アンドレアス・シュッツ
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アンドレアス・シュッツ(Andreas Schutz、1968年2月19日 - )は、香港ジョッキークラブに所属する調教師。ドイツ出身。
代々続く調教師の家系の生まれで、アンドレアスで4代目となる。父のブルーノ・シュッツもかつて調教師でありドイチェスダービーを4勝するなど名調教師であった。
来歴
[編集]調教師になる前はドイツでアマチュアの騎手として、1984年から1987年にかけてドイツアマチュア首位騎手になるなど活躍。5年間父のもとで助手を務め、1998年に父の厩舎を引き継ぐ形で調教師として開業した。同年、ロベルティコでドイチェスダービーを制し、G1初制覇をダービーで果たす。また、ジャパンカップへ出走するカイタノ[1]とともに初めて日本へ遠征した(結果は11着)。
2002年から2004年には、ドイチェスダービーとディアナ賞(ドイツオークス)でともに3連覇を達成。2006年までにリーディングトレーナーを4度獲得[2]、通算650勝以上を挙げ、G1競走16勝を含む重賞競走80勝以上の成績を残した。
2006年 / 2007年シーズンより香港ジョッキークラブの調教師となり、2007年のチェアマンズトロフィーをグッドババが制して、管理馬が香港での重賞競走初勝利を挙げた。グッドババは同年の香港マイルも制し、香港でのG1競走初勝利ももたらした。
おもな勝鞍
[編集]ドイツ
[編集]- ディアナ賞(1998年Elle Danzig、1999年Flamingo Road、2002年Salve Regina、2003年Next Gina、2004年Amarette)
- ドイチェスダービー(1998年Robertico、2000年Samum、2002年Next Desert、2003年Dai Jin、2004年Shirocco)
- バーデン大賞(2000年Samum)
ドイツ以外
[編集]- ジョッキークラブ大賞(2004年Shirocco)
- チャンピオンズマイル(2008年Good Ba Ba)
- 香港マイル(2007年・2008年Good Ba Ba)
脚注
[編集]- ^ カイタノは前年の1997年にもジャパンカップへ出走しているが、当時はブルーノ・シュッツ厩舎所属だった。
- ^ JRAホームページ グッドババ号プロフィール2010-11-03閲覧