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アンド・ビヨンド (ベスト・オブ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『アンド・ビヨンド (ベスト・オブ)』
フォリナーコンピレーション・アルバム
リリース
録音 1976年 - 1987年
1992年(#1, #2, #3)
ジャンル ロックハードロック
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース デュアン・バロン、ジョン・パーデル、ミック・ジョーンズルー・グラム(#1, #2, #3)
ロバート・ジョン・マット・ランジ、ミック・ジョーンズ(#4, #8, #9)
キース・オルセン、ミック・ジョーンズ、イアン・マクドナルド(#5, #10)
ジョン・シンクレア、ゲイリー・ライオンズ、ミック・ジョーンズ、イアン・マクドナルド(#6, #17)
ロイ・トーマス・ベイカー、ミック・ジョーンズ、イアン・マクドナルド(#7, #15, #16)
アレックス・サドキン英語版、ミック・ジョーンズ(#11, #13)
ミック・ジョーンズ、フランク・フィリペッティ英語版(#12, #14)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 49位(ニュージーランド・1995年[4]
  • 123位(アメリカ[5]
  • フォリナー アルバム 年表
    ベリー・ベスト・オブ・フォリナー
    (1992年)
    アンド・ビヨンド (ベスト・オブ)
    (1992年)
    クラシック・ヒッツ・ライヴ
    (1993年)
    テンプレートを表示

    アンド・ビヨンド (ベスト・オブ)』(原題:The Very Best...and Beyond)は、イギリス人アメリカ人の混成ロック・バンド、フォリナー1992年に発表したベスト・アルバム

    背景

    [編集]

    オリジナル・ボーカリストのルー・グラム(1989年脱退)の再加入後に録音された新曲3曲が追加された内容である[6]。新曲に関しては、マーク・シャルマン、スカイラー・ディール、ジョン・パーデル、ロビン・セラッテといった外部プレイヤーが迎えられ、ロビン・ザンダーがゲスト・ボーカリストとしてクレジットされているのに加えて、パーデル、シェリル・クロウ、ベス・フッカー、マリリン・マーティンがバック・ボーカルで参加した[7]

    反響・評価

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    アメリカでは20週にわたりBillboard 200入りして、1992年10月31日付のチャートで最高123位を記録し[5]、本作からのシングル「ソウル・ドクター」は『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートで5位に達した[8]。なお、リリースから約8年後の2000年11月には、RIAAによりダブル・プラチナの認定を受けた[9]。ニュージーランドでは、1995年5月14日付のアルバム・チャートで49位を記録した[4]

    Mike DeGagneはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「バンドが才能を枯渇させてしまう前に、よりソフトなロック・サウンドへ方向転換したことを示した、素晴らしい編集盤」と評している[1]。一方、デボラ・フロストは1992年11月27日付の『エンターテインメント・ウィークリー』誌においてCプラスを付け、全体像に関して「熱烈なスタジオ録音の栄光を余すところなく捉えている」と評する一方、新曲に関して「フォリナーが過去に残した名曲の貧相な焼き直し」と批判している[3]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「全17曲一気に聴き通せることが、このバンドのクオリティの高さの証明だ」と評されている[2]

    収録曲

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    特記なき楽曲はルー・グラムミック・ジョーンズの共作。

    1. ソウル・ドクター - "Soul Doctor" - 4:51
      • 新曲
    2. プリズナー・オブ・ラヴ - "Prisoner of Love" - 5:15
      • 新曲
    3. ウィズ・ヘヴン・オン・アワ・サイド - "With Heaven on Our Side" (Lou Gramm, Mick Jones, Johnny Edwards, Parthenon Huxley, Steve Schiff) - 5:16
      • 新曲
    4. ジューク・ボックス・ヒーロー - "Juke Box Hero" - 4:20
      • アルバム『4』(1981年)収録
    5. ホット・ブラッデッド - "Hot Blooded" - 4:24
    6. つめたいお前 - "Cold as Ice" - 3:20
    7. ヘッド・ゲームス - "Head Games" - 3:37
    8. ガール・ライク・ユー - "Waiting for a Girl Like You" - 4:49
      • アルバム『4』収録
    9. アージェント - "Urgent" (M. Jones) - 4:29
      • アルバム『4』収録
    10. ダブル・ヴィジョン - "Double Vision" - 3:44
      • アルバム『ダブル・ヴィジョン』収録
    11. アイ・ウォナ・ノウ - "I Want to Know What Love Is" (M. Jones) - 5:04
    12. セイ・ユー・ウィル - "Say You Will" - 4:11
    13. イエスタデイ - "That Was Yesterday" - 3:46
      • アルバム『プロヴォカトゥール (煽動)』収録
    14. ウィズアウト・ユー - "I Don't Want to Live Without You" (M. Jones) - 4:53
      • アルバム『インサイド・インフォメーション』収録
    15. レヴ・オン・ザ・レッド・ライン - "Rev on the Red Line" (L. Gramm, Al Greenwood) - 3:34
      • アルバム『ヘッド・ゲームス』収録
    16. ダーティ・ホワイト・ボーイ - "Dirty White Boy" - 3:38
      • アルバム『ヘッド・ゲームス』収録
    17. 衝撃のファースト・タイム - "Feels Like the First Time" (M. Jones) - 3:49
      • アルバム『栄光の旅立ち』収録

    脚注

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    1. ^ a b c DeGagne, Mike. “Foreigner - The Very Best…And Beyond Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2024年1月21日閲覧。
    2. ^ a b フォリナー/アンド・ビヨンド (ベスト・オブ) (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年1月21日閲覧。
    3. ^ a b Frost, Deborah (1992年11月27日). “The Very Best...And Beyond”. Entertainment Weekly. Dotdash Meredith. 2024年1月21日閲覧。
    4. ^ a b charts.org.nz - Foreigner - The Very Best… And Beyond
    5. ^ a b Foreigner - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2023年1月21日閲覧。
    6. ^ Prato, Greg. “Foreigner Songs, Albums, Reviews, Bio & More”. AllMusic. 2024年1月21日閲覧。
    7. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    8. ^ Foreigner - Awards”. AllMusic. 2015年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。
    9. ^ Gold & Platinum”. RIAA. 2024年1月21日閲覧。

    外部リンク

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