アンディ・ルーク
アンディ・ルーク | |
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基本情報 | |
生誕 |
1964年1月17日 イングランド、マンチェスター |
死没 | 2023年5月19日(59歳没) |
ジャンル | ロック・ポップス |
職業 | ミュージシャン |
担当楽器 | ベース・ギター |
共同作業者 | ザ・スミス、モリッシー |
アンディ・ルーク (Andrew Michael Rourke、1964年1月17日 - 2023年5月19日[1])は、イギリス・マンチェスター出身のベーシスト。ザ・スミスのメンバーとして知られる。
略歴
[編集]スミス加入以前のルークは、学友のジョニー・マーと組んだファンク・バンド、フリーク・パーティなど、いくつかのバンドでベースやギターを弾いていた。ルークの後からギターを始めたマーが急速に上達するのを見て敵わないと思いベースに転向したという。
マーとモリッシーがスミスを結成すると、ルークは2回目のライブでバンドに参加し、そのままバンドに加入した。マーはアルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』のルークについて「他のどんなベースプレイヤーでも合わない」と評した。一方でルークは薬物に溺れ、一通の手紙とともにバンドから解雇を言い渡されたとテレビニュースで報道される。モリッシーからの手紙が彼の車のワイパーに挟まっており、そこには「アンディ、君はスミスを去った。幸運を祈る。さようなら。」と書かれていたという。このことをモリッシーは否定している。[2]
ルークは『ザ・クイーン・イズ・デッド』発売後の1986年5月にスミスへ復帰する。その後バンドは解散し、ルークとスミスのドラマー、マイク・ジョイスはシネイド・オコナーのアルバム『蒼い囁き』に参加した。このリズム隊はクレイグ・ギャノンとともにスミスのシンガー、モリッシーの2枚のシングル、「インテレスティング・ドラッグ」、「ザ・ラスト・オブ・ザ・フェイマス・インターナショナル・プレイボーイ」にも参加。ルークはモリッシーの楽曲「イエス、アイ・アム・ブラインド」、「ガール・リースト・ライクリー」、「ゲット・オフ・ザ・ステージ」の作曲を手掛け、「モンスターが生まれる11月」「ピカデリー・パラーレ」でベースを弾いている。
その他、プリテンダーズ(1994年『ラスト・オブ・インディペンデンツ』)、キリング・ジョーク、バッドリー・ドローン・ボーイ、アジス・イブラヒム(元ストーン・ローゼズのギタリスト)の作品に参加し、元オアシスのギタリスト、ボーンヘッドとともにムーンドッグ・ワンを結成した。このバンドにはマイク・ジョイス、クレイグ・ギャノンも含まれる。
ルークはマイク・ジョイスがモリッシー、マーを相手取って起こしたロイヤリティーを求める裁判に同席した。ジョイスはその後も裁判を続けたが、ルークは80000ポンドを受け取ることで手を打ち、破産を宣告された[3]。
ルークと長期間マネージャーを務めるノヴァ・レーマンの制作会社、グレート・ノーザン・プロダクションズは、癌に対するチャリティイベント「マンチェスターVs.キャンサー」を2006年1月に開催した。このコンサートはノヴァの父親や妹の癌をきっかけに行われ、元スミスのバンドメイト、ジョニー・マーがパフォーマンスした。
その後ルークはXFMマンチェスターでDJをしており、新旧インディアンセムを土曜の夜に流している。
そしてベースプレイヤーのマニ(元ザ・ストーン・ローゼズ)、ピーター・フック(ニュー・オーダー)、シンガーのゲイリー・ブリッグスとスーパーグループ、フリーベースというバンドを組んでいる[4][5]。2010年にはシングルやアルバムを出している[6]。
彼の主催で始まった「マンチェスターVs.キャンサー」は、2007年にオアシスのノエル・ギャラガーとゲム・アーチャー、ポール・ウェラー、イアン・ブラウン、シャーラタンズ、エコー&ザ・バニーメン、マッカルモント&バトラー、ボーンヘッドの新バンド・エレクトリック・ミルクが、2008年にはフラテリス、ジ・エネミー、バッドリー・ドローン・ボーイ、インスパイラル・カーペッツ、ハッピー・マンデーズ、ザ・ビュー、アスリート、ザ・ファームが出演した。2008年にはスコットランドでもイベントが行われ、フラテリス、プロクライマーズなどが出演した。イアン・ブラウンのツアーに帯同し、ベースを弾いていた。
2023年5月19日、ルークが膵臓癌との長い闘病の末に死去したことをジョニー・マーがソーシャルメディアで公表した[7]。
ベース
[編集]ザ・スミスのアルバムで聴こえるルークのベースはとても鼻にかかるような音をしている。主に2本の異なったベースを使用し、64フェンダー・プレシジョンベースはライブパフォーマンスで、ヤマハBB2000はレコーディングの際に用いられる。トーンダイヤルは最大限に回され、ピックを使用して演奏する。
ディスコグラフィ
[編集]ザ・スミス
[編集]モリッシー
[編集]- ボナ・ドラッグ (1990)
脚注
[編集]- ^ “Andy Rourke: The Smiths bassist dies aged 59”. BBC NEWS (2023年5月19日). 2023年5月19日閲覧。
- ^ True To You
- ^ Manchestereveningnews.co.uk
- ^ Supergroup looking for singer - Members of New Order, Stone Roses and The Smiths search for vocalist November 24, 2005 NME
- ^ Hooky's leading man - Haven's singer for Freebass 02.19.2008, BBC
- ^ Freebass’ Debut Album Features Now Resident Lead Singer Gary Briggs (Haven & The Strays).
- ^ “アンディ・ルークさん死去 「ザ・スミス」ベーシスト、59歳”. AFP. (2023年5月19日) 2023年5月20日閲覧。