アンチモン化アルミニウム
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アンチモン化アルミニウム | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 25152-52-7 |
PubChem | 91307 |
ChemSpider | 82452 |
EC番号 | 246-667-3 |
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特性 | |
化学式 | AlSb |
モル質量 | 148.742 g/mol |
外観 | 黒色結晶 |
密度 | 4.26 g/cm3 |
融点 |
1060 °C, 1333 K, 1940 °F |
沸点 |
2467 °C, 2740 K, 4473 °F |
水への溶解度 | 不溶 |
バンドギャップ | 1.58 eV |
屈折率 (nD) | 3.3 |
構造 | |
結晶構造 | 閃亜鉛鉱構造 |
空間群 | T2d-F-43m |
配位構造 | 四面体 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-50.4 kJ/mol |
標準モルエントロピー S |
65 J/mol K |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | MSDS |
NFPA 704 | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アンチモン化アルミニウム(アンチモンかアルミニウム、Aluminium antimonide、AlSb)は、アルミニウムとアンチモンを含むIII-V族半導体である。格子定数は、0.61 nmである。間接バンドギャップは、300 Kで約1.6 eVであるが、直接バンドギャップは2.22 eVである。
300 Kで、電子移動度は200 cm2·V−1·s−1、正孔移動度は400 cm2·V−1·s−1である。屈折率は、波長2 μmで3.3、誘電率はマイクロ波波長で10.9である[1]。
アンチモン化アルミニウムは、他のIII-V族材料と混晶を作ることができ、アンチモン化アルミニウムインジウム(AlInSb)、アンチモン化アルミニウムガリウム(AlGaSb)、アンチモン化アルミニウムヒ素(AlAsSb)等の三元混晶を形成する。
アンチモン化アルミニウムは、アンチモン化物イオン(Sb3-)が還元性を持つために可燃性があり、燃えると酸化アルミニウムと三酸化アンチモンが生成する。
脚注
[編集]- ^ K Seeger and E Schonherr "Microwave dielectric constant of aluminium antimonide" Semicond. Sci. Technol. 6 (1991) 301 doi:10.1088/0268-1242/6/4/013