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ストックホルム・アーランダ空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アーランダ国際空港から転送)
アーランダ空港
IATA: ARN - ICAO: ESSA
概要
国・地域  スウェーデン
所在地 ストックホルム/ウプサラ
種類 公共
運営者 Swedavia
拠点航空会社
標高 42 m (137 ft)
座標 北緯59度39分07秒 東経17度55分07秒 / 北緯59.65194度 東経17.91861度 / 59.65194; 17.91861座標: 北緯59度39分07秒 東経17度55分07秒 / 北緯59.65194度 東経17.91861度 / 59.65194; 17.91861
公式サイト http://www.swedavia.com/arlanda/
地図
スウェーデン内の位置
スウェーデン内の位置
ARN
スウェーデン内の位置
スウェーデン内の位置
ARN
スウェーデン内の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
01R/19L YES 2,500×45 舗装
01L/19R YES 3,301×45 舗装
08/26 YES 2,500×45 舗装
リスト
空港の一覧
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ストックホルム・アーランダ空港英語: Stockholm-Arlanda Airport)は、スウェーデンの首都、ストックホルムの北42km及びウプサラの南東28kmに位置する国際空港である。

概要

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空港の規模は、ヨーロッパでは6番目、スウェーデン国内では最大である。スカンジナビア航空ハブ空港のひとつであるが、3本ある滑走路のうち2本の長さが2,500mに留まっており、現代の大型機を受け入れるにはやや短い。そのため、3,000m級の滑走路を複数本備えるデンマークコペンハーゲン国際空港の方がヨーロッパ地域から遠い長距離路線の発着便が多い(日本(羽田)線を含む)。

ストックホルム・アーランダ空港にも近年アジアからの直行便が増加している。全日本空輸も2020年春以降に、東京国際空港からの直行便を開設予定であったのが、COVID-19の影響に伴い開設が延期されていたが[1]、2025年1月31日より就航開始することが発表された[2]

歴史

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1946年、スウェーデン議会はブロンマ空港に代わり新たな空港を建設することを決定した。
1962年4月1日グスタフ6世アドルフ国王によって「ストックホルム・アーランダ空港」の開港が正式に宣言された。同時に国際線はブロンマ空港からアーランダ空港へ移転することとなった。
1976年に国際線ターミナルである「アーランダインターナショナル」(現在のターミナル5)が設置され、国際線定期便及びチャーター便が当空港へ移転した。また、1983年には国内線第1ターミナル(現在のターミナル4)が設置され、1984年にかけてSAS国内線とリンジェフライグが当空港へ移転した。しばらくすると国内の交通量が予想をはるかに上回ってきたため、1990年に国内線第2ターミナル(現在のターミナル2)が設置された。しかし、厳しい不況により乗客数が減少したためSASは撤退した。その後、ターミナルは国内線・国際線あわせて再編され、名称がターミナル2-5に変更となった。90年代後半には経済も回復し、再び航空需要も高まり始めたため、3つ目の滑走路や管制塔が建設された。
1999年にはアーランダエクスプレスの運行が始まった。
スウェーデンは2001年シェンゲン協定へ加盟することとなり、それに合わせてターミナルを改修する必要があったため、ターミナル2およびターミナル5は純粋な国際線ターミナルとなった。
2010年統計で、年間利用客数は約1,700万人となっている。

ターミナル

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アーランダ空港のターミナルレイアウト
着陸するアエロフロート・ロシア航空のツポレフTu-104B型機(1968年

4つのターミナルで構成され、国際線はターミナル2・5、国内線はターミナル3・4で運用されている。 また、ターミナル4と5の間にスカイシティというショッピングモールがあり、ラディソンブルーホテルなどの宿泊施設や様々な飲食店、土産物屋で充実している。

就航路線

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航空連合は右記のとおり。○ - ワンワールド、☆ - スターアライアンス、△ - スカイチーム

ターミナル2 国際線(Arlanda South)

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航空会社就航地
スウェーデンの旗 Air Leap英語版 マリエハムン
フィンランドの旗 フィンエアー ヘルシンキベルゲン(季節運航)
オランダの旗 KLMオランダ航空 アムステルダム
オランダの旗 トランサヴィア アイントホーフェン
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ ロンドン/ヒースロー
イギリスの旗 イージージェット ベルリン/テーゲルベルリン/シェーネフェルトジュネーヴミラノ/マルペンサリヨン(季節運航)
フランスの旗 エールフランス パリ/シャルルドゴール
スペインの旗 イベリア航空 マドリード
スペインの旗 ブエリング航空 バルセロナ
チェコの旗 チェコ航空 チェコ
ラトビアの旗 エア・バルティック タリンリガ
ロシアの旗 アエロフロート・ロシア航空 モスクワ/シェレメチェボ
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 ニューアーク (季節運航)

ターミナル3 リージョナル(Arlanda South)

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航空会社就航地
スウェーデンの旗 Air Leap英語版 カールスタード英語版ヨンショーピング英語版
スウェーデンの旗 Jonair英語版 スベーグ英語版
エストニアの旗 ノルディカ イェリバレ英語版アルビッツヤウル英語版経由)
オランダの旗 AIS Airlines英語版 トーシュビュー英語版ハーグフォシュ英語版経由)

ターミナル4 国内線(Arlanda South)

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航空会社就航地
スウェーデンの旗デンマークの旗ノルウェーの旗 スカンジナビア航空 キルナ英語版オーレ・エステルスンド英語版イェーデポリシェルレフテオー英語版ロンネビュー英語版ルレオマルメウィズビュー英語版ウメオ英語版エンゲルホルム英語版スンツバル英語版カルマル英語版エーンヒェルツビーク英語版
ノルウェーの旗 ノルウェー・エアシャトル ルレオウメオ英語版キルナ英語版オーレ・エステルスンド英語版イェーデポリ

ターミナル5 国際線(Arlanda North)

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航空会社就航地
スウェーデンの旗デンマークの旗ノルウェーの旗 スカンジナビア航空

(北欧) コペンハーゲンオスロヘルシンキビルンベルゲンスタヴァンゲル英語版トゥルクヴァーサ英語版オーフストロンハイム英語版タンペレタリンヴィリニュス
(西欧)ブリュッセルパリ/シャルルドゴールロンドン/ヒースローダブリンアムステルダムルクセンブルク
(中欧)ザルツブルクインスブルックベルリン/テーゲルミュンヘンフランクフルトデュッセルドルフハンブルクチューリッヒ
(東欧)サラエヴォ
(南欧)ミラノ/リナーテトリノ(季節運航)、テッサロニキ
(ロシア)サンクトペテルブルク
(北米)マイアミシカゴ/オヘアニューアーク
(アフリカ)フルガダ

ノルウェーの旗 ノルウェー・エアシャトル

(北欧)コペンハーゲンオスロヘルシンキリガヴィリニュス
(西欧)パリ/シャルルドゴールニースグルノーブル英語版ロンドン/ガトウィックマンチェスターアムステルダム
(中欧)ブダペストチェコベルリン/シェーネフェルトクラクフザルツブルク
(南欧)ローマアリカンテテネリフェグラン・カナリアマラガフエルテベントゥララ・パルマファロラルナカ
(北米)フォートローダーデール
(アジア)バンコククラビー
(中東)ドバイテルアビブ
(アフリカ)マラケシュ

エチオピアの旗 エチオピア航空 アディスアベバオスロ
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルトミュンヘン
ドイツの旗 ユーロウイングス ハンブルクデュッセルドルフケルン-ボン(季節運航)
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ イスタンブール/ISLアンタルヤ(季節運航)
トルコの旗 ペガサス航空 イスタンブール/SAWアンタルヤ
オーストリアの旗 オーストリア航空 ウィーン
ポーランドの旗 LOTポーランド航空 ワルシャワ
カタールの旗 カタール航空 ドーハ
ベラルーシの旗 ベラヴィア ミンスク
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール(モスクワ経由)
スイスの旗 スイス インターナショナル エアラインズ チューリッヒ
ルーマニアの旗 タロム航空 ブカレスト
アイスランドの旗 アイスランド航空 レイキャヴィーク
タイ王国の旗 タイ国際航空 バンコク
ウクライナの旗ウクライナ国際航空 キーウ
エストニアの旗 ノルディカ タリン
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ
ポルトガルの旗TAPポルトガル航空 リスボン
日本の旗 全日本空輸 東京/羽田(2025年1月31日より就航予定)[2]
中華人民共和国の旗 中国国際航空 北京/首都
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海/浦東(季節運航)
インドの旗エア・インディア ニューデリー
イランの旗 イラン航空 テヘラン
モロッコの旗 ロイヤル・エア・モロッコ カサブランカ
ギリシャの旗 エーゲ航空 アテネ
イタリアの旗 アリタリア-イタリア航空 ミラノ/リナーテ(季節運航)
クロアチアの旗 クロアチア航空 ザグレブ(季節運航)
スペインの旗 エア・ヨーロッパ マドリード (季節運航)
セルビアの旗 エア・セルビア ベオグラード
ルーマニアの旗 Blue Air英語版 ブカレスト
モロッコの旗 エア・アラビア・モロッコ アガディール
チュニジアの旗 ノーベルエア英語版 モナスティル英語版(季節運航)

ターミナル5 チャータ便

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空港アクセス

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鉄道

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バス

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  • リムジンバス (Flygbussarna)
    • ストックホルム中央駅前にあるバスターミナル (Cityterminalen)から40分 停車バス停 ストックホルム中央駅前バスターミナル (Cityterminalen)、聖エリク広場 (S:t Eriksplan)、旧北駅前通り (Norra Stationsgatan)、ハガ・フォーラム (Haga Forum. カロリンスカ大学総合病院前)、ハガ・ノッラ (Haga Norra. ハガ公園前)、フロースンダ (Frösunda. SAS本社前)、ヤルヴァ・クローグ (Järva Krog. ヤルヴァ・クローグ ジャンクション E4とE18)、アーランダ空港(T5, T4, T2の順番)
  • 民間バス (Lokalbuss)

自動車

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E04号線を利用して、ストックホルム 中心部やウプサラよりアクセス可能。空港には駐車場もあり,長期の駐車にも対応可能としている。長期駐車する場合は無料送迎サービスを利用することができる。

タクシー

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ストックホルム中心部まで定額制のタクシーが運行されている。目安として500〜600SEK。また、タクシーメーターを利用して乗車することも可能。

事故

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1991年12月27日に空港から約15km離れたゴットゥローラにスカンジナビア航空751便が不時着した。 機体は大破したものの乗客乗員129名は全員生還した。(詳細はスカンジナビア航空751便不時着事故を参照)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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