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アレクサンドル・ゴルボフスキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレクサンドル・ゴルボフスキー
誕生 1930年1月14日[1]
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の国旗 ウクライナ社会主義ソビエト共和国
キエフ
死没 (2003-12-09) 2003年12月9日(73歳没)[1]
イギリスの旗 イギリス ロンドン
職業 著作家小説家歴史家東洋学者、インド学
言語 ロシア語
国籍 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦(1930年-1991年)
イギリスの旗 イギリス(1991年-2003年)
最終学歴 モスクワ東洋学院
モスクワ大学 東洋語大学
活動期間 1961年 - 2003年
ジャンル 通俗科学サイエンス・フィクションファンタジー
ウィキポータル 文学
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アレクサンドル・アルフレドヴィチ・ゴルボフスキーАлександр Альфредович Горбовский1930年1月14日 - 2003年12月9日)は、当時のウクライナ社会主義ソビエト共和国キエフに生まれ、イギリスロンドンで没した、ソビエト連邦出身の作家、東洋史学者、インド学者、通俗科学SFファンタジーの著者。歴史科学博士(1959年)であり、ソビエト連邦作家同盟会員(1979年)であった。詩人エカテリーナ・ゴルボフスカヤロシア語版の父。

経歴

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1954年モスクワ東洋学院を卒業。1959年に、「英領インド植民地軍と軍事改革、1861年 - 1864年 (Англо-индийская колониальная армия и военная реформа 1861—1864 гг.)」により、M. V. ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学群の東洋語大学から博士号を得た。その後、ソ連科学アカデミー東洋学研究所、国際労働運動研究所 (Институте международного рабочего движения)、ロシア科学アカデミー情報学研究所で研究に従事した。言語学現代史の分野で多数の論文を発表し、ラビンドラナート・タゴールの著作をベンガル語から翻訳した。1980年代後半には、家族とともにイギリスへ移り住み、以降もロシアやその他の国々の出版社と協力し続けた[2][3]

通俗科学や科学的色彩の文学の本や記事を書いたほか、古代史や近代史の謎、科学革命技術革命英語版の社会的帰結、社会の知識化に伴う問題などについてのエッセイがあり、さらに、驚異譚英語版愛好家の間で人気の高い超常現象や人間の心理について著作があり、『失われた文明 (Загадки древнейшей истории)』(1966年[4]、『Похищенные умы(盗まれた心)』(1969年)、『Год 2000 и далее(2000年を超えて)』(1978年)、『Без единого выстрела: Из истории российской военной разведки(一弾も撃たずに:ロシアの軍事諜報史から)』(ユリアン・セミョーノフとの共著、1983年)、『Закрытые страницы истории(歴史の閉ざされたページ)』(ユリアン・セミョーノフとの共著、1988年)、『Факты, догадки, гипотезы(事実、予想、仮説)』(1988年)、『Пророки и прозорливцы в своём Отечестве(祖国における預言者と予言者)』(1990年)、『異界:超常現象をみる (Иные миры)』(1991年[5]、『Тайная власть, незримая сила(神秘の力、見えない力)』(1991年)、『Колдуны, целители, пророки(魔術師、治療者、預言者)』(1993年)などがある。1964年には、『Он проснётся через двести лет(200年の眠りから覚める)』で、フィクション作品の書き手としてもデビューした。毎年刊行されるSFの作品集『Фантастика』や『НФ』、文芸・地理年鑑『На суше и на море』、さらに通俗科学のシリーズ『Знак вопроса』、雑誌『Вокруг света』、『Наука и жизнь』、『Знамя』、『アガニョーク (Огонёк)』、『Сибирь』、『Байкал』、新聞『Неделя』などにも寄稿した。また、著作は日本語ウクライナ語セルビア語英語およびフランス語にも翻訳された[2]

脚注

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  1. ^ a b Summary Bibliography: Александр Горбовский”. isfdb/Al von Ruff. 2018年8月13日閲覧。
  2. ^ a b Александр Горбовский”. Лаборатория Фантастики. 2013年1月10日閲覧。
  3. ^ Горбовский А. А. Рюрикович ; Детство Никиты. — М. : [Б. и.], 2004. — с.2.
  4. ^ 日本語訳:A・ゴルボフスキー 著、中山一郎 訳『失われた文明:一万二千年前の世界』講談社講談社現代新書〉、1972年。 
  5. ^ 日本語訳:A.ゴルボフスキー 著、佐藤靖彦 訳『異界:超常現象をみる』新読書社、1994年。