門店 |
営業時間 |
8:00 - 21:00(2階直営) 10:00 - 21:00(専門店) ※一部売場・専門店では異なる | 7:00 - 21:00(1階直営)
駐車台数 | 1,045台 |
前身 | ジャスコ気仙沼店 |
最寄駅 | 気仙沼線BRT / 南気仙沼駅 |
最寄IC | 気仙沼港IC |
外部リンク | イオン気仙沼店 |
ÆON TOHOKU |
イオン気仙沼店(イオンけせんぬまてん)は、宮城県気仙沼市赤岩舘下にあるイオングループ系列の総合スーパー (GMS)。
2011年3月11日に発生した東日本大震災において気仙沼市に押し寄せた2.8メートル[3] の津波により被災し多大な被害を受けた[4]。
沿革
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 1984年(昭和59年)8月30日 - ジャスコ運営の「ジャスコ気仙沼店」(旧店舗)として開店[5]。
- 1998年(平成10年)11月18日 - 気仙沼ショッピングセンターの核店舗として「ジャスコ気仙沼店」(新店舗)が開店[6]。
- 2001年(平成13年)8月21日 - ジャスコ株式会社がイオン株式会社に商号変更。
- 2008年(平成20年)
- 8月21日 - イオン株式会社の純粋持株会社移行により、イオンリテール株式会社が小売事業部門を継承[7]。
- 11月18日 - 開店10周年を迎える。
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)3月1日 - 大店立地法上の届出名を、気仙沼ショッピングセンターからイオン気仙沼店に変更[1]。
- 2018年(平成30年)11月18日 - 開店20周年を迎える。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)9月1日 - イオン東北とイオンリテール東北事業本部の統合に伴い、衣料、住居余暇、H&BC各売場をイオン東北に移管[11]。
東日本大震災
[編集]災害発生時には店舗に津波が押し寄せたことで営業を中止した[4]が、店舗そのものは避難場所、ヘリポート、物資集積所などとして被災直後から積極的に災害復旧支援に活用された[12]。
2011年3月16日には緊急支援非政府組織 (NGO) 「シビックフォース」所属のヘリコプターが同店の広い屋上をヘリポートとして活用し、スウェーデンを中心に世界各国で展開する家具量販店のイケア(イケア・ジャパン)から提供された毛布や非常食などの救援物資を集積し、またその集積物資を別のNGOである「ピースウィンズ・ジャパン」が気仙沼市内の中学校に設置された避難所へ配給するなどヘリポート兼物資集積所として機能した[12]。
- 災害活動支援の経緯
もともとイオングループはNGOと災害発生時に物資運搬などの協力を行う協力関係を築いており、東日本大震災以前では2004年に発生した新潟県中越地震でも前述のピースウィンズはイオングループ所属のジャスコ小千谷店駐車場に避難所を設置した過去があった[12]。
本地震においてもイケアの担当者が災害支援目的で行政に支援物資の輸送先を尋ねたが行政の混乱のために輸送先がなかなか決定せず、イケアが行政対応を諦め複数のNGOに協力を求めたところピースウィンズが応答し、イオン気仙沼店が協力したものである[12]。
- 地震発生時の店舗状況
地震発生直後、通用口に殺到し屋外へ逃れようとする従業員、買い物客らを店長が咄嗟の判断で店外屋上へ避難誘導し、地震発生わずか20分後に2.8メートルの津波が店舗へ到達した[3]。
- イオングループから気仙沼店への支援
2011年3月12日から同年4月3日にかけてイオングループ本社、本部、グループ企業から応援部隊を派遣し合計23社、延べ2,600名が現地で被災地店舗などの復旧・復興支援や店舗の販売再開に向けた応援作業、また従業員の安否確認作業に従事した[13]。
- 営業再開
2011年4月1日には屋上駐車場に売り場を設置した「青空市場」として限定的に営業を再開[14]、同年9月29日には1階部分の復旧と営業再開が完了[15]、同年10月に全階層で営業再開となった[4]。
- 復興後
災害復興支援活動の自社まとめとしてイオン気仙沼店はイオングループの本社、イオンディライトによる地震発生直後の社員たちの活動などを振り返る動画に従業員と共に登場、2015年2月中旬に公開されている[3]。
フロアとテナント
[編集]フロア概要
[編集]核店舗のイオン気仙沼店と22の専門店で構成される。
階 | フロア概要 |
---|---|
R階 | 屋上駐車場 |
2階 | ファッションと子供のフロア |
1階 | 食品と暮らしのフロア |
主なテナント
[編集]1階
- セリア(100円ショップ)
- マクドナルド(ファストフード) - 震災により閉店していたが、約10年振りに開店した[16]。
- ミスタードーナツ(ドーナツ)
- サーティーワンアイスクリーム(アイス)
- パン工場(ベーカリー)
2階
- コムサイズム(ファミリーファッション)
- ハニーズ(レディスファッション)
- 未来屋書店(書籍)
- モーリーファンタジー(アミューズメント)
※テナント情報は2024年2月時点
出店テナント全店の一覧、営業時間およびATMを設置している金融機関の詳細は公式サイト「イオン気仙沼店」を参照。
アクセス
[編集]鉄道
[編集]BRT(バス高速輸送システム)
[編集]自動車
[編集]駐車場
[編集]1,045台分利用可能である。
施設駐車場 | 駐車台数 | 駐車可能時間 | 備考 |
---|---|---|---|
平面正面駐車場 | 448 | 5:00 - 21:30 | |
平面西駐車場 | 309 | ||
屋上駐車場 | 288 | 8:30 - 21:30 | 高さ制限2.2m |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 宮城県告示 大規模小売店舗立地法(平成10年法律第91号)第6条第1項の規定により大規模小売店舗の変更の届出(平城25年6月21日付)
- ^ “2020年度末都道府県・市町村別SC一覧” (PDF). 日本ショッピングセンター協会. 2022年5月13日閲覧。
- ^ a b c "東日本大震災から4年 「あの時の最前線」支えた「誇りと使命感」を動画に". J-CAST. 11 March 2015. 2019年1月10日閲覧。
- ^ a b c "イオンの森の植樹祭 気仙沼". イオン. 17 November 2013. 2019年1月10日閲覧。
- ^ 『ジャスコ三十年史』p.482。
- ^ 『ジャスコ三十年史』p.681。
- ^ 「純粋持株会社移行のお知らせ」イオン株式会社、2008年8月19日。
- ^ “イオン「気仙沼店が屋上を利用して」営業再開”. インターネットジャーナル株式会社. 2022年5月5日閲覧。
- ^ “イオン東北株式会社とイオンリテール株式会社東北事業本部の事業統合について”. イオン株式会社、イオン東北株式会社、イオンリテール株式会社. (2021年3月29日)
- ^ “4/1(水)全国の「イオン」直営全売り場でレジ袋の無料配布終了”. イオン株式会社、イオンリテール株式会社. (2020年2月28日)
- ^ 企画特集「新生イオン東北きょう誕生 衣食住すべてを支える 辻社長インタビュー」『秋田魁新報』2021年9月1日、15面。
- ^ a b c d "東日本巨大地震、企業とNGO救援へタッグ――イオン、イケア、宮城・気仙沼へ物資。". 日経MJ. 日経新聞社. 18 March 2011. 2019年1月10日閲覧。
- ^ "東日本大震災 イオングループ半年間の取り組みについて" (PDF). イオングループ. 9 September 2011. 2019年1月10日閲覧。
- ^ YOMIURI ONLINE (1 April 2011). "イオン気仙沼店、屋上の「青空市場」で営業再開". 読売新聞社. 2019年1月10日閲覧。
- ^ 日経ビジネス (22 March 2012). "「日常」戻った被災スーパーの次なる戦い". 日本経済新聞社. 2019年1月10日閲覧。
- ^ 「おかえりマック、いよいよ明日 気仙沼に10年ぶり復活」『河北新報』2021年5月13日。オリジナルの2021年5月12日時点におけるアーカイブ。2024年2月5日閲覧。
参考文献
[編集]- ジャスコ株式会社編『ジャスコ三十年史』ジャスコ、2000年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]公式サイト